魚屋出会い旅: 2005年8月アーカイブ

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毎日のように寿司のことを調べているとひょんなことから驚くような情報が転がり出てくる。先日は八王子の市場群でどのマグロ屋が一番か? ということで『市場寿司 たか』の渡辺隆之さんから聞いたこと。「そりゃ、『あずまや』さんだろ」と初めて聞く名前を出してきた。それどこにあるのと聞くともっと驚くべきことを言ってくれるのだ。
「日野市の平山、浅川沿いにある団地、なんて言ったかな? 平山団地のなかにある」。おいおいそれじゃ普通の魚屋でしょ? と言うと。『あずま魚や』さんは築地せ競り場の権利を持っていて、この辺じゃ一番安くマグロを売っている。「だけどあのおやっさん、インド(ミナミマグロ)が好きだから、インド専門だけどね」という。これはぜひとも行ってみなくちゃ。
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 とたどり着いてもう一度驚いた。まったくどこにも『あずま』の文字がない。「小場石ストアー」と書かれた寂しい入り口の奥に裸電球の明かり、そこで見たものが凄かったのだ。マグロを見慣れた人だったら値段とその脂ののりに驚くはずだ。中トロで1000円前後、かなり大トロかなと思えるところで2000円しかしない。もちろん買ってきましたよ脂のあるところ。これが絶品です。本当にこれで2000円でいいのだろうか? 「マグロは『あずま魚や』に限る」と思った一瞬でした。
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

築地場内「大音」

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 ぼうずコンニャクは築地場内『大音』を応援する。この店、一般客に対しても優しく、また魚貝類への探求心の旺盛である。これならたぶん新しく店を建てる作る人たちにもお勧めできる。
 築地には一般客や、魚貝類を見て歩く人に優しい店と、まったくだめな店がある。そんな中にあって『大音』は最低限のマナーさえ守れば丁寧に対応してくれる。ただ今、『大音』がなんだか大変なのだ。今年の築地の場所替えにあって大きな割を食ってしまったのだ。珍しい魚や食の提案ができそうなものを手広く揃えていたのに店舗が半分ほどになってしまい、それが出来なくなった。それでも『大音』は若く勢いを感じる店である。しかも品揃えも一級。ぼうずコンニャクは築地に行くなら安心できる店をお勧めする。
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