お魚三昧日記: 2009年8月アーカイブ

週末になった

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金曜日の朝、非常に疲れていた。
睡眠時間はどれほどだろう。
十分なはずだけど、疲れている。
年かなと思う。
よくよく考えると「年かな」と思うのは40代後半から50代なのではないか、それがわかりかけている。

時刻は8時近い。
テレビがついていて、相変わらず酒井法子のことをやっている。
ボクはこのタレントのことをほとんど知らない。
慌ただしく市場に向かう。
『高野水産』の前にくると、荷が着いたところだ。

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真横ににこにすし屋、芳さん(立川市寿司芳)がいる。
「なんだよ、疲れているみたいじゃないか」
「疲れてないよ。芳さんみたいに年寄りじゃないぞ」
「年寄り、年寄りって言うな、オレ今年いくつだと思う」
「72かな。69だろう」
「わかんねーだろ」
「わからねーーー」
「今年70になるんだよ」
へんな会話だ。

芳さんが下ろされた荷のマサバに突進する。
「おおい、これいいサバだぞ」
『高野水産』にはたくさんの荷。
でも面白いものは少ない。
なかに福島県産アカシタビラメ。
これを買う。

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アカシタビラメ、クロウシノシタが揃って入荷

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総市鮮魚部は金曜日から戦闘態勢。最近安さでは東京一じゃないかな

中華『さくら』で疲れたときの、つけ麺。
酸味で疲れがとれる。
緑茶がうまい。

帰宅すると発泡にツチバチの雄がとまっている。

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雌には羽がなく土の中で待っている

ツチバチが生きていける環境も年々減っているのだろうな、なんて思いながら逃がしてやる。
アカシタビラメの撮影。
11時まで画像の整理。
選挙の宣伝カーがうるさい。

都心に出て、深夜近くまでいて帰宅。
帰宅後1時半にダウン。

土曜日は5時半に起きて、パソコンに向かう。
7時半過ぎに市場に。
8時前に到着。
Takさんと海老さんが来ている。
海老さんに柚をいただく、ありがとう。
中華『さくら』で餃子、これがうまい。
Takさんが注文したレバニラ炒めのおすそわけ。
これはたまらんうまさであるな。

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海老さんは朝から午後の紅茶

Takさん、イチロウさん、海老さん、と市場を回る。
土曜日見つけためぼしいものは、ムツ(キロあたり1800円)、産地不明の小振り釣りマアジ(1000円)、活け締めアイナメ(1300円)、タチオウ(1000円)、松輪のマサバ(1000円)、たぶん噴火湾のトヤマエビ(1800円)。

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アカマンボウはマグロはえ縄などに混ざるもの。30キロくらいになる

めぼしいものはなく、総市でアカマンボウ、『高野水産』でタチウオとトビウオ。
早々に帰ろうとしたら『カワベ』が混んでいる。
そこに中華『さくら』のオカアサンが来て、「わたしは業者よ」といいながら厚切りの豚ロースを三枚買って行く。
つられて厚切りの豚ロースを買ったら、「作り方は『さくら』さんで聞きなよ」とコマちゃん。

中華『さくら』をのぞくと海老さんがうれしそうに、ソースカツを作ってもらっている。

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ずるいなーー。
最近、海老さんわがままだ。
相模原の『田子作』さんが、ちょっと寄ってけよ(話をしていけ)というのを「またね」といって帰途につく。

八王子大和田の『ふれあい市場』で野菜。
近くのダイエーでお酒を買い帰ってくる。
ラジオから永六輔と北山修の声が聞こえてくる。
ふと「さよならと書いた手紙……」と歌ってしまい。
姫に「父ちゃん何歌ってんの」。

帰宅してダウン。
目覚めたら3時過ぎだった。
疲れがとれてすっきりしたので、仕事。
『つり丸』の原稿。

すぐに夕方が来て、夕食は厚切りトンカツ、アカシタビラメのムニエル、タチウオの刺身(ニンニク、ショウガ、コチュジャン)、タチウオの塩焼き、鶏肝の甘辛煮。
9時近くまでボンヤリしてしまう。
そのままダウン。
0時近くまで『値段の風俗史』を斜め読み。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/


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水曜日のことが思い出せない。
こまったものだ。
朝方起きたのは6時を過ぎていたような。
でも朝ご飯を食べた記憶がない。
午前11までずーっと文字ばかり打っていた。
腹が減ったので、カタクチイワシのショウガ煮で、お茶漬け。
野菜ジュース。

