食べる魚類学: 2007年6月アーカイブ

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 昨日は蒸し暑くて、膨大なデータ整理を終えた夕方にはぐったりと疲れ果ててしまった。この陽気に食欲はあるのだけど、その欲しているものは穏やかな味わいではなく、体中がピリピリと飛び跳ねるような刺激、辛いもんが食いたいのだ。
 それで高野水産から勝手にもらってきたメイタガレイを卸しながらアレコレ考えて、コチュジャンを探す。でもどこを探しても見つからない。すでにニンニクをすり下ろして、あとはコチュジャンの辛みと、ほんの少しの砂糖、酢、醤油で「変わり醤油」を作ろうというもくろみであったのだ。探しても冷蔵庫にある辛いものといえばタバスコだけ。仕方なくこれで代用する。タバスコなので酢はいらない。
 一緒に和える野菜は地物のピーマンと新玉ねぎ。まあ料理と言えるものかどうか、メイタガレイの刺身に一工夫といった代物。結果的に辛さはタバスコにしたのが大正解であった。コチュジャンの旨辛さよりも夏はタバスコのすっぱ辛さが合う。
 メイタガレイは今が旬、かなり強い「変わり醤油」の味わいを押しのけて舌に旨味とシコッっとした食感を残してくれる。そしてタバスコのすっぱ辛さと、微かな甘味、そして倉敷で買い求めた甘口の「とら醤油」がいい味となって口中を満たす。これはまさに梅雨の晴れ間を思わせるようなひとときの爽やかさだ。


市場魚貝類図鑑のメイタガレイへ
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