食べるエビ・カニ学: 2009年4月アーカイブ

白海老の天ぷら

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 世の中にはうまいに、決まってるじゃないか、てな食べ物がある。
 今回の小エビの天ぷらなんて、「うまいに決まっている」の最たるものだ。
 シバエビ、アカエビ類はクルマエビ科。
 小エビはクルマエビ科に多い。
 そんななかで沖合、やや深海に棲むものにサクラエビ、シラエビがある。
 シラエビは富山湾特産で4月から11月が漁期。
 まさに今、食べんと欲すべきエビなのである。

 最近では生鮮品として毎日のように関東の市場で見かける。
 プラスティックのトレイにのり、一枚600円くらいから1000円ほどだろう。
 ほぼ半年ぶりに、シラエビを買い込んでくる。

 当然作りますものは天ぷらだ。
 最近では面倒だが、一匹一匹剥き身にして刺身で食べるというのもあるが、これは暇なときに置いておく。
 軽く軽く、揚げるだけがコツなんだけど、シラエビは下ごしらえが不要というのがいい。

 さて、揚げ終わる。
 大皿に山盛りにして、食卓にだす。
 香ばしくて、エビの風味が高くて、とうぜんエビの旨味があってと3拍子揃ったうまさだ。

 一瞬にして食卓からエビの天ぷらは消え去ってしまう。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、シラエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/okiebi/siraebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

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 赤エビとか「甘エビの仲間」というと、分類学的にみるとタラバエビ科のエビをさす。
 鮮魚でいちばん目立つのがホッコクアカエビ(甘エビ)、二番目がトヤマエビ(ぼたんえび)。
 ぐっと下がって本種となる。
 本種がいちばん少ない。

 値段はトヤマエビと同じくらい。
 非常に高い。
 今回のも増毛産でキロ当たり4000円なり。
 1尾200円近くなる。
 このような高いエビは少しだけ買って味見する。

 モロトゲアカエビは市場では縞模様から「しまえび」と呼ばれる。
 殻を剥いても縞模様がくっきり。
 甘みがあって、食感が強くて、まことに最上級の味わいに感動しますな。

 頭の部分は軽く焼いて、みそだけすするとよろしおますな。
 幸せになれるほど美味なエビでおます。
 
2009年3月26日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、モロトゲアカエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/morotogeakaebizoku/morotogeebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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http://www.zukan-bouz.com/

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