市場図鑑・市場案内: 2005年11月アーカイブ

 中日とあって、市場はやや寂しい限り、そんなときに限っていいものがあるのは皮肉だ。
 八王子魚市場、ニジカジカ、あんこう(キアンコウ)、マダラ、キンメと鍋材料が並ぶ。
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 今日も黒がれい(クロガシラガレイ)がある。鈴木さんのところにクリイロエゾボラとマルエゾボラと思えるもの。
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北海道羽幌産のつぶ。この同定が難しい。クリイロエゾボラとマルエゾボラではないかと思うのだが

「そういやあ、今日で大阪の淀川シジミは終わりだって」と鈴木さんが言うと、西八王子の魚善さんが1箱持っていく。
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『源七』では今日もあんちゃんがタラバを蒸している。
 八王子綜合卸売センター、『総市』に北海道湧別から見事な黒がれい(クロガシラガレイとクロガレイ)、サンマは銚子。八王子総合卸売協同組合、『丸幸水産』には根室産のデカイハタハタ。キロ/2300円というと1匹700円くらいになる。やはりどこの店にも生シシャモ。

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見事なハタハタだけど値段もよすぎないか!

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サンマは遂に銚子まで下りてきている。銚子の荷主の面白いラベル


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

11月4日(金曜)

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 朝は冷え込んでいる。クルマのフロントグラスの水滴がもう少しで凍りつきそうだ。
 八王子魚市場には8時過ぎ。すみいか(コウイカ)が来ている。ケンサキイカとスルメイカが並ぶのもこの時期ならでは。クロムツ、メダイ、北海道網走からのハタハタ。なめたがれい(ババガレイ)の値段は上がってきているという。
 源七には見事なアカガレイ。産地は兵庫県香住。値段はキロ/1800円ということで1匹900円前後。小売りだといくらになるだろう。

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今日もっとも惹かれたのが兵庫県香住からきたアカガレイ。でも高いな

 八王子綜合卸売センター、高野水産には大分からカミナリイカ、北海道森町から、まぞい(タヌキメバル)。ぼんやり魚を見ていたら、スーパーイシカワの石川さんの顔が真剣そのもの。これは休み明けで仕入れが多いということか? それとも景気がいいのだろうか?

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 八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合とも学生の姿が多いと思ったら学園祭シーズンなのだ。コヤツらがまことにうざったい。30年近く前に、そのうざったい学生として、肉を仕入れに来たはずなのに、年々コヤツらが嫌いになる。大学で講義を持つ知人が、ときにコヤツらの無礼なことに血圧が上がると言っていたが、さもありなん。


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