食べるエビ・カニ学: 2008年10月アーカイブ

kumaebi081010.jpg
●クリックすると拡大

 どうして「熊蝦」なのか、不思議で仕方がない。
 標準和名のつけ方を間違った典型的な例だと思う。
 この国に、大型のクルマエビの種は多く、クマエビもそのひとつ。
 クルマエビは「エビ界の覇王」のひとつで、そのお仲間だから三国志の主人公くらいの存在感がある。
 ただし、ここで問題なのが最近見かけるのが、冷凍輸入ものだらけということ。
 国産はめったにみかけない。
 これはお役人さんや政治家、土建業の方達が、浜辺や磯場を完膚無きまでに破壊したせいだし、我々の日々の暮らしのだらしなさのためである。
 ボクもクルマエビの仲間を見つけるたびに反省しきりだ。

 今回のものは八王子綜合卸売協同組合『マルコウ』のクマゴロウが産地不明のまま買ってきたクマエビだけど、一度も冷凍していない、まぎれもない国産もの。
 これをゆでて味を見たり、また天ぷらにしたり。
 そして姫のたっての願いでおでんにも放り込んだ。
 我が家の姫はおでんに入ったエビが大好きなのだ。
 いつもは冷凍エビなのだけど、今回のものは値の張る国産なのだから贅沢だ。
 おでんお鍋に放り込んで半時間ほどで食べられる。
 これが甘くて、エビの香りがあってうまいのだけど、姫はもっともっと煮込んだ方を好む。

 おでんを作って仕事に出かけ、帰り着いたら姫が怒りをあからさまに、
「どうしてエビ、一本しかないの」
 ちなみに我が家は11人家族なので、一本だって大散財なのだ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、クマエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/kurumaebi/kumaebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

SIBAEBI08091.jpg
●クリックすると拡大

 昨年から熱中している料理のひとつがエビの甘辛煮というやつ。
 あまりに簡単すぎて困る困るという、“料理する”というのが恥ずかしいほどの一品なので、これを急遽、酒のアテの「おしのぎ」としておこう。
 「おしのぎ」とは、お食事をお出しするとき、懐石膳などで軽く空腹を抑えるための料理のこと。
 とりあえず、コップ酒をそそいでしまった、でもなにもアテがないというときにざざっと作るもの。
 普段は冷凍エビなんかで作るのだが、シバエビが出盛りとなっているので、市場で髭をからめて買い求めてきて、結局明日朝にでも天ぷらにしてしまおうというのを、煮ることにする。

 まずは軽く水洗い。
 よく水分を切っておく。
 酒、砂糖、しょうゆ、少量の水を沸騰させて、少し煮詰めたところに放り込み。
 ていねいにやるなら髭くらい取りたいが、コップ酒を持っての料理故、そんなことはどうでもいいのだ。
 終始強火で、エビを返しながら短時間で煮上げる。

 これを手を使って野性的に食らう。
 殻から身をせせりだし、せせりだしする。
 途端に甘味のある香ばしいエビの味が口いっぱいに広がる。
 そして冷や酒をあおる。
 またエビを食らう。
 ちょっと窓を開けて涼風を入れ、また酒をあおる。
 深夜ながら、酒がすすみ、困ったなーと思う。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、シバエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/yosiebizoku/sibaebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

月別 アーカイブ

このアーカイブについて

このページには、2008年10月以降に書かれたブログ記事のうち食べるエビ・カニ学カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは食べるエビ・カニ学: 2008年9月です。

次のアーカイブは食べるエビ・カニ学: 2008年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。