起きたのはいいのだけれど、考えてみると眠ったのだろうか? 時刻は6時過ぎ、布団にもぐり込んだのが4時半過ぎなのだ。それでも意外なことに体調はすこぶるつきにいい。
大急ぎで鹿児島県笠沙の、わかしおさんにもらった醤油でタレを作る。これをペットに詰め込んで八王子綜合卸売センターに向かう。今回は八王子魚市場には寄れないのだ。
「平成食品」に飛び込んで「豚肉の薩摩しょうゆ漬け」を作る。それから「市場寿司 たか」で朝ご飯と寿司図鑑用のオニカサゴの握りを撮影。まだ7時前だというのに店は満員御礼。
もう一度、「平成食品」にもどって「薩摩しょうゆ漬け」を店頭に並べる。隣の「フレッシュフード福泉」で久しぶりに八王子横山町の魚屋「天野商店」の社長に会う。
「お久しぶりですね」
「おお、生きていたか。長いこと会わないと死んだのかと思ったよ」
「それはこっちの言うせりふってヤツ」
日焼けして健康そうに見える。
そこへ松ちゃん(八王子のそば屋「松あさ」)がボクを見つけるや、
「やっぱりいたよ。イワナ、イワナ、おいでよ」
イワナをくれるんだなと、のこのこ付いていく。そしてクルマの荷台には40センチオーバーのイワナがドデンといるのである。当然、「早くくれよ」と思って我慢して自慢話を聞いていると、ばたんとクーラーを締めてしまう。
「な〜んだ、くれないの」
「そうだよ。それでさ、昨日は粘ってね。小さいのはいっぱい釣れたんだけど。川のもっと、奥の、意外に浅い場所に入れたらコイツがきたわけよ。これ取り込むの大変だったの」
なんだ自慢話の聞き損かよ、と思っていたら
「来週、鮎釣りだから釣れたらあげるから」
だと言うことで大急ぎで逃げる。
八王子綜合卸売センター「高野水産」は大混雑、大繁盛
八王子綜合卸売センター「ビックリ屋(八百屋)」の名物である大行列
八王子総合卸売協同組合「やまぎし」でマイワシ1キロ、八王子綜合卸売センター「大商ミート」で豚ロース豚カツ用8枚、「伸優」で相生本みりん1本を買う。「伸優」では東肥の「赤酒」の小瓶をくれる。
「大商ミート」で豚ロースを真剣に選んでいたら、
「どこがうまいと思う」
「ここだ」
ロースの頭に近い方を指さすと、
「ブブー」
まったく外見的には変わらないのを持って
「ここが正解でした」
これはまったくボクにはわからない。
帰宅は9時前。シャワーを浴びて新聞を読んでいたらいつの間にか深い眠りに落ちていた。目覚めたのが1時前。慌ただしく服を着替えて八王子川口の「誠寿し」に向かう。秋山街道は電気店や有名回転寿司などが多く、思ったよりも渋滞していて、川口に着いたのが2時。たっぷり握りをご馳走になり、コーヒーまでいただいて失礼したのが4時のこと。
同じく川口の「豆腐工房 三河屋」で柚豆腐、木綿豆腐、おからを買い、帰宅は5時半。
6時半まで画像の整理。
夕食にトンカツを揚げて、マイワシのなめろうを作る。焼きナス、ツルムラサキのお浸しで、ボクの晩酌は「庭の鶯」。このトンカツの味わいだが、うまいのかうまくないのか? ぜんぜんわからなかった。なぜなら揚げ終わったときには一切れも残っていなかったからだ。
8時には前後不覚となる。疲れ果てた。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/