魚貝類発見記: 2009年3月アーカイブ

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 八王子綜合卸売協同組合『マル幸』の前を歩いていたら、「それなーに?」とクマゴロウ。
 なんだなんだ、とのぞき込んだらアラスカメヌケだった。
 クマゴロウに説明するに、
「アラスカメヌケっていうんだけど、一般的には赤魚(アカウオ)だね。そら、粕漬けとかになっているやつ」
「わかるわかる」
「わかってないだろ。これうまいんだぞ」
 うまそうなので1本500円で購入。
 今回のものは青森県八戸産『宇部商店』から来た荷である。

 アラスカメヌケはとても味のいい魚なのだ。
 多く脂ものっているし、身質はウスメバルにも似ている。

 宮城県以北に生息するのだけど、このところの円高で輸入水産物が多くなり、加工原料の値段も落ちてきている。
 普通、粕漬けや切り身加工されるアラスカメヌケも鮮魚出荷して、なんとか漁価を上げようとしているのだろう。
 こんなところにも世相が現れている。

2008年3月10日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アラスカメヌケへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/mebaru/arasukamenuke.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

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福島県原釜(相馬市)産。八王子総合卸売センター『高野水産』

 福島県相馬市は県最北の地、そこから南へいわき市までの漁港では盛んに底曳網が行われている。
 その水揚げされる魚貝類で特徴的なもの。
 これがあると福島なんだ、と思わせるのがネジヌキバイ、ネジボラだ。
 両種非常に似ている。
 知り合いのすし屋なんぞに、「どうしてこれが2種類なんだ」となんども聞かれて、なんど教えても覚えられないようだ。
 味は両種ともに同じ。
 使う側も2種類だと思っていない。
 実を言うととっている漁師さんたちだって「巻きばい」の尖ったヤツ1種類だと考えているのだ。
 さて、この2種類の違いがわかるだろうか?
 わかんねーだろうな?

ネジヌキバイへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/japelion/nejinukibai.html
ネジボラへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/japelion/nejibora.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

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