都心に出て、午後10時過ぎまで。
帰宅は11時半過ぎ。

帰宅後書いておいたブログをアップ。
深夜2時まで資料を読む。

今日は寝坊して、6時半に目覚める。
『聞き書 兵庫の食事』を少し読み。
朝ご飯を作る。
カタクチイワシのショウガ焼き、イボダイの干物、小アジのエスカベッシュ、卵焼き、具沢山みそ汁。

市場には8時過ぎに到着。
やはりめぼしいものはない。
「マルコウ』に宮崎県都城市から天然のサワガニ。
面白いので購入。
『高野水産』でタカベ。
店頭で立ち話をしていたら町田市の『秋田』さんに「ウツボあげるよ」と言われてありがたくいただく。
『総合市』でゴマサバ1本。
きれいな胡麻模様が出ている。

『市場寿司 たか』でタカベ握りの撮影。
たかさんが忙しいので、太田さんのトラックへの配達はボクがやる。
太田さんは山梨県上野原のまた奥の奥でトラック行商をしている。

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このトラックの構造が楽しい。
トラックの左側が冷蔵ケースになっていて、干物、練り製品、総菜、牛乳、ジュースに豆腐に油揚げなどが所狭しと並んでいる。
「トラックの中面白いな」
「そうだろ、オレもそう思うよ」

帰宅後、ゴマサバ、タカベの撮影。
サワガニを冷凍庫で少々弱らせて撮影。
サワガニの素揚げ、ウツボの湯引き撮影。
ウツボのたたきを作り、ゴマサバの立田揚げ漬け込みを終える。

都心には正午過ぎに着く。
帰宅は0時過ぎ。

帰宅して、冷蔵庫を見るとウツボもゴマサバもきれいにない。
家族に捨てられたらしい。
ものすごい虚脱感に襲われる。

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大変なことを書き忘れた。
月曜日(8月17日)朝9時半にのこと、近くの雑木林からクマゼミの声を聞いたのだ。
ビックリした。
よく音をたどると、雑木林の横の桜の木から聞こえてくる。
クマゼミの声はシャンシャンシャンというのに、通奏低音のようなものがある。
クマゼミを生息域外に逃がして遊んでいる人騒がせな老人がいるというが、これも悪戯だろうか?
子供の頃育った徳島県の町の家は庭が西山の方を向いており、目覚めるとクマゼミの大合唱だった。
まるで山自体の音のような。
バカなことに田舎の中学生は川端康成の「山の音」というのはこれではないか? と思ったりした。
そして岩手のきんちゃんから、ミガキボラの画像が送られてきた。
どうしてミガキボラが岩手にいるんだ。
我が図鑑の生息域を書き直さなければ。
なんか変だぞ!

金曜日、都心でいるときから肩こりと腰痛に悩まされていた。
頭が重いし、鏡を見ると顔が赤い。
金曜日の酒の肴総てがまずかった。

そして土曜日は全快だった。
起きたらまだ4時だし、ファイルメーカーの打ち込みも1種終わらせる。
ブログを書いて市場には8時前に到着。
中華『さくら』に着いたら、海老さんのポニーテールが見える。
まささんに、なんかうまいもの食わせろ、といったらカレーが出てきた。

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うまかったなー。
そういえば海老さん、珍しく午後の紅茶を飲んでいない。
体が悪いんじゃないかな?

イチロウさん、ソラさん、海老さん、ヒモマキバイさん、真菌さんと市場に大集合。
総市で小アジ、セグロ(カタクチイワシ)を箱買い。
一箱380円なんだから安すぎるよ。

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小アジをささーっと三枚に下ろして(これはサブちゃん)、皮をむいて食べたらうまい。
箱買いしたものは海老さんたちと分ける。

『高野水産』でクロウシノシタ、ハモの骨切り済みのもの。
市場は一般客が多く、夏休みの行楽も一段落なんだな、と思う。
『カワベ』のコマちゃんのところで肉を買っていたら、気分が悪くなる。
肉の注文をして『さくら』で水を飲むとなんとか一息つけた。

帰路八王子『ふれあい市場』で野菜を買い、帰宅。
ラジオからは永六輔のしわがれた声。
本当にお体は大丈夫なんだろうか?
心配だな。
雑木林で耳を澄ますが、クマゼミの声は聞こえない。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ニーニーゼミ。
初めて見るアメバチが目の前を横切って行く。
ふと夏なんだなーと感じる。

