お魚三昧日記: 2009年6月アーカイブ

6月15日の食日記

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 朝方、6時前に起きる。
 昨日(本日)は結局、尾鷲の甲殻類の撮影を半ばまでで断念。
 朝ご飯は尾鷲で買った、間引き大根のぬか漬け、生卵、シイラのみりん干し、尾鷲で買った豆腐、ご飯、具だくさんみそ汁。
 午前8時過ぎまで画像整理。
 その後市場へ。

 市場には根室から青マス(カラフトマス)が来ており、買うべきか悩んだ末に断念。
 尾鷲から持ち帰ったベニテグリ、ワキヤハタ(ショウワダイ)を『市場寿司 たか』にもらってもらう。
 本日多忙につき致し方なし。
 ベニテグリとワキヤハタを握りに。
 ともに二かん。

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 お隣の『さくら』でお茶。
 濃いめでうまい。朝から牛肉飯を食べている人がいて、うらやましくなる。

 午前中、撮影、画像整理。ときどき仕事。
 正午過ぎ、カツオのはらみ干しでご飯。
 午後も撮影、撮影、画像の整理。
 夕方一度中止。

 夕食はゼゼラの佃煮、チンチロイカ(スルメイカの子の塩煮)、タチウオのみりん干し、竹輪、鶏の唐揚げ、チルドシュウマイ、岩田農園のキュウリ・ロメインレタス・ニンジンのサラダ、ソーメン、ご飯。

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海老名の海老さんにいただいた山椒の実でたいたゼゼラの佃煮。海老さんへのお返しは、これだな。「さくら」に預けて置くからいつでも取りに来てね

 食後も撮影、画像の整理。

本日撮影した魚貝類/
ニゴロブナ、ゼゼラ、ビワマス
トゲヒラタエビ(?)、イガグリエビ、オウストンガニ
ヨメヒメジ、ワキヤハタ、オキヒイラギ、ヤセエビス

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これってオーストンガニでいいんだろうか? 難しいな

 午後10時前疲れててダウン。
 一日中慌ただしい日だった。
 文庫本をときどき読む以外に、テレビもラジオも見ず聞かず、新聞も読めなかった。
 ただ今、体重91キロ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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琵琶湖、尾鷲の旅

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 深夜東名を西に向かい。初めて入る伊勢湾岸道路、亀山から新名神、突っ切ったところが草津で、少し北上すると栗東インターとなる。

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 滋賀県でも守山市は初めての土地。
 ここで湖魚を見て、ふなずし体験。

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 午後となり、「かたた屋」にておいしい昼食と湖魚料理。
 午後長けて、尾鷲に向かう。

 たいした渋滞もなく、午後5時過ぎには尾鷲に着く。
 なによりも岩田昭人さんに会い。
 温泉につかり、尾鷲の魚を飽食した。
 痛飲、痛飲で、いつの間にか布団にくるまっていた。

 翌日曜日。
 午前6時前には尾鷲漁港。

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 熊野灘の海の幸に驚きを感じつつ、興奮して絶句。
 岩田昭人さんをして『一日一魚』の題材に事欠ぬ理由を知る。
 尾鷲の珍魚、珍エビと対面。

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 その後、岩田さん自慢の農園に移動。
 いろいろ珍しい野菜を見て、また頂き。
 再度温泉。

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 お昼は尾鷲の、すし屋「一重」にて尾鷲の地魚すしを堪能した。

 帰路、少々渋滞に巻き込まれて、深夜0時過ぎに帰宅する。
 疲れたことよりも、興奮さめやらぬ旅となる。

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 朝方6時半過ぎに我が家を出る。
 ほとんど始発のバスに飛び乗り、中央線、山手線と乗り継ぎ、新橋で築地行きのバスにのる。
 8時過ぎに場内着。

