鍋図鑑: 2008年3月アーカイブ

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 疲れているという自覚はない。思った以上に元気だ、と喜んでいたら、突然首が曲がらなくなってしまった。しかも寝返りをうったり、なにげに振り向いたときにくる痛みが気持ち悪い。近所の薬屋にいる美人のお姉ちゃんに相談すると「血圧が高いとか、疲れがたまっているんじゃないですか」なんて可愛らしい声で言ってくれる。すすめてくれたのがピップ内服液というやつだけど、ぜんぜん効き目無し。

 疲れている可能性があるとしたら、我が家には「豚牡蠣鍋」を作り食べるという手があったのだ。なぜなんだろうね、豚肉とマガキの剥き身が落ち込んでいる体力を回復してくれる。
 材料は当たり前だけど湯通しした豚のロースと、汚れを落としたマガキの剥き身。大阪の叔母にもらった徳島県小鳴門海峡の塩ワカメ。野菜は芹、浅葱、白菜、ブナシメジに豆腐もたっぷり。
 鍋の汁は昆布だしに清酒をたっぷり、そこに塩味を微かにきかせる。
 疲れをとってくれるのは豚やマガキの成分によるのだろうけど、とにかく大量に野菜を食らう。
 陸の豚と海のマガキが、不思議なほどに相性がよく、猛烈にうまいだしとなっている。ついついだしをすくっては飲むので最後のぞうすいは諦める。
 今回は山口県山口市堅小路にある『ヤマコー』の「山口の味つけぽん酢」で食べたのだけど、これもなかなかあなどれぬ味わい。橙(だいだい)の酸っぱさが、余計に疲れを落としてくれている。

 さて、一夜明けて、曲がらぬ首が元通りによくなったかというと、ますます辛くなってきている。まさか首の痛みで病院に行くのも変だしねー。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/magaki.html
豚肉に関しては肉屋がたくさんある八王子の市場へ
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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