帰宅して、カタクチイワシと小アジを処理。
鏡を見るとやっぱり顔が赤い。
熱を量ると38度近くある。
すぐにシャワーを浴びてダウン。
ベッドで資料を読む。
『聞き書 奈良の食事』をなんども読み返す。
面白い。

夕方には全快。
夕食は小アジの刺身、カタクチイワシの塩炒り、マイワシのフライ、枝豆。
太郎に鶏の唐揚げ、豚肩ロースの生姜焼き。
食後、けだるいので酒を飲みながらぼんやりする。

眠くなるまで画像の整理。
いつの間にかダウン。

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茫然自失の日々だ。

火曜日の朝ご飯はなんと茶粥。
五大力船の海苔の佃煮、ちりめんじゃこ、アヤボラの煮つぶ、炒り卵。
阿波番茶でたいた粥には五穀米。
朝5時に炊き、なんども水を替え、冷蔵庫で冷やした粥がうまい。

8時過ぎに中央線、井の頭線と乗り継いで、人に会う。
昼食を浜田山のそば屋でごちそうになった。
なかなかいい味だった。

そのまま神保町へ。
仕事がまったく変質してしまって、ついて行けない。
たった6時間労働なのにへとへとになる。

帰宅は9時過ぎ。
サンマの酢締めで軽くいっぱい。
眠くなるまでファイルメーカー。

水曜日は午前4時に起きる。
これは調子のいい証拠。
画像の整理、ブログ、ファイルメーカー。
朝ご飯はまたまた茶粥。

市場には8時過ぎに到着。
徐々に魚が増えてきている。
『高野水産』で汐っ子(カンパチの子供)を買い、『市場寿司 たか』で握りに。
非常にうまい。
『高野水産』でマボヤ、『総市』で太ったサンマ。

市場から帰宅してサンマ、マボヤの撮影。
太ったサンマの撮影は何度やってもうまくいかない。
また撮影後酢漬けにする。

子供たちにサンドイッチをこしらえて外出。
行き帰りの時間は資料を読むためにあるのに寝てしまう。

帰宅は10時過ぎ。
シャワーを浴びてホヤで軽くいっぱい。

翌、木曜日は朝寝坊して、目覚めたら6時前。
朝ご飯はあごだしでとったつゆで素麺。
8時過ぎに市場へ。

このところ『高野水産』の戻りが遅い。
『マルコウ』に徳島県徳島市津田地先の大きなイワガキ。
殻長20センチ、重さ1キロ近く。
1個850円。
クマゴロウにむいてもらって、中華『さくら』へ。
後で来るからね!

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『高野水産』が戻ってきて、見事な千葉県銚子産マイワシがなんとキロあたり400円なり。
1本40円しかしない。

『さくら』で皿にもったイワガキを撮影。
居合わせた『多子作』さんが、「コイツはこんな所に来て迷惑かけてるんだな」なんて宣う。
山梨県上野原の奥でトラック行商をやっている太田さんも交えて、試食。

帰宅後姫とマイワシを開いて、フライの下ごしらえ。
これを撮影。

都心には正午過ぎに。
終わったら逢う魔が時だった。
九段下駅にたくさんの消防車。

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なにやら騒がしい。
半蔵門線で事故か?

帰宅は8時前。
深夜0時までパソコンに向かう。

本日金曜日も寝坊して6時過ぎに起きる。
ご飯の用意をしてから7時過ぎまでブログ。
朝ご飯はイカそうめん、納豆、卵焼き、山ごぼうの漬け物。

市場には8時過ぎに。
『高野水産』に福島県相馬市から形のいいクロウシノシタ。
3枚ほど買う。
清水保商店でシズ(マルイボダイ?)の干物、竹輪。
八百屋でスダチを買って帰宅。

クロウシノシタの撮影。
姫と太郎の昼ご飯を作って外出。

帰宅は9時前。
シャワーを浴びてぼんやりしている。
三鷹駅で買った焼き鳥(おいしくない)と、ホヤ、サンマの酢締め、板ワカメ(島根名産)で軽くいっぱい。

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お盆があけても

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お盆が明けたら、本当の大波が来ている。
ボクの仕事が大揺れに揺れて、膨大な時間が取られている。
そしてお盆あけの市場は寂しかった。

