食べる海藻学: 2013年1月アーカイブ

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昨年暮れに、島根のキヨちゃんに頂いたのが、

鳥羽市水産研究所が作ったハバノリ。

ハバノリというのは知名度からして「よくわからない」存在で。

「たぶん誰も知らない」と考えてもいいかも知れない。

ボクは人に話すとき、「しらないだろうな」という前提で話す。

魚好きでも知らない人は多いだろう。


ワカメと同じ褐藻類で

房総半島や三浦半島、伊豆半島などでは

お正月に欠かせないもの。

島根県では十六島海苔などと比べると、

猛烈ローカルな存在でしかない。


でも個人的な意見ではあるが磯の香りが強く、

ほどよい塩気があって、ご飯にかけたり、

汁に入れたりして、すこぶるつきにうまい。


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これを七草がゆに入れて八草がゆにしてみた。

七草は『あいち知多 西垣農場』のもの。

「とうどのとりに」と歌いながらとんとんとたたいた。

とんとんとたたきながら、出版予定の本が「売れますように」と祈り、

今年こそは海藻の食文化の方面でも前進したいものだと祈る。


乾したハバノリはオーブントースターを開け閉めしながら

約5~6秒あぶる。

七草とハバノリをかゆにのせて、八草がゆで朝ご飯。

本日から仕事が3つ重なる。

ばんばるぞ!





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