鍋図鑑: 2007年12月アーカイブ

駿河底引き鍋

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 沼津から帰ると、寒い時期なら夕食は鍋ということが多々ある。何しろ、沼津までの往復、そして持ち帰った魚の撮影、整理をすると立っているのがやっとという状態に陥る。
 だからもっとも手間いらずの料理を選んで鍋なのだ。当然持ち帰った魚が主役で、今回のものはコクチフサカサゴ、フサカサゴとソコアマダイの粗、赤えび(ツノナガチヒロエビ)。

 改めて言うまでもないが、駿河湾底引き網でとれたものならなんでもいいのであって、ちょっとここで駿河湾鍋材料ランキングを揚げてみよう。
1位 アカムツ
2位 あんこう(キアンコウ)
3位 かさご(ユメカサゴ)、イズカサゴ、フサカサゴ、コクチフサカサゴなど
4位 アラ
5位 油ごそ(ヒウチダイ)
6位 カナガシラ類色々
7位 ごそ(ハシキンメ)
8位 エビ色々
9位 ふぐ(ヨリトフグ)
10位 でんでん(ワキヤハタ、オオメハタ、ナガオオメ)

 これは一瞬で思いついたものであって、深く考えるとどんどん変わっていきそう。
 そんななかに含まれないがソコアマダイ、ソコアマダイモドキは出しが出てうまいのである。その頭と粗を二匹分と、しゃぶしゃぶ用の赤えび(ツノナガチヒロエビ)で暖まる。

 加える野菜は三つ葉と白菜、大根にシイタケ。
 まずは粗を入れて、その身をせせりとり、しゃぶり。次いでエビをしゃぶしゃぶしていく。ツノナガチヒロエビは熱を通すと甘味がでる。これを生醤油でくらう。

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 酒も進み、最後の雑炊はあっという間になくなったのである。
 またこんなとき秋田の踊る中年剣士さんとなべ婦人にいただいたのが、秋田県横手市平鹿町『舞鶴酒造』特別純米原酒「田人(たびと 人が2つ重なる)」。これがうまいというか、するすると喉を通りすぎて、あっという間になくなる。幸せだな!

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ソコアマダイへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/akatati/sokoamadai.html
ツノナガチヒロエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/tihiroebi/tihiroebi.html


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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