サンマ二本買って帰ってくる。
1本は酢締め用に塩をしておく。
1本はゴロンと切ってサンマ飯用。

都心に出ていろいろ。
非常に疲れる。
毎日がファイルメーカーとの戦いである。

深夜夕食も食べないでダウン。

火曜日は朝、5時に起きる。
画像の整理とファイルメーカー。
ブログ。
朝ご飯はサンマ飯。
ボクには脂っこすぎる。
太郎は喜んで食べている。

浜田山。
編集のプロと打ち合わせ。
そばをごちそうになる。
おいしい。

夕方まで神保町。
なぜか咳が出る。
新型インフルエンザじゃないだろうね。

夜帰宅してサンマの酢漬けで晩酌。
深夜0時まで11月に行う島根フェアのことを考える。
難しいな。

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時間がちょっとでもあくとデータベースの整理を進めている。
調べなくてはいけないものが五万とある。
そして撮影し、料理を作り、ブログも原稿も書き、しかもときには家庭人にもならないといけない。
家庭を持ったのは間違いだったかな、なんて思う一瞬だ。

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日曜日の八王子祭は比較的涼しくて例年になく楽だった。
ボクはハレ(晴)が嫌いであくまでケ(褻)を愛する。
だから祭りのなかでいるのが不愉快。

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姫が荒井呉服店の前の猫と一緒にポーズをとる。
「あれ、去年もこんなことをやったよな」
なんて思う。
祭衣装の焼き鳥屋オヤジから「てめえ、なにやってんだよ」と声がかかる。

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かなりきこしめして、楽しそうだ。

月曜日から水曜日までは、ただただデータベースと向き合う。
改めて自分が集めてきた情報の多さに息苦しくなる。
辛いなーー。
しかも撮影、撮影で1日あたり300枚近い画像を整理する。
本業(?)もある。

そういえば毎日、夏休みで家族が起きてこない。

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そんな朝は八王子総合卸売センター『中華 さくら』でつけそば。
つけそばの酸っぱ辛いつけダレが身体の疲れを癒してくれる。
特にめんを食べ終わった後に、ちょっと酢を加え、スープを足してもらって飲む、これが最高なのだ。

木曜日は、べんさんからファイルメーカー基礎データをいただく。
これがまさに驚異的な代物で、本日まで、格闘の日々。
まことに、べんさんには感謝。
当面はファイルメーカーを勉強しなければ。

金曜日は体調不良のまま吉祥寺へ。
家庭人の義務として井の頭公園のスワンにのる。

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そのあとダイスケさんの猫カフェ。
姫はまことに満足そう。
姫はケンタのでかい桶のようなセットを買い満足そう。
ボクは文化ストアーでおつまみ。

夕方体調不良がますます顕著になる。
8時過ぎに川本三郎さんの文庫を読み始めて、そのまま読み終わる。
我ながらすくわれない日々なのだ。

今週撮影した魚貝類。
ハマフエフキ、タカノハダイ、コノシロ、カサゴ、ウスメバル、マイワシ、ゴトウヤドカリ、コエゾバイ、クロマグロ心臓、海老さん。
撮影した料理。
カサゴの煮つけ、マアジの煮つけ、カサゴの刺身、ハマフエフキの刺身、潮汁、ポワレ、こぶ締め、
ウスメバルの塩焼き、なかずみ(コノシロ)の酢漬け。

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夏真っ盛りのぞろ目の8日、中央線のぼりに乗り込む。
中央特快の始発にあたる列車に乗り込む。
最近電車に乗ると、毎日のように乗っているのにビックリ仰天する人々にで会う。
昨日は自分が座っている真横の席に眼鏡を置いて化粧をしている女性。
アミノ酸飲料をごくごく飲むのはいいのだけど、あなたの頭脳は大丈夫なんだろうか? 頭の薬を飲んだ方がいい。
電車で食い物を食うというのも気持ち悪いが、そして本日はくどいほど職場の人間関係を独り言で話す人、2座席となりにいてドキドキ怖くなった。

中野で東西線に乗り換え、門前仲町で都営大江戸線、築地市場駅には7時40分。
本日一般客非常に多し。
朝日新聞前、門跡通り正門から人があふれている。
しかも普段は見向きもされない新興の店にも行列。
なにげなく『やじ満』に入ると常連客ばかり。
どうなってるんだろうね?
築地って。

