その土地ならではのものを買い求めたい。
旅人はおしなべてそう思っているはずだ。
だから市場を歩きながら、そんなローカルな食べ物を探す。
金沢中央市場『山甚商店』でみつけたのが練り製品の「ふかし」というもの。
丸く1センチほどの厚みで、市場で見つけたときは白く、裏側がえすと赤い。
すなわち裏表で紅白となっている。
なんだか見た目に目出度いのが徳島県で「お嫁さん菓子」と呼ばれている「池の月」に似ている。
一瞬「ふかし」という言葉がわからない。
考えてみると蒸し蒲鉾の意味だろう。
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金沢近江町市場でみつけた様々な練り製品
練り製品の蒲鉾には「蒸す」、「蒸して焼く」、「焼く」の3種の作り方がある。
金沢で見つけたものは「ふかし(蒸し)」て作る蒲鉾であるから、その製造法が蒲鉾の意味となってしまった。
これがあっさりした甘味で魚の旨味は希薄ながら柔らかくていい味だ。
とくに澄まし汁など汁物にいれたときに最高にいい。
この「ふかし」という食品のことも調べてみなければ。
例えば、この「ふかし」という蒲鉾は石川県金沢周辺だけのものだろうか?
やまは食品 石川県白山市八田町430
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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