太平洋側の海岸などに普通に見られる紐状の海藻がムチモ。
実際に食べてみると非常に味がよく、優れた海藻である。
その上、いたってありきたりな海藻なので、
利用されていないわけはないと調べているところ。
不思議なことに今のところ利用している地域が見つからない。
今回のものは鳥羽産のもので、やはり現地では食用としていない。
いろいろ料理して、ゆでても、汁にしてもよく、雑炊にしてもよい。
特に雑炊は絶品であった。
海藻の雑炊は料理法としても基本的なもので、
ワカメ、ワカメのめかぶ、アカモクなど様々なものが利用できる。
ムチモの雑炊はシャキシャキとして食感が心地よく、香り、味がまたよい。
なぜこの海藻の利用がなされていないのか、などますます不思議に思える。
材料/ムチモ(真水でよく洗っておく)、ご飯、だし、酒、みりん、塩、薄口しょうゆ(濃口でも)、薬味(ねぎ、三つ葉など好みで)
1 ムチモは適当に切る。だしに調味料を合わせて味か加減を整えておく。
2 だしをわかし、ご飯を加えて、温まったらムチモを加えて少し煮て出来上がり。
協力
山下栄造さん(やま栄渡船) 三重県鳥羽市浦村町1229-55
岩尾豊紀さん(鳥羽市水産研究所)
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