場内にはいっていきなり濱長でばちを発見。

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福地さんが出てきて、「これあるのウチだけよ」というので買う。
夏はばちだよなーー。
ばち(サトウガイ)へ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/funegai/satougai.html

新いかはどの店にもある。
新いか(コウイカ)へ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/kouika/sumiika.html
上物で4千円ということは、走り(出始め)を過ぎたということ。
走りには2万円以上(キロあたり)する。

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新子の値段が下がりに下がって、やはり8月なんだなと思う。
新子の走りの値段キロあたり6万円からすると格段安い。
コノシロへ
http://www.zukan-bouz.com/nisin/konosiro.html
天然アユが少なくなってしまったのも、不思議な光景だ。
なぜなら天然アユはこれからがいちばんうまい。

まだまだイサキがいい。
神津島からの活けものが素晴らしい。
新いかは江戸前寿司のネタだけど、東京ローカルな味わい。
対するにイサキは夏そのものといった味だよね。
本日見渡した限りでは、イサキ、カンパチ、まだまだマコガレイ、スズキ、カツオ、メジマグロ(クロマグロの若魚)あたりが狙い目だった。

『石市 界政』でミナミマグロ(インド)かな、と思うカマトロを見つけて買う。
「これ表面をあぶって食べてみて」
なかなか親切だった。

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『祝繁』にヒオウギガイ。
1個135円は妥当なので買い求める。
『片岡』にはヌマガレイが活け締めでぽつんと1尾。
「これいくらですか?」
ときくと、一見無愛想なおやじさんが、
「200円でいいよ」
ありがたく買い求める。
ヌマガレイも改訂を進めなくてはいけないページなのだ。
『片岡』さんに感謝。
ヌマガレイ
http://www.zukan-bouz.com/karei/karei02/numagarei.html

『富士恭』にヤコウガイ。
これは貝殻含みで買い求めるもの。
今回は2500円と妥当な値段ながら断念。
味わいはサザエに近く、サザエの仲間なのだ。

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ヤコウガイ(夜光貝)へ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/kofukusoku/sazae/yakougai.html

またシシャモ生の入荷が始まっている。
そろそろ盛期となりそうだ。

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シシャモの刺身は思ったよりもうまいのだ。
焼くなら干物を買った方がいい。
シシャモへ
http://www.zukan-bouz.com/kyuriuo/sishamo.html

『岩幸』に四万十のテナガエビ。
これは市場で目立っていた。
これがミナミテナガエビなのか、ザラテナナガエビなのか、ただのテナガエビなのかはわからない。
週明けに駒井智幸先生の同定待ち。

非常に一般客が多く、それを歓待している店の前では人盛り。
仲卸は一般客を歓待しなくてもいいとは思う。
適度にご意見番でいてほしいな。

イリヤマイチ斎藤に気になる魚があって、オオヒメダイもしくはオオグチハマダイだと思う。

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どちらにしろ、7キロではとても買えない。

『加藤水産』にアフリカ産ロックロブススター、これが安くて購入。

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なんだかうまいものよりも、とにかく画像を撮りたいものの方が多かった。
帰りに荷受けに立ちより空を見上げるとどんより重たい雲が空を覆う。
うだるような暑さだ。

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都心から帰り着くのが深夜0時前後。
この時間帯に帰ってくるのがいちばん疲れる。
そしてダウンするのが2時前。
起きるのが遅くて7時近くになっている。

昨日の朝はなんとか朝食を作ることができた。
朝ご飯はタチウオの塩焼き、超具沢山みそ汁にご飯。
漬け物、薬師神かまぼこ店製身天ぷら、オクラ。

慌ただしく市場に着くと久しぶりに高野水産に和歌山県串本市出口水産の入り会い。

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カゴカキダイ、ホウライヒメジ、クロサギ。
一箱二千円で買い求めた人の顔がほころんでいた。
このあたりの魚の真価がわかるとヤルナーと思う。
清水保商店にはお盆のお供え物があった。
そうだ旧盆も近いんだ。
やまぎしで神奈川県産入り会いからユウダチタカノハダイ、タカノハダイを買い求める。

帰途、旗野農園に。
トマト、オクラ、でかいキュウリ。
ブラックベリーがすずなりとなっていて、たっぷりもらってくる。

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ユウダチタカノハ、タカノハダイを撮影。
画像の整理、データベースの整理。
昼食は自家製オイルサーディンのサンドイッチ、ブラックベリー添え。