 本日の築地場内の人出多い。その割りにすし屋の行列が短い。
 朝ご飯は『天房』と決めていた。ところが本日は満員。今日は普通のめし屋の方が人気があるのだろうか。

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 『小田保』でアジフライ定食。どうしたことだろう。この定食900円がいただけない。
 マアジが大きすぎるのだ。『小田保』のアジフライはこのようなものだったっけ?
 アジフライのアジは大きすぎるてはダメなのだ。
 1尾を開いて、一枚のフライというのがいちばんいい。
 片身で揚げていて、しかも旨味に欠ける。
 まさかと思うけどある疑惑が浮かんでくる。
 店内では肉じゃがを肴に酒盛りする常連さん。
 これが本来の築地の店のありかた。

 場内にはなんらめぼしいものがない。
 青森からたくさんきていたのがミネフジツボ。大きさでキロ1600円から2700円の開きがある。
 『村清』に山口県水産試験場と山口県漁連山口支店が養殖した「紅きらら(カイガラアマノリ)」を試食してくれるようにお願いする。

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「ハタポン、ちゃんと売り込んでおいたよ!」

 『神奈辰』にハモの卵があったので買う。
 『稲良』でマグロの切り落とし。

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長崎県産ハモの真子

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ボタンエビの冷凍ものをチェック。カナダボタン(カナダスポット)の箱が目立つ

 10時過ぎから大都魚類で会議(そんなに大げさじゃない)。
 島根の加工品をいかに売るかが、話の中心となる。

 やっちゃ場により、児山池のヒシの実が売れないか、問い合わせる。
 『くしや』で聞く限り、入荷量にもよるが見込みアリとの答え。

 12時、銀鱗文庫に移って、築地銀鱗会と打合せ。
 7月4日の「築地土曜会」のサポートをお願いする。
 淡竹さん、快諾。

 お昼は東都グリルでビール。
 濱長の福地さん、近所まで来ていたヤガラさん、尻高鰤さん。

 帰宅すべく、都バスの乗り込んだら新橋行きだった。
 なにげに窓の外を見ると熊本県のアンテナショップ。
 途中下車して日奈久竹輪など買い込む。

 午後2時過ぎの中央線で熟睡。
 5時過ぎに帰り着く。

 夕食は熊本県天草『原蒲鉾店』の「手焼き蒲鉾」、築地場内で買ったマグロの切り落とし、肉豆腐、ソーメンにトマトサラダ、新じゃが塩ゆで、ゆで卵。
 天草の「手焼き蒲鉾」なかなかうまい。これは見つけものだった。

 なんと8時過ぎにダウン。
 深夜2時に起きて内藤鳴雪の自伝を読む。
 魚貝類を調べていると、このような自伝を読む必要があるのだ。

 またうとうとする。
 本日、図鑑など進展なし。

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 早朝から『三文役者の死』(新藤兼人 岩波現代文庫)を読んでいる。
 これは精神的に追いつめられている証拠なのだ。
 評伝は、自己から逃避できる。朝一番から逃避行動に走っているようでは、今日一日ろくなもんじゃない。
 朝7時前、家族は活動を始めようとしない。
 気になるけど、そんなものはどうでもよくなっている。
 やっと本日姫が休みなのだとわかって、無理矢理市場に連れて行く。
 市場は月曜日だというのに閑散としている。

 疲れているのをおして、薬屋のお姉さんに、「今日はきれいだね」と言ってあげる。
「毎日言われると疲れるわ」
 本当かな。

 朝ご飯は姫は『さくら』のつけめん、ボクはニラがいっぱい入った野菜炒め定食。
 まささんに、「オレかなり痩せたでしょう」というと、「逆に太ったんじゃない」と返される。
 そんなことはない、5月下旬の帰郷する前は98キロ、今朝は92キロなのだから。

 市場を一周するが、なんにもない。
 夏枯れには早すぎるだろう。
 『市場寿司 たか』でカツオのゆびき、マトウダイの握りを撮影する。
 姫は撮影中、イクラを二かん。
 最近、たかさんと古い握りの再現をしている。そのひとつがカツオをゆびく、またすしネタにしょうゆをからめて握るというもの。

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これは生のカツオを醤油にさーっとつけて、握ったもの。これがいけるのだよ

