魚貝類発見記: 2008年10月アーカイブ

タモリ見つけた!

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 タレントのタモリのことを初めて知ったのは高校生の時だ。
 考えてみるともう35年も前になる。
 朝のせわしない登校時に同級生がなにかを持ち上げるそぶりをして、やたらにおかしがっている。
 これが深夜放送でのタモリの噂だった。
 それからすぐにテレビ画面にも登場して、我ら山間部の高校生にも知らぬものはない、という存在になったのだ。
 今ではマンネリで見ると(ボクのようにテレビから遠ざかっている人間には)「無駄な存在」にしか思えないが、その当時の衝撃はすごかった。

 そんな「たもり」が瀬戸内海にもひっそりと暮らしているのだ。
 標準和名をセトダイ、すなわち「瀬戸内海の鯛」という。
 山陰の町から伯備線に乗り、やっと明るい瀬戸内にでて、セトダイを見ると、「おお岡山に来たのだな」と改めて思う。
 セトダイの場合、広島でも播州兵庫県でも山口県でも、同じような感慨に浸れるだろう。

 さて、改めて、岡山中央市場でセトダイを発見。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、セトダイへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/isaki/setodai.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

ヤツシロガイ入荷

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八王子総合卸売センター『高野水産』にて。10月10日に撮影

 久しぶりに八王子にヤツシロガイが入荷してきた。
 関東、東京湾でもお馴染みの貝なのだけど、築地を始め関東の市場に来ることは少ない。
 荷がどこから来たのか表示がなく、しかも仲卸も知らないと言うことで、産地不明。
 荷の仕立て方から茨城県北部から福島県にかけてと想像する。

 魚貝類には入荷量の非常に少ないものがあり、ヤツシロガイもそのひとつ。
 だから珍しいかというと、そんなこともない中途半端な巻き貝だ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アカガレイへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/bansokurui/yatusirogai/yatusiro.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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 八王子綜合卸売協同組合『やまぎし』は川崎北部市場で仕入れを行っている。
 当然、神奈川の地物がくるわけで、そこに魅力がある。
 10月2日、通りかかるとシライトマキバイだろうと思えるものがあり、福島県産かなと思って、よくよく見るところんと丸いNeptunea(エゾバイ科エゾボラ属)が混ざっている。
 これは明らかにヒメエゾボラモドキである。
 それでシライトマキバイだろうと思ったBuccinum(エゾバイ科エゾバイ属)をもう一度見ると、明らかにスルガバイなのだ。
 ヒメエゾボラモドキとスルガバイは東京湾、相模湾、駿河湾であがるもので、実を言うと神奈川県だとしたら間違いなく長井港のエビカゴ漁の副産物だ。
 北のエゾバイ科の巻き貝はそれこそ頻繁に市場に来ているが、東京湾から南のものはほとんど目にする機会がない。
 買い求めてきて酒蒸しにしたり、刺身にしたり、握りにしてもらったりしながら、三浦半島には長い間行っていないな、なんて思う。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ヒメエゾボラモドキ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/ezobora/himeezoboramodoki.html
スルガバイ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/himomakibai/surugabai.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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 秋になって、久しぶりにイガイ科のエゾヒバリガイを見た。
 なかに一個体エゾイガイらしいものを発見して買い求めてきた。
 さて、出荷するときに荷主(産地仲買)の書いた魚貝類名が「ムール」である。
 最近ではムラサキイガイだけでなく、エゾイガイにもエゾヒバリガイにも「ムール」と書かれている。
 そのうち国内での呼び名「しいれ」とか「しゅうり」とか「にたり」とはか消えてしまいそうだ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、エゾヒバリガイへ
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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