都心に出て帰宅は今週いちばん早い11時半。
ひと塩にしてあったトクビレ(八角の雄雌)を焼いて千歳鶴。
深夜0時過ぎにダウン。

本日は誰も起きてこない。
大急ぎでウネエゾボラを処理して市場へ。
久しぶりに八王子協同卸売組合の光陽で納豆定食。
オヤジサンが片岡千恵蔵の映画を見ている。
志村喬、片岡千恵蔵、宮城千賀子以外出演者がわからない。
マキノ映画なんだという。

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「みんな死んだ人ばっかだな」
「そうだね。志村喬も死んだよね」
「オレだって順番からすらーよ、そろそろだよな」
こんなことを話してたら、オバサンが
「こんなことをよく言うよ。そんな人に限って長生きするんだよ」

三恵包装でお菓子を買う。
『マルコウ』で新子の開きを買おうか買うまいか、悩んで買う。
クマゴロウがゆでだこの頭を切り分けていて、「お前、タコの頭好きかよ?」と聞くので「好きじゃないよ」というと、いきなり刃物を向けてくる。

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危ないヤツだぜ。
よく見ると切っ先にタコの頭。
食べたらうまかった。

『高野水産』でガザミを見ていたら、社長が
「青森産なんだ1ぱい持っていきな」
2はい欲しいなとは思ったが、ありがたく1ぱいいただいてくる。
土屋食品に買い物を置かしてもらっていて、帰ろうとすると、「ちょっと座って行きなよ」とおじさんに言われるが無視する。
ごめんごめん。

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『市場寿司 たか』でウネエゾボラの握りを撮影する。
非常にうまい。(ひじょーーーにうまい、と読んでほしい)
財津一郎はまだ元気なんだろうか?

中華『さくら』でお茶を飲もうと思ったら、若い市場人がうまそうなカツカレーを食べている。
ここでお茶を飲むと、ついついカツカレーを食べてしまいそうなのでやめる。

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ほんまに中華『さくら』のカレーはうまいのである。ボクなどはこれを見ると自制がきかなくなる

八王子の料理屋「立花」さんが怪訝そうに見ていたな。

9時過ぎに帰宅。
たまった画像を文章を書きながら保存。
ガザミを撮影。

早めのお昼はガザミのみそ汁、『五大力船』の「ばか乃佃煮」、奈良漬け。
湯漬けでサラサラ。
『五大力船』の「ばか乃佃煮」がうますぎる。
その上、ガザミのみそ汁はアガリで作ったのに非常にうまい。
なんだか豊かな昼飯になっちまったぜー。

正午過ぎに都心へ。
俎橋を渡っていると、蒸し暑くて息苦しい。
本当に今年は冷夏なのか?

9時過ぎに帰途につく。
途中三鷹で酒を買うため途中下車。
そういえば中央線でオレンジの車両をまったく見かけなくなった。
車内で「オシオがどうしたこうした」と若い女性たちが騒いでいる。
なんだ「オシオ」って。

帰宅は11時過ぎ。
仕事はピークを過ぎた。
猫とシャワーを浴びて、さっぱりする。
シャワーが好きな猫も変だよな。
バスマジックリンで洗ってやると苦しそうだった。
明日まで生きてるかな?

画像の整理をしながらビールと出羽桜吟醸酒で新子。
眠くなるまでがんばるのだ。

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非常に気分が悪い。
朝7時を超えているようだ。
とても起き上がる気になれない。
そのうち、猫が入ってきて、足の指に噛み付く、姫が起こしにくる。
なんとか市場を目差したのが、8時過ぎ。

市場に着いたと思ったら財布を忘れていることに気づく。
朝から何をやってるのだろう。
家まで帰って、中華『さくら』に飛び込んだのが8時半だ。
すでに海老名の海老さんが来ている。

姫は中華そば、ボクは食欲なしでお茶。
お茶を飲んだらやっと食欲がわいてくる。
それで「つけめん」に。
つけタレの酸っぱさが疲れを取ってくれる。
海老名の海老さんの朝ご飯は「午後の紅茶」。
「朝は午後の紅茶がいちばんよ」
なんか変!