 正午まで、「すし本」と仕事。
 正午過ぎに都心へ。
 夕方帰途に着く。
 三鷹駅中で袋入り珍味を買い求める。
 島根から送られてきたカレイの珍味と、三鷹駅で買った珍味を食べ比べる。
 どっちもあんまりうまくない。
 むりやりビールで流し込む。
 これが夕食。

 やっぱりボクって不幸だな!
 三文役者、殿山泰司のように生きられたらな。

八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
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 朝方5時前に目が覚める。ぼんやりと窓の薄明るいのを見ていると、足になにか噛みついている。
 我が家の梅(猫)が足の指に噛みついては、手でポンポンとたたき、噛みついてはポンポンとたたく。
 蹴飛ばして、1メートルほど転がって、またボクの足を目がけて突進してくる。
 これではとても眠れない。
 仕方がないのでヘルスメーターに乗る。ただいま93キロ。
 寿司図鑑の改訂、企画している「すし本」の原稿書き。

 朝食は広島県福山市『マルケー食品』のサワラのねぎ塩焼き。
 タラコ、卵焼き、スナップエンドウとニンジンのサラダ、島根県宍道湖産ヤマトシジミのみそ汁、ご飯軽く一膳。

 8時半に市場へ。
 なんにもない日でため息が出る。十一屋ジャパンでキュウリの漬物、ヤマゴボウ。清水保商店で納豆、パストラミ。カワベでロース肉とホットドック用のソーセージ。
 恒川でアメリカンチェリー。
 総市でアメリカウバガイ(カナダホッキガイ)を280円で買い求める。

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輸入もののホッキガイ。これで280円

 元本郷鮨忠さんがいて、「ホッキ(ウバガイ)って(すしネタに)使います」と聞くと、
「たまにだね。1個300円位するだろ(キロ1000円で1個300グラム見当だから)、小さい福島なんかだと、どれくらい」
 ちょうど目の前に福島のウバガイがある。200グラムくらいだ。
 キロあたり700円だから140円となる。

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これが色合の薄い貝殻の福島県ホッキガイ(ウバガイ)。1個で140円見当

 1個1かんとして、400円くらいとりたい、という。
「でもこのあたりじゃ、300円くらいだろ。あんまり儲からないな」
「ときどき仕入れるんでしょう」
「仕入れるよ、うまいからね」
 8個280円のホッキ(アメリカウバガイ)は1個35円となる。
 回転寿司のホッキはほとんどがこれ。
 大量仕入れが基本の回転寿司なら1個20円弱かも知れない。

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青森県産ゆでシャコ。

 『市場寿司 たか』に行ったら、金曜日だというのにお客で埋まっている。

 隣の『さくら』でお茶を飲む。まささんが後ろ向きになって揚げ物をしている。

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 のぞき込むとエビフライに??? 「こっちはね。ヒレカツだよ」。
 てんこ盛りのサラダ、フルーツ、漬物、スープにご飯。
 若い市場人が嬉しそうに食べ始める。
「こっちはダイエットしてるんだ、まずそうに食え」と命令するが、頬がゆるみすぎだ。
 たかさんにアメリカウバガイの握り、ココノホシギンザメの昆布締め、青森から来た塩と醤油でゆでたシャコを握ってもらう。

 さて、帰ろうかとしたら、まささんが「味見していかないの」だって。
 これってダイエット中のボクへの嫌がらせだ。
 拒否しただろうって、拒否するのを拒否したわけで、食べました。うまかったな、ヒレカツ。

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 さくら夫婦はボクのダイエットを邪魔しているのだ。
 負けないぞ!

 帰宅は10時前。
 12時半まで「すし本」の原稿書き。都心へ向かう。
 途中小川町にあるオリンパスサロンで入院中のE3とレンズを受け取る。
 帰路についたのが7時過ぎ。
 三鷹駅中でサラダとライ麦パンとビール。

 帰宅は8時半。
 サラダ、ライ麦パン、島根県浜田市『善田乾魚店』の味つけ焼たこで夕食。
 「味付焼たこ」がうまい。思わずビール2本飲んでしまう。
 明日の朝ヘルスメーターに乗るのが怖い。

八王子の市場に関しては
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