食べる貝・イカタコ学: 2005年10月アーカイブ

「知らなかったな、大阪でシジミがとれるんだ」なんて魚屋が驚いているのは八王子魚市場の貝売り場。担当の鈴木さんも「なに川っていたっけね、琵琶湖から流れてきているの」というから、淀川河口産なんだろうね。当然、好奇心もあって買ってみました。それがなかなかイケルのだ。そして我が膨大な資料の産地に「大阪府」を入れることにする。

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市場魚貝類図鑑のヤマトシジミへはここから
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/sijimi/sijimi.html


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

本みる ミルクイ

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 安いね、「本みる」。今年はなんども仲買と立ち話した。いつもは安くて3000円、高いと5000円以上なんてこともざら。それが今期は2千円代から、驚いたことに千円代に下がることもあった。それでも上物、すなわち型のいいのは値が下がらない。
 このミルクイ、江戸前寿司の代表的なネタなのだけれど東京湾でとれるなんて、しかもたっぷりとれているなんて知らなかった。それで実際にこの目で見るために行ってきましたよ。横須賀市新安浦、横須賀東部漁協へ。そして想像を超える大ミルクイを見せつけられたのでした。これなら総て築地の上物屋に行くのだろう。このことに関しては後ほど魚貝類を探す旅に書くのでお待ちを!
 さて回転寿司や値の安い寿司屋さんではミルクイは使えない。代わって使われるのが値の安いナミガイ。これを市場では「白みる」という。ミルクイがアサリ、ハマグリなどとともにマルスダレガイ目なのに対して「白みる」はオオノガイ目である。そのナミガイは対岸の千葉県内房ではとれても、横須賀では見られない。これも不思議だな。
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ミルクイの詳しい情報へはここから!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/mirukui.html
「白みる」、ナミガイの情報はここから!
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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 市場ではロケットなんて言う。外套(以下で胴体というところ)の長さだけで1メートルにもなる大イカ。沖縄など熱帯から暖流にのり日本海を秋に北上する。とこによっては「赤いか」、「たるいか」なんて呼ばれている。
 これをおろすのが大変! ベテランの、よしさんが身の丈と変わらぬイカと格闘するのも面白い。相模原の千福寿司さんがかたわらで笑いながら、「こりゃ変わったイカだよね。冷凍しなきゃうまくないんだからね」と話す。まさにその通りでこの大いかを仕入れると適当な大きさに切り、すぐに冷凍してときどきに使うのだ。その分厚い切り身を薄く切って食べるとほどほどに甘みがありうまいぞ。
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八王子総合卸売協同組合、『やまぎし』の、よしさんは激安市場で人気者

ソデイカのページへは
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