食べる貝・イカタコ学: 2008年10月アーカイブ

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 仲卸にトコブシがあって、産地を聞いても「どこだっけなー」なんて言う。
 値段は3千円台であり、たぶん台湾産ではないか。
 するとフクトコブシということになる。

 久しく食べていないので買い求め、さてどう料理するか、と思ったら家族から「ムニエル、ムニエル」とリクエスト。
 簡単にできるので、ボクも楽チンにムニエルを作る。

 作り方は簡単至極。
 塩コショウして、小麦ををまぶし、バターで焼くだけ。
 あっという間に出来上がりだ。

 このバターとトコブシの甘味・旨味が相乗効果になって、うますぎて困ります。
 そんな状況に陥る。
 値の高いものなので一人一個ね、なんてお父さんは寂しく宣言するのだ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、フクトコブシへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/kofukusoku/mimigai/fukutokobusi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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 例えば、せっかくの土曜日だというのに、家族がバラバラに夕食をとることになったとする。
 こんなときによくやるのがグラタンなのだ。
 グラタンほど簡単に作れる料理はない。
 材料は小麦粉、牛乳、塩・カイエンヌペッパー・ナツメッグ(コショウでもいい)、そしてとろけるチーズ。
 作り始めて15分後には、「後は焼くだけ」となっている。

 とにかくソース・ベシャメルを作る。
 テフロンフライパンにバターと小麦粉を入れて火にかける。
 あとはヘラでかき混ぜながら、固まってきたら牛乳でゆるめ、固まってきたらゆるめるを繰り返す。
 塩で味を調え、香辛料を振る。
 あっという間にトローっとした白いソースが出来上がる。
 かたわらのフライパンではほんの少しのベーコン、バター、玉ねぎ、ニンジン、はなたけ、ブラウンマッシュルームを炒める。
 今回は刺身用に買ったばかりの殻ほ(殻付きホタテガイ)があったので、これをむいて貝柱を4、5等分。
 この間、ベシャメルをかき回すのは太郎なのだ。
 まずは帆立の貝殻にソースを少量、キノコと野菜を入れて、またソース。
 ちなみにここからは子供の出番。
 帆立の身、キノコと野菜、ソースにとろけるチーズをのせる。
 貝殻の大きさを考えないでどんどん乗せていくので小山のようになっている。
 できましたるグラタンは5つ。
 最後にオーブンで子供が帰ってくるたびに10分から15分ほど焼き上げる。
 温度は出来るだけ高い方がいい。

 酒の肴をとられたお父さんは寂しくウルメイワシの干物なんかで晩酌。
 チンとなったら、いっきに食卓へ、一気になくなってしまう。
 少しだけ分けてもらうのだけど、ホタテガイのグラタンは芳醇で貝の旨味が濃厚。
 たまらなく美味だと思うのだけど、まだゆっくりたっぷり食べたことがない。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ホタテガイ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/itaya/hotate.html
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