翌14日は朝3時前に起きる。
金沢駅西口からタクシーで金沢中央卸売市場に。
午前3時半の市場は明々と明るく、人いきれがして荷を運ぶトラックが走り込んでくる。
残念ながら探している島根県隠岐のエッチュウバイはなく、替わりに福井県産だというエゾボラモドキ、エッチュウバイが並ぶ。
さて場内には膨大な発泡の箱、箱。
これを見ながらウロコ水産にあがっていく。
総務の下出さんに挨拶して、場内の案内をしていただく。
これが発見に次ぐ発見。
関東ではあまり見かけない山形県からの荷、七尾湾など石川県内の鮮魚。
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金沢名物の「どじょうの蒲焼き」。金沢に来たらドジョウなんですよ、ドジョウ
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金沢に並ぶズワイガニのオス、メスの量に圧倒される
そして膨大なメスガニ(ズワイガニ)があって、オスの方は量的には少ないもののずば抜けた量には違いない。
午前6時過ぎ、ウロコ水産で島根県にとって貴重な情報をたっぷりいただく。
まことにウロコ水産さんには感謝の致しようがない。
さて、ここで意外すぎる人物に会う。
その人はボクとヤマトシジミさんの前に突然あらわれたのだ。
クルクルまるい印象的な目。
「ぼうずコンニャクさんわかんないんですか?」
わかるわけがない。
このとき初対面なのだけど、初対面ではないような。
この方こそ木枯らし平社員こと宮木屋さんなのだ。
「あなた名古屋にいたはずじゃ……」
突然金沢に来たくなったらしいのだけど、本当に不思議な、不思議な人だ。
金沢中央卸売市場で朝ご飯。
ヤマトシジミさんがポツリと「近江町市場に行くんですか、ボクやめようかな」。
かなり疲労が溜まっているようだ。
無理もない昨日はほとんど隙間無しの日程だったのだから。
それでも無理矢理近江町市場に連れて行き、たっぷり買い物につき合わせる。
ボクの勝手な意見なのだが、水産振興で大事なのが、できるだけ各地で水産物だけではなく野菜など食全般を見ておくこと。
水産業というのは食の生産なのだから、食いしん坊ではければ振興できないのだ。
近江町の路地をいっぱい歩いていっぱい買い物をした。
これが『市場魚貝類図鑑』を作る糧ともなる。
でも、ヤマトシジミさん疲れただろうな。
午後となり、ボクは東に、ヤマトシジミさんは西にと帰路に就いた。
ボクが乗り込んだのが特急はくたか。
越後湯沢からは新幹線の「とき」。
今年はたくさん名前つきの特急列車にのったものだ。
でもどうしてJRの特急名って平仮名なんだろう。
ボクは途中、越後湯沢で途中下車。
街を歩き回ったがなんの集荷もなし。
月曜火曜の宮崎県延岡市への旅、水曜日を挟んでの金沢への旅。
けだし疲れた一週間であった。
これをもって金沢への旅はおしまい。
●次回から魚貝類を探す旅は『市場と漁港の旅』に移動する。
http://itibaminato.seesaa.net/
赤えびエイト
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8495/untitled4_001.htm
金沢中央卸売市場
http://www.kanazawa-market.or.jp/Homepage/
ウロコ水産
http://www.urokosuisan.co.jp/
石川中央魚市
http://www.kanazawa-market.or.jp/Homepage/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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