お魚三昧日記: 2009年11月アーカイブ

11 月22日の日記 01

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朝方5時前に家を出る。
中央線各駅停車5時19分に乗り、東京駅には6時25分着。
6時45分ののぞみ大阪行きに乗り込む。
夜明けは御茶ノ水駅、現在熱海駅を通り過ぎて、曇り空広がる。

自宅から持ってきた朝日新聞朝刊を見て、なんだか不愉快になってくる。
しかし天下り役人のいかがわしさよ。
存在自体が愚かしいというか、不要ではないのかな。
それに引き替え、島根での仕事(アドバイザー)の大変さよ、と思う。
よほどのことがないとタクシーが使えないし、食事は割り勘、またアドバイザーの仕事をやっている日はそれこそ隙間のないスケジュールなのだ。
島根県職員のやる気が、切に感じられるともいえるのだが、その県の仕事自体だって、もっと効率化できそうで自分が考えることでもないのだけど、途方にくれるときがある。

三島駅を過ぎた。
本日のスケジュールを考える。
とにかく徳島県つるぎ町貞光町に着いてからが大変だ。
できれば十分な時間をとりたいと思ったのだが、まことにボクが下請けをやっている大会社が情け容赦もない。
たぶん、今回の四十九日の帰郷ではやるべきことの半分しかできない。
一度帰宅して、またすぐに帰郷することになる。
それと我が故郷ではモバイルが使えないという、都会人では考えられない不便に突入する。
今の内にメールの返信をやっておくべきものはやらなければ。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
ホテルを6時過ぎに出て、木屋町に出る。
ヤマトシジミさんお目当ての店は見つからない。
どうやら定休日だったようだ。
そこから試練のときが始まる。
歩いて歩いて歩き疲れて、三条の近代的外観の焼き鳥の店に入った。
ここがまことにいい店だった。
店名を覚えてなかったのが大失敗。

その後、山口瞳ゆかりのサンボアで一杯。
ホテルまで、また歩いてもどる。
我ながら体力の限界を感じてしまう。


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
朝方4時前に目覚める。
疲れがとれず5時過ぎまでいろいろ。
JR難波駅まで歩く。
都市にあってはすぐそこに見える場所が遠いのである、なぜだろう。

関西本線にのって東部市場前、東部市場を見学する。
島根の魚が非常に多い。

toubu1.jpg

市場ご飯は「あずま」という食堂。
いい味だった。
しかし食べ過ぎ。
ヤマトシジミさんは島根の魚の画像撮りに追われる。

大阪中央卸売市場まで移動して大水、うおいちさんと会議。
いろいろ参考になり両社には感謝。
市場のタワー2階資料室で「浮瀬」を買い求めた。
また16階、すし常にて「バッテラ」を食べる。
この店で「バッテラ」を食べる意味がわかる人は少なかろう。
棒ずしの小鯛、蒸し穴子も合わせてお願いしたら、ものすごい分量になる。
ますます太鼓腹になってしまったのだ。

野田の駅に出て、京都へ。
京都でヤマトシジミさんと分かれて、久しぶりに小路歩き。
古書店をのぞき、錦市場そばの「八木包丁店」で打ち出しの行平を買う。
この店での買い物は3回目。
身内が死ぬと、必ずここで買い物をする。
日常使うものを買うと、使うたびになんとなく故人を思い出すのだ。


nisiki1.jpg

錦市場は人でごった返している。
「のとよ」でナマズの蒲焼きを買った。
この店は30年前と変わらない。
しかし「ふなずし」の高くなったことよ。



錦市場の変貌凄まじき。
大学一年の時に足を踏み入れたときとは別の小路となっている。
マスコミの無分別のせいだろう。
ちなみに錦は安く物を買い求めるところではなく、ブランドとなり、値を上げてしまっている。

五条烏丸から松原通、御幸町通、寺町通で四条通を超えて、錦。
境町通の八木包丁店から下がって、四条通を渡り、綾小路を西に向かう。
烏丸通を抜けて、角を曲がり曲がり、西洞院高辻。
松原京極商店街を抜けて、曲がり曲がりホテルに戻ってきた。
ホテル着が5時過ぎなので3時間以上歩いたことになる。
疲れ果てる。
ヤマトシジミさんからのケータイで5時に目覚める。




ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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京都駅に到着、大阪まではもう少し。
最近早朝の新幹線に乗る機会が増えているのだけど、本日の新幹線チケット売り場のお姉さんはとても親切であった。
片道だけ買おうとして、気がついて、「今日は大阪、明日は京都で、京都からまた新幹線で帰ってきます」というと
「新神戸までの往復チケットを買うと大阪往復よりもお得ですよ」
なんてありがたいアドバイス。
親切な女性はきれいに見えるな。

大阪も雨。
タクシーで十三に向かう。
運転手さんから「十三というのは淀川13番目の渡しのあったところという意味です」と教えてもらう。
私事を終えて街を歩く。
駅の東側を歩くがなにもない。
飲食店それも居酒屋立ち飲み屋がやたらに目につく。
しかも午前11にして営業中。
普通の料理店を探すのが大変。

商店街のいちばん外れにあるお好み焼きうどんの店で「きざみ」。
阪急電車で梅田に。
梅田から環状線で天満駅。
雨は降り続いている。



天満市場を探す。
大阪市場史では重要な地である。
確かに市場があった。



ただしビルとなっていて、しかも中央市場の休市の日なので閑散としている。
しかしこのがらんとした、バカらしいビルは一体なんなのだ。

喫茶店に入って、ここから先の行きどころ、ホテルのチェックイン時間などを確認。
天神橋五商店街から外れて中崎商店街へ。
ここで「青空書房」という古書店あり。
店のご主人から教えられること多々あり、また自作のご本をいただく。
感謝してあまりある。

歩いて歩いて歩き疲れて難波のホテルにイン。
少々眠る。
午後5時過ぎにヤマトシジミさんも到着。
明日の会議の打ち合わせがてら千日前にくりだす。



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午前4時に起きる。
たまっていた画像を整理保存。
ブログをアップすると、時刻は6時を回っていた。
外からは雨の音。
旅に傘を持って行くことになりそうだ。
午前6時半、家を出る。
やはり強い雨が降っている。

東京駅には8時過ぎに到着。
駅中で大船の『大船軒』の鯵の押寿しを買う。
のぞみ8時23分に乗車。
新横浜駅を出て「鯵の押寿し」を開く。
なかなか美味であるが、1200円はちょっと高い。
アジにはしっかり味付けがしてあり、ご飯は微かにしか酢を感じない。

暇なのでasahi.comでも見ようかと思ったらEモバイルがつながらない。
他のモバイルもそうなんだろうか?
それとも新幹線の無線LANの問題か?
森繁久彌の死に関するニュースが読みたいのだ。
昭和30年代に作られた社長シリーズや駅前旅館など、何度も見ていて、その度に笑っている。
フランキー堺、伴 淳三郎、加東大介と懐かしい俳優のほとんどがなくなっている。
名古屋に近づくに従い、雨がやんで空が明るくなってきた。


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