目覚めたら7時を回っている。
(ラジオからの)ラジオ体操の音で起きられないなんて。
外からツクツクボウシの声。
ツクツクボウシの語源は、セミはカメムシに近いんだっけ?
なんて思う。
栗ようかんとお茶でだんだん目覚めてきて、8時前に市場を目指す。
このところ野猿街道などなどすいている。
『マルコウ』でクマゴロウに「この前の赤身なんだっけ?」、
「本マだよ。ちょっと酸味が少なくて、あれ、っと思っただろう」。
恒川で「一番硬い桃をくれ」というとオカアサンが、
200円の箱の中から選んで水洗いしてくれる。
『あけぼの』でチキンカツ定食。
ちなみにボクの食事は午前中が重く、午後以降は少なく軽い。
朝ご飯を食べている間に『高野水産』が到着している。
なんと五島列島の入り会いがあって、
めぼしいものはあらかた売れてしまっている。
残念無念。
そこに出てきたのが、神奈川県下浦港の「黄金あじ」というもの。
こぶりだけどきれいなので、『市場寿司 たか』で
ささーっと下ろしてもらって
食べてみたら、う、うまい!
窓の外、自動販売機で顔見知りがカルピスソーダを買っている。
「おい、入ってこいよ」
店内に呼び込み、あれこれ尋問する。
昭島市の青梅線中神駅そばで『七七や』という飲食店をやっていること。
齢五十路であることなどを自白させた。
この五十路男、ほとんど毎日、仕入れに来ている。
しかも日々、仕入れがよくなってきているのだ。
その内、彼女ができたら『七七や』にでも行こう!
帰宅は9時半過ぎ。
撮影をして、画像の整理、仕事、仕事、データベース追加などなど。
外出は正午。
すさまじい暑さだ。
電車の中で『ケンペルの見た日本』。
医師であり、また優れた生物学者でもあるケンペルはリンネ以前の人。
1600年代の後半から1700年代の前半は、生物学の曙光の時期。
当然、ケンペルは生物分類学などの分野で非常に重要な人物なのである。
神保町の駅を出ると熱風が吹きくる。
この専修大学前交差点は、国内でももっとも暑い場所なのではないかと思っている。
神保町には深夜零時前まで。
帰宅は1時前。
これから画像の整理、データベースの追加。
メールなどの返信は明日にしたいなんて思うのだ。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/