食べる魚類学: 2014年3月アーカイブ

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明石から郵便物が届いた。

春の便り、イカナゴの「新子」と「ふるせ」のくぎ煮である。

しかもイカナゴをたかせたら明石でも

トップクラスとされる山嵜清張さんからだ。

正直に言うと、山嵜さんのくぎ煮、

なかでも特に「ふるせ」を食べると、困ることがある。

市販のものが食べられなくなるのだ。

市販のものには水飴が入っているのも気に入らないが、

よくできた市販品ですら影が薄くなる。

 

北の福島県でもイカナゴ漁が行われているが、

佃煮(くぎ煮)に関する限り、明石が上だと思っている。

被災地支援に山嵜さんに来て欲しいと思わず考えてしまった。

罪な人だよ山嵜さん、アリガトね!

 

山嵜清張さんたちの店「SAKI」へ


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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福島県いわき市、相馬市などでシラウオ(イシカワシラウオ漁)の試験操業が始まった。

放射性セシウムの値もクリアして、一安心。

この福島県太平洋沿岸のイシカワシラウオを都民の方にも食べて頂きたい。

そのようなイベントでもできないだろうか、今いろいろ企画中だ。

写真は岩手県久慈市産イシカワシラウオ

 

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑イシカワシラウオへ


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2月の珍魚レビュー4

国内で水揚げされる赤黄のタイ科が、

鹿児島県鹿児島市田中水産さんに送って頂いた、

ホシレンコで揃い踏みとなった。

うれしい!

 

ホシレンコはどうしてなのかわからないが、奄美大島周辺だけでとれる。

そのため、めったに手に入らない貴重品である。

 

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写真は絶品であった煮つけ。

 

さて、ホシレンコの味だが、

打ち合わせに来ていたテレビ局のディレクターも

大絶賛のうまさだった。

 

市場魚貝類図鑑ホシレンコ


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2月の珍魚レビュー3

ハタ科マハタ属の起源は熱帯にある。

当然、マハタ属の原始的な形態はローカルな場所にあり、中心には様々な変化が存在してしまう。

中心(熱帯)のマハタ属の検索は大変である。

それだけに熱帯マハタ属をいただくというのは、まことにありがたい。

 

今回のものは熱帯のマハタ属でも比較的わかりやすいもの。

が、見れば見るほど、温帯域にいるマハタ属に当てはまらない。

熱帯にあっても珍種なのではないだろうか?

 

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写真は「みーばい汁」

刺身にしてよし、煮てよし、汁にしての超がつくおいしい魚であった。

 

石垣島の大洋丸さん、伊藤さんありがとうございました。

 

ホウセキハタモドキ


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