まだ深夜と言った方がいい3時過ぎ、パソコンを立ち上げる。
 2時過ぎから『すしの歴史を訪ねる』(日比野光敏 岩波新書)を読んでいるのだが、普段はこのまま眠くなってしまうはずが、眠れなくなる。
 画像の整理、海鞘類(ホヤ)の改訂。
 エボヤ、アカボヤ、マボヤの改訂を終えると、なんと6時半。
 7時過ぎに市場へ。
 八王子魚市場をとばして八王子総合卸売センターの駐車場にはいるとガラガラだった。

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土谷食品のお母さんがねじりコンニャクを炒め煮に。これがどえりゃうまい

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土谷食品の娘、ハッピー。可愛いけど怖い
 高野水産は当然着いていない。『総市』の前にもまだお客がまばらだ。
 朝ご飯は『さくら』で姫は中華そば、ボクは肉野菜炒めスペシャル。

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野菜の量が半端じゃない!

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珍しいことに7時台の『市場寿司 たか』は暇だった
 八王子綜合卸売協同組合『マル幸』をのぞいてもあんまり面白い物がない。
 清水保商店、十一屋ジャパン、やまぎしと回り、また高野水産にもどる。
 なかなかトラックが帰ってこない。

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このアルゼンチンアカエビはときどき回転寿司などで「ボタンエビ」なんて名前で回っている。でもボタンエビなどタラバエビ科ではなく、遠いクダヒゲエビ科
 フレッシュフーズ福泉に大量のアルゼンチンアカエビ、とても安いので一箱確保。
「おいおい何してるの」
 振り向くと太田さんがいる。

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 土曜日に太田さんがいるのは珍しい。
「活け締めのハマチ(ブリ)を待ってるの」
 朝から強風吹き荒れ、雨がザザーっと横殴りに降る。
「太田さん、山に帰れるのかい」
「そうだな今頃雪かな」
 太田さんは山梨県上野原の山岳地帯をトラックで行商している。
 イチロウさんがやってきて、カクレエビ夫婦も到着、トラックがうなりをあげて、これまた到着する。
 やはり魚は少ない。

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高野水産のトラックが到着するまで。到着までの静けさよ

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満杯のトラックから荷を下ろす。ここからは戦場のごとし

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どこにいたのかわっとお客が湧いてきて、高野社長が値をつけると群がってくる。この時点ではプロが多く、少し後に一般客が多くなる
 少ないながらもイサキ、ジンドウイカ、ヤリイカを買う。
 朝、たくさん食べたはずなのに、なんだか小腹が空く。
 市場を回るのはとても疲れるし、腹が空くのである。
 『市場寿司 たか』でこはだとメバチマグロの赤身、姫はイクラ。

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『市場寿司 たか』で腹の虫をなだめる
 ラジオで「永六輔の土曜ワイド」を聞きながら帰宅。
 北山修が出ていて、午前中、午後一時までラジオを聞きながらウトウト。
 午後、画像整理、改訂の続き。
 イサキを撮影。
 午後5時、姫と吉祥寺に向かう。
 高洲(岡山県倉敷市児島)での潮干狩り仲間、ダイスケさん、アカネさんの猫カフェを見に行く。
 吉祥寺駅でヒモマキバイさんと会い、マルイの方に渡ろうと思ったら、市場的雰囲気の建物を発見。
 思わず、入ってしまう。
 魚屋、惣菜屋、花屋が並ぶ。
 干物を売っている店には総菜類が並び、イカ大根、野菜サラダ(ポテトサラダ)を買ってしまう。
 この一角を文化ストアーと呼ぶらしい。

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吉祥寺に文化ストアーを見つけたのは大大大発見! これは明らかに市場だ!
 マルイから井の頭公園に向かう道、30年近く前になんども歩いているはずだが、驚くほど変わってしまっていて、なんだか異世界に飛び込んだようだ。
 その中ほどにダイスケさん、アカネさんの店「メロウカフェ」がある。

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猫カフェでああるメロウカフェ、開店準備に追われている。開店したらみんなで行こうぜ!
 店の前できんのり丸さんが手を振っている。
 この人、このような雰囲気似合わないねー。
 店のある2階にのぼると、前に郡山饅頭を送って頂いた橋本夫婦が待っていてくれた。
 猫カフェというのは開店準備が大変らしく、まだ猫もいない。
 東急イン地下の居酒屋で宴会。
 なかなか楽しい宴となる。
 みんなと分かれて姫と中央線に乗り込んだのが9時過ぎ、帰宅は10時前。
 
2008年3月14日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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