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これは新製品の蒸し鶏つけ麺。こちらも非常にうまい。おすすめなのだ

そのうち、イチロウさんがやってきて、三人で市場を回る。
『やまぎし』でキハダマグロの中落ちを見つけて買う。
イチロウさんには込み魚(入り会い)からコショウダイを見つけてすすめる。

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ちょうど、よしさんの手がすいていたので、三枚に下ろしてもらう。
さすがに魚を下ろして50年のことはある。

市場は夏枯れで思った以上に荷(魚貝類)が少ない。
少ない中、『高野水産』でタチウオ、『マル幸』でマイワシ、『やまぎし』でキハダマグロの中落ちを買う。

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信号待ちしていると前に生コンのトラック。どんよりした曇り空、なんとなく生コンの内側が回っているのが気にかかる。どうして回ってるんだろう

帰途、八王子ふれあい市場で野菜を買い求め、スーパーで千歳鶴、ビール(偽物です)、アイスクリーム。

ラジオからは永六輔(敬称略。有名人なので)のかすれた不明瞭な声が聞こえてくる。
もっとも尊敬する人なので心配で仕方がない。
そういえば中山千夏の声を久しぶりに聞く。

帰宅は11時過ぎ。
帰宅後、文庫本数冊を枕元に置き、ほとんど夕方までダウン。
夕方、薬師神さんからうれしい荷物。

夕食は薬師神さんの鯖寿司、タチウオのマヨネーズ和え、キハダマグロの中落ち、淡路産ゆでエビ(アカエビ、サルエビ)に海老名の海老さんにいただいたゆず、三平汁、枝豆、中華『さくら』特製の鶏の唐揚げ。

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薬師神さんの鯖寿司にほかの総菜類がかすんでしまう。

その後、千歳鶴ワンカップ。
この千歳鶴は北海道の隠れた良酒だ。

一日、なにもなし、無為に過ごしてしまった。
画像整理はたったの100枚ほど。
資料も最低限しか読めなかった。
五十路になると、動けない日もあるよなー。

八王子の市場に来ませんか!
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/index.html


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http://www.zukan-bouz.com/

今週は何もできなかった。
図鑑の改訂が一時休止状態なのは、サイトの環境が変わるためで、アップロードはしていないだけで、さぼっているわけではない。
ブログは一日一更新を続けている。
そして生きて行くための仕事で都心までの行き帰りが3時間。
+10時間前後は拘束されるわけで、睡眠時間は平均4時間。
十分でしょう?
誰からも、そういわれるけど、ボクは耐えられないな。
ボクの周りの人たちは超人か?

ボクの日常は午前6時前後にはどんなことがあっても起床するわけで、そこから市場に行くなどをして、正午まではまったく休息なしの短距離走の繰り返しのようだ。

今週撮影した魚貝類は北海道厚岸あたりからきたエゾバイ科エゾバイ属の浅い場所にいる巻貝。
たった20個の撮影だけど、2時間くらいがあっという間に過ぎて行く。
クロメジナ、クロマグロの心臓、ゆでエビ(サルエビ、アカエビ)、カラフトマス料理、寿司図鑑の撮影、そして撮影。
今週の撮影枚数はここ数年でいちばん少ない。
これだけは楽だった。
メモの整理と校正に、突然飛び込んできた仕事。
午前中のフル回転がこのところ疲れとなってたまる。

いざ家を飛び出す。
昼前後の中央特別快速には、まず空いている座席はない。
乗り換えて東西線の15分ほどが極楽なのだ。
今週の書籍調べはガンギエイ科。
とにかく時間が許す限り北海道の食に関する本、動物学の本を全部斜め読みする。

九段についたら、後は監禁状態となる。
ここから今度は深夜0時くらいまでがんばるしかない。
帰ってくるといきなりダウン。

そうだ、ここで今週の収穫を書いておくべきだ。
北海道で「真かすべ」というのはメガネカスベ1種類をさし、「水かすべ」とはソコガンギエイ属の何種類かをさす。
北海道産のコエゾバイと思い込んでいた巻貝がコエゾバイ、マルエゾバイ、そしてもう一種類の種名のわからない巻貝、だってことがだんだん見えてきた。

そろそろ午前1時15分になる。
帰宅してたった30分しかたっていない。
明日の土曜日は当然朝から市場。
でも7時までは寝ていたいと思うのだ

疲れ果てて、寝てしまうので、今日もメールの返信、ブログのお返事を書かないことにあいなる。
すまん、すまん。

八王子の市場に関しては
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