いったい何時間眠っていたのだろう。目覚めると8時前。さっきトイレに起きて、5時過ぎだなと思っていたら、もう強い日差しが外から射している。姫を起こして市場に向かう。時間帯を考えると駐車場があいていないだろうと思い自転車で甲州街道に出る。
八王子魚市場には8時半。自転車をとめて場内に入ろうとしていたら顔見知りの魚屋に「飲み過ぎだろう」といきなり言われる。そして場内。
鈴木さんのところで磯つぶ(エゾバイ)を少し。サンマは値を下げてきている。そして特種にはギンポ。『海老辰』まできたらここにもギンポがある。ギンポの入っている箱にはパッチも業者名もない。当然産地がわからない。
八王子魚市場から中央線のガードをくぐり八王子綜合卸売センターに。水産棟では『八王子淡水(ウナギ屋)』が疲れた顔をしている。『南京軒』の前に自転車を止めて、八王子総合卸売協同組合に入る。
『光陽』でコロッケ定食、姫はラーメン。光陽のお母さんに「昨日寝てないんでしょう。でも食欲があるんなら大丈夫だね」と言われる。
激安市の八王子総合卸売協同組合。ここは比較的人の流れの少ないところ。肉屋が並ぶ通りは身動きできない
八王子綜合卸売センターにもどり八王子一値段の安い肉屋『平成食品』でダウンしていると、ケータイ。
「あのさ、ケンちゃんのところにいるんだけど、誰かがカサゴをくれてるよ」
八王子小宮の『スーパーイシカワ』さん。
20センチ上のユメカサゴがあって、どうも八王子のそば屋『まつ浅』さんからのプレゼントであるようだ。「ありがとう」。
八王子総合卸売協同組合『河村青果』でシロレイシとスダチ5個。
八王子綜合卸売センター『平成食品』で豚ショウガ焼き用ロース1パック500円のところ450円にしたもらう。ありがとう。『高野水産』には松輪(神奈川県三浦半島)からのマサバ。脂ののりは今ひとつながら見事なもの。大きくて850グラムもある。キロあたり800円と格安なので一本。八百屋の『ビックリ屋』でシイタケとショウガ。
さて帰ろうか、というところで炎天下に出て動けなくなる。姫が「飲み物買え」というのでAsahiの「ドデカミンゴールド」500ミリリットルのペットを買う。姫は最近こればっかり飲んでいる。「男は黙って金を飲め、マカ配合さ」とあり、まあちょっと元気が出てきた。
浅川の土手にのぼると一面にワルナスビの花。コヤツら、この炎天に生き生きしておる。
憎いヤツじゃな ワルナスビ 引き抜こうとして返り討ち
いたたたた棘を気にしながら手を伸ばしたのに人差し指に血がにじむ。
多摩地区に多いのが北米原産のワルナスビ。これ移入は古く命名者は牧野富太郎
帰り着いて冷たいシャワーを浴びると眠くなる。居間で「永六輔の土曜ワイドラジオ東京」を聞きながら横になっていたら「掃除の邪魔」だと言われ、パソコン部屋にマットを敷き退去。そのままうたた寝、気がつくと3時過ぎ。
大急ぎでユメカサゴの撮影。画像の整理、寿司図鑑作成。寿司図鑑はやっと400種達成。ぜんぜん嬉しくない。
夕食はひとりっきり。最近お気に入りのホッピー黒。肴はゴマフグの唐揚げ、磯つぶ煮、締め鯖、ユメカサゴの焼き切り。後半「新政 純米酒」に代えて録画していた「なんでも鑑定団」を見ていると家族が帰ってくる。ここに楽しいひとときは終わってしまったのだ。
ユメカサゴの刺身は「皮をつけて」が原則である
姫が「お父さん、宅急便さん来たようだけど」という。見ると沼津の山丁・菊地さんからの荷物。どうも居眠りしているときに来ていたのだ。
姫達はベランダに椅子を持ち出している。そう言えばさっきから「ドンドン」となっている。これは花火大会の音だったのだ。家人は「なんでも鑑定団」を勝手にやめてテレビ東京の「隅田川花火大会」を見ている。外からも「ドン」であって、内からも「ドン」なのだ。つまらないこっちゃ!
ひとりパソコン部屋に退散してたまりにたまった画像を整理保存する。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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