市場でときどきだがエボヤが手に入る。
2、3個見つかったら「やったー」と手放しに喜べる。
1個くらいなら1週間に一回くらいは見つかるかな?
エボヤは買うのではなく見つけるのだ、というのがわかっていただけただろうか?
さて、エボヤを探すなら、天然もののマボヤとか、イワガキの回りを見る。
マボヤにはコベルトフネガイとかキヌマトイガイなんかが五月蠅くくっついていて、それから環形動物、小さな甲殻類とか、マボヤの赤ちゃん、シロボヤにエボヤ。
なかでもうまいのがコベルトフネガイとエボヤ。
エボヤのうまさは群を抜いていると思う。
ゆでると少し赤くなるのはカニやエビと同様に赤い色素(アスタキサンチン)があるようだ。
これを皮ごと囓る。
プツっと皮がはじけて、濃厚なうまいエキスが飛び出してくる。
塩気が強く、旨辛いのが舌に殷々と残る。
次に皮を切り、中身までしゃぶるんだけど、赤いレンガ色の身はホヤそのものの味がする。
シロボヤも同じような味がするのだけど、中身が少ない。
エボヤ、シロボヤといえば水産の世界では有害種となっている。
でも被害を受けているマボヤなんかよりも、こっちの方が味からして上だと思うんだけどね。
2008年3月13日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、エボヤへ
http://www.zukan-bouz.com/sonota/hoya/ehoya.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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