ツチクジラの解体はちょうど3時に始まりました。クジラ場(解体する場所をこう呼ぶようです)にクジラはなく、港内にロープで留めているのをウインチで引き上げます。「今日のは大きいね」というツチクジラはくちばしのある腕白フリッパーのような頭で可愛らしい。この解体は3時に始まり、終了が5時半過ぎ。この時点でも脂身の切り分けや、水にさらした肉の水切りをしています。それを買うために地元のおばちゃんたちが並んでいます。
クジラの解体を見てから和田港の定置網を見ました。
マアジとマサバ、サワラなどが多く、思ったよりも珍しいものはありません。
そのなかで、邪魔者あつかいだれて蹴飛ばされていたのがカスザメ、トビエイ、ホシザメ、ハモ(捨ててしまうんです)、セミホウボウ。(写真はカスザメ)
帰宅途中にツチクジラのベーコンと刺身用の肉を買いました。ここまで睡眠時間30分。あまりにも眠いので1時間だけ眠り、和田町を後にしました。
鴨川から山に入り、1時間足らずで懐かしい家並みの城下町、君津市久留里に到着します。ここは名水の里、あちらこちらに清水がわき出しています。そして造り酒屋が4軒。その2軒に寄り道。これが自分へのお土産。家族にはレトロな卵プリン。君津市久留里小櫃はおいしい卵の産地なんです。(写真は街のあちらこちらにある噴水井戸)
久留里の次には小櫃。ここで毎回寄るのが小櫃農協の直売所。ところがこれが仕舞っている。仕方なく袖ヶ浦インターを目差しバイパスに入ると、不思議な建物があった。駐車場の脇でわき水をくんでいるので思わず入ったら、これが新しくなった小櫃農協でした。ここで安くておいしい野菜と巻きずし、そばなどを買い込みました、持ちきれないほど。
帰宅は3時前。シャワーを浴びると立っていられないほどの疲れが押し寄せてきました。そこで2時間の昼寝。
夕食は小櫃農協で購入した巻きずしやそば、トウモロコシ、枝豆、おつけもの、ツチクジラのベーコン。ビールを飲んで、久留里の銘酒「天乃原」大吟醸の2合瓶。天乃原は平凡な酒。食後、何も出来ないでダウン。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/