お魚三昧日記: 2007年10月アーカイブ

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 マイワシの頭部に近いいい部分は、いり焼き、そして刺身にする。そして残った尾っぽはどう料理するか? 唐揚げしかないだろう!
 子供達は唐揚げが大好きだ。お父さんも晩酌の初っぱなのビール(本物じゃない)には唐揚げなんてあるといいな、と思っている。
 香ばしく揚げると尾ビレや、尾柄まで残すことなく食べられるので、これは無駄をなくすことからも有効だ。

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 作り方は簡単。いきなり、コーンスターチをまぶして、数十分おく。それから低温でゆっくり揚げる。これで二度揚げしなくてすむ。また片栗粉でもコーンスターチでもまぶしてから直ぐ揚げると油が傷んでしまう。資源的のもこれは避けたいので、魚の水分と粉が馴染んでから揚げる。
 からっと揚がったら塩コショウ。子供用にコショウ無しも作っておく。

 これを尾っぽを手でつまんでがさつに食べる。尾ビレがまことに香ばしい。
 肌寒い時期で家人がそろそろ今年もコタツを出しましょう、と言う。
 唐揚げでビールを4、5杯いっきに飲み干して、「確かに足元が寒々しいな」と思う。


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マイワシへ
http://www.zukan-bouz.com/nisin/maiwasi.html


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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2007年10月12日の日記

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 深夜帰りの朝方6時過ぎ。睡眠時間は5時間弱だろうか。最近ではこのくらいの睡眠時間の日が続くととたんに疲れがたまってくる。気分は最悪だ。家族は朝ご飯をとっている。この香りからするとベーコンエッグにみそ汁だなー、と思うだけで気持ちが悪い。下腹を押さえると、ジクジク痛む。

 結局、布団から即、パソコンに向かい。8時過ぎまで画像の整理・保存、メールの返事や掲示板のいたずら書き込みを消す。
 クルマで宅急便の営業所に寄り、鹿児島県南さつま市、わかしおさんからの魚貝類を受け取る。
 そのまま市場へ。疲れ気味なので肌寒く感じる。

 八王子魚市場には今日も生シシャモが入荷してきている。その隣に網走産の大きなニシン。このニシンが素晴らしいものだし、キロ当たり1300円は安い。いつもなら買っているところだが、今日は鹿児島の魚がある。

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『源七』には三番瀬の「さるぼ(サルボウ)」。相変わらずあんちゃん、こはだをせっせと下ろしている。この日のこはだは素晴らしいものだ。

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八王子総合卸売センター『高野水産』。日本でももっとも魚の安い店だ

 八王子総合卸売センター『高野水産』に寄ると、いきなり社長から「これなんだっけ、ゴジラ、ゴジラ」と声がかかる。見ると増毛産イバラモエビ。増毛、樽前あたりではイバラモエビを「ゴジラエビ」というのだ。小型ではあるが、値段もキロ当たり1500円と激安。またその横には「しまえび(モロトゲアカエビ)」、これもキロ当たり1800円と安いなー。

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横川町と元本郷の『鮨忠』さん

 そこに八王子の居酒屋「やっちゃん」が通りかかって「今日も安いですね」と、これは言うなれば挨拶だろうか?

 八王子綜合卸売協同組合『マル幸』にも生シシャモ。このあたりクマゴロウは凄い。
『小澤商会』で小銭入れ650円を買う。
 八王子綜合卸売協同組合に戻り、『フレッシュフーズ福泉』でピザを3つ。フクさんに「小銭入れを買ったよ」というと「持ってなかったの」と言われる。

『市場寿司 たか』でお茶。隣の『さくら』で味噌タンメン750円で朝食。やはりこの店、高い気がする。市場人にはこの値段は無理だろうな。

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 また味噌タンメンにも甘味が感じられる。うまいことはうまいが、この店ではつけそばが好みかな。と、そこに相模原橋本の『多子作』さんが現れて、次に八王子横川町「鮨忠』さんも顔を出す。このお二人はボクに「よく朝っぱらからこんなもの食えるな」と同じようなことを言って直ぐに消える。
 ちなみに『多子作』さんは「さくら」の中華そばが気に入ったようだ。

 帰宅後、大急ぎで鹿児島の魚貝類を撮影。1時半に一度中断。

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わかしおさんからの魚貝類は凄いものだった。わかしおさんの「お魚三昧生活」へ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/komendago

 八王子総合卸売センター『市場寿司 たか』に一部を持ち込んで「寿司図鑑」の撮影。ここにコトヤさんと、『総市』のミノルちゃんが来る。二人とも深夜から働いているので、この時間帯が一般人の夕方にあたる。みな店内で早々に宴会。鹿児島県の魚貝類も食べてもらい感想をいただくが、それ以上に盛り上がって盛り上がって手に負えない。その内、お隣の「さくら」から餃子の差し入れ。

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総市のカクカクジロウ君の豪海マグロ中落ち丼・超大盛りバージョン。カクジロウ君はまだ仕事が残っているので食ったら早々に退散

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コトヤさんは近々、八王子狭間町のスーパーに出向になる。ちょいと寂しいな

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総市のミノルちゃん。無精髭が水戸黄門のように見える。おぬし老けたなーー。

 3時過ぎに帰宅。撮影を再開。これが6時を回っても終わらない。仕方なく、夕食は念のために買い込んで置いたピザ。ボクが一段落ついたのは7時過ぎであって、とにかく酎ハイをいっぱい。ハッサクのあまり甘くない味が疲れ果てた体にしみてくる。

 この間に建築家の黒川紀章が逝去したという緊急ニュースを見た。この人、東京湾全体を埋め立てて人口島と水路の都市を造れといったはずである。またその作り出す建物は斬新だが人間的な暖かみは薄いものだ。そして都心JRと私鉄の自動改札機が壊れて朝から大混乱なんてニュースも流れてくる。

 8時過ぎに画像の整理を始めて、同定。
 9時に中断して、コトヤさんにもらったインド(ミナミマグロ)の中落ちで日本酒をグイグイやる。この中落ちにニンニク、青じそを和えたのがうまい。

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 さて、その後の記憶はなく、ボクはいつの間にか布団の中。気がつくと13日の6時前だった。


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海老名の海老さん、いただいた柚をたっぷり使わせていただいた。ありがとうございました。

 慌ただしい日々があって週末となった。それでは熱燗でも飲むぞ! となったときの幸せを呼ぶ秋の刺身三点盛りはウルメイワシの酢締め、スルメイカの湯引き造り、サンマの刺身となった。今週は珍しい魚がなく平凡だが肌寒の夜にしみじみうまいな! と感じるところ無類であった。

 この三点盛り、世のお父さんにもすぐに真似が出来るし、もっともっとうまい三点盛りで素晴らしい秋を感じている人も多いだろうな。こんな贅沢ではないが、普通に一般的な、ありきたりなうまい刺身をボクは喜びと感じているのだけどね。わかるかなー?


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