久しぶりの晴れ間、こんな時に限って忙しい。やるべきことは多く、しかも寝坊してしまって寝床から抜け出したときには、すでに夜は明けている。こまったことだ。
まあ、やっと6時に画像整理をすすめて福島県相馬市原釜港の保存を始める。思ったほどに収穫はない。むしろ、画像を見るに原釜漁港で働く「女達(こう表現するしかないのだ)」の魅力に圧倒される。彼女たちを見て街に出ると、そこら辺の女性達が色あせて見えてしまう。いい女を見たければ早朝に原釜に行くしかない。
朝食を作り始めてテレビをつけると、ワールドカップが行われているのを改めて知る。日本クロアチア戦引き分けなんだ。ははん? という感じ。
朝食は塩銀鮭、納豆、漬物、炒り卵、若布のみそ汁、ご飯。
明らかに手抜きだ。
八王子魚市場には8時半。驚くほど静かだ。まあ業者は帰った後で仕方がないか? 『源七』から『海老辰』にくると面白い物発見。なんとウミニナ、ヘナタリなどが発砲に蠢いている。「大分だよ」としかわからないが荷でウミニナなどを見るのは初めて。
八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合でいろいろ買い物。魚貝類にめぼしいものがなくて『ビックリ屋』で赤ジソを見る。季節はまさに夏なのだ。『ビックリ屋』で水菜(旬ではないが)、博多長なす、厚揚げ。その前の『ケン水産』で麦いか(スルメイカの小さいもの)。
『市場寿司 たか』で無駄話をして帰宅する。
荷としてヘナタリ、ウミニナなどを見るのは初めて。ヘナタリなどは年々減少していて、大分は凄いなと思う
帰宅後、ウミニナ、ホソウミニナ、フトヘナタリ、ヘナタリを撮影。麦いかをさばいて、「いしる」と塩で漬ける。これを干すつもり。
昼食は麦いかをコチジャンで和えて、出汁をかけ回したもの。面倒なときはこれ便利。
11時過ぎに外出。蒸し暑くて自転車をこぐと汗ばむ。タケニグサはもうかなり大きくなっている。中央線では熟睡。気がつくとお茶の水の緑が目に飛び込んでくる。文化学園は工事のための覆いが造られ、解体間近のように見受ける。これでお茶の水の文化がひとつ消えるのだなと不愉快な気分になる。
お茶の水には9時前まで。やっと豊田に帰り着き、近所の『開花』。なんとこれが超満員。
「腹減ったな。ポテサラと刺身なにがある」
「さあ、なんだろうね」
奥の団体さんからたっぷり注文が来て無視。女将さんが
「近頃、こんなに混んだことないから、慣れないのよ。ごめんね」
やっと帰ってきて
「めじがあるじゃない」
顔で「ダメダメ」。
「ポテトサラダ」
「もうないよ」
「じゃあ、このトマトソースはなに」
「これ使ったのだす?」
「まあ、よろしくお願いします」
出てきたのはマカロニと鶏肉のトマトソース和え。さすがに洋食系はうまいな。でも後が続かない。なんとか冷や奴が出てきて、そこでまた出てこなくなる。
「ごめんね。ほんとにこんなにお客が来たの、久しぶりなのよ」と言われて帰宅する。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/