徳島県最南端にあるのが宍喰町。住所は徳島県海陽町にあたる。この徳島産南端の地を訪れて、それまで「うるめ干し」は高知、と思い込んでいたボクは大いにぐらついた。
宍喰で出合った「うるめ干し」を作っているのは同町内『大善商店』。小振りのものを進めてくれたので一箱買った。これをあぶってかじり、白飯をかき込んだ途端に、「うるめ干し」は徳島に限るのかも知れない、などと思うほどにいい味である。もちろん高知県産のものも底知れぬうまさを誇っているが、宍喰の「うるめ干し」はそこに上質という+点を感じる。
これは若旦那と、現在の社長の意気込みがなせるわざなのだろう。干もの作りに対する強い意気込みを感じさせてくれる。
さて、小振りな「うるめ干し」に干した風味はあるものの苦みが少なく、食べやすく、そしてウルメイワシの持つ味わいにも満ちている。
ボクの幼なじみ藤本勝紀が徳島県美馬市切久保で育てた「あきたこまち」がなかなかいい味である。そこに地味だけど実に豪奢な味の「うるめ干し」がある。「太るだろ、おい! 責任者出てこい」、てな感じがする。
大善商店 徳島県海部郡海陽町宍喰浦字正梶163
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