東京から金沢へはどのような経路があるんだろう。
鉄道で行くべきか、バスなのか。
東京都西部ということで考えると、明らかにバスの方が便利なのがわかる。
我が隣町、八王子から深夜バスに乗り込むと、翌14日朝6時には金沢に着いてしまう。
バスは圏央道、関越自動車道、北陸道を通る。
13日の深夜八王子からバスに乗る。
疲れがたまりにたまっているので熟睡して、頭がぼんやりしたまま金沢の駅前に到着する。
この金沢の駅が無味乾燥でデザイン的に品性を欠くもの。
この頃の建築家の程度の低さに思わず唖然とする。
降りたのは、金沢駅東口。
ここから金沢を観光するのに、この造りはないだろう。
「金沢駅を作った野郎は能なし、大バカ野郎のろくでなしだ」
なんて叫びながら、西口に回ると、もっとくだらないオブジェが迎えてくれる。
このようなオブジェを造るなんて、もう脳みそゼロだろうね。
それを造らせる行政もヒドイね、まともに仕事をやっているとは思えない。
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この無味乾燥な品のないオブジェ、明らかに粗大ゴミでしかない。加うるに人に優しくない西口の構造。これをつくった人間の愚かしさと、くだらなさに驚愕する。恥を知るべし!
さて、ここでヤマトシジミさんと待ち合わせて、金沢中央卸売市場に向かう。
金沢駅から割り勘でタクシーに乗り、ほんの5分ほどで市場に着く。
610円を支払い。「金沢のタクシーは安いですね」なんていうと、「この値段はいちばん高いんです」とのことだ。
午前6時15分の金沢中央卸売市場は活気がみなぎっていた。
煌々と明るい場内に入ると、そこはまだ青果の棟であった。
市場は正門から左が青果、右が水産となっている。
この振り分けは日本全国多くの市場で共通だ。
その青果仲卸に“加賀野菜”の暖簾。
加賀野菜というと金時草、蓮根、加賀太きゅうり、それから源助大根に「つるまめ(フジマメ)」などが思い浮かぶ。
隣は塩干の店で「ふぐの卵のぬか漬け」、変わった色合いの蒲鉾、イカの墨造りなどが並ぶ。
水産棟に入ると、すぐに目に飛び込んできたのが「香箱がに(雌ズワイガニ)」の山。
当たり前だけど雄がにもたっぷり並ぶ。
当然、石川、富山、福井、鳥取などの国産。
そこに紋別(北海道紋別市)のズワイガニの山があるのがこれまた面白い。
「紋別」=「ロシア産」なのである。
そしてお目当ての島根県隠岐のエッチュウバイが、これまたそこにもここにもある。
仲卸で聞くと、隠岐のエッチュウバイは、間違いなく最高級品だという。
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宮崎県延岡市北浦の「北浦灘あじ」。河野さんに見せてあげたい
場内を一回りしてから、荷受け2社である「石川中央魚市」、「ウロコ水産」に挨拶に出向く。
さて市場での朝ご飯は関連棟「そばうどん」と暖簾がさがる店。
この店の名前がどこにも書いていない。
金沢中央卸売市場
http://www.kanazawa-market.or.jp/Homepage/
ウロコ水産
http://www.urokosuisan.co.jp/
石川中央魚市
http://www.kanazawa-market.or.jp/Homepage/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/