管理人: 2005年10月アーカイブ

 愛媛県八幡浜市、宇和島市などで作られているのが「じゃこ天」である。主な原料はホタルジャコという小魚。これをウロコや骨ごとミンチにして作られる。これが肴として、また食材としてとても優れているのだ。栄養のことをあえて言うのも嫌なのだが、カルシウム、また不飽和脂肪酸、ビタミンやタンパク質など、他の練り物より遙かに多く含まれている。
 我が家では「じゃこ天」でちらし寿司、いなり寿司、おでん、煮物などを作る。これが「じゃこ天」から出汁(旨味)がでてすこぶるつきにうまい。
 ただ、日本酒好きなお父さんとして、いちばん好きな食べ方は油を引かないテフロンフライパンでこんがり焼いて、スダチと醤油でむしゃむしゃ食べること。これが軽く飲る晩酌に最高だ。
 今夜は宇和島市の『薬師神かもぼこ』の、じゃこ天、徳島県美馬市の農家の庭先でとれたスダチ、徳島県鳴門市の「福壽しょうゆ」、酒は愛媛県の「梅錦」。

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薬師神かまぼこのホームページにはここから!
http://www.yakushijin.jp/index.html


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 午前、7時過ぎ目覚めて『おかしな男 渥美清』を少し読む。それでも半には寝床を離れてメール・掲示板のチェック、寿司図鑑のネタ決め。
 朝食はうどんと昨日作った押しずし。
 食後、慌ただしく寿司図鑑作成、画像の保存。

 10時に尾鷲の岩田昭人さん(「一日一魚」の制作者)から膨大な魚貝類が届く。そして中身を見てすぐに臨戦態勢に移る。
 簡単な昼食を挟んで午後6時過ぎまで撮影。結局総ては撮影できなかった。
 そんな午後、またまた宅急便が届いて、今度は徳島から大量の柚とスダチ、キウイ。家人が早速柚を切り熱湯を注いで甘い柚湯を作る。

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これは初めて見る魚。アンコウ目の魚であることは間違いないが、まだ同定していない

 夕食は生の鴨肉ですき焼き。酒は「梅錦」、肴は愛媛のじゃこ天。
 食後、画像整理を続けて、11時前に途中でダウン。画像の整理も半分、また同定も半分くらいしか終わっていない。


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 早朝から慌ただしい。寝床でノンビリなんて夢の又夢だ。家族を残して市場に向かう。
 7時半近くに八王子魚市場、目に付いたのは広島の剥きがきのかんかん。これが来るとカキの本番である。気仙沼のカツオにサンマ。場内魚であふれている。中でも目立つのはサヨリ、そろそろこれも多くなる。市場内、『三招』で生の鴨肉をくれと言うと、失礼なことに「本当に買うの、キロ/3500円だよ」と言う。少し高いなとは思うものの『三招』の疑わしそうな目つきに思い切って買う。この店、高級食材だけを扱っていて、本来貧乏人は相手にしないのだ。『源七』も店内、人がひしめいている。

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源七の店先、土曜日なのに混んでいる

 八王子総合卸売協同組合、『光陽』でモツ煮込み定食。『三恵包装』で肉まん6個入り260円を3個、kiriのガーリックチーズ160円を2個。八王子綜合卸売センター、『ビックリ屋』で水菜とタモギタケ。8時半近くなって『市場寿司 たか』を覗くと今、「暇だから早く来い」と言うが握ってもらいたいハモを持ってきていない。大慌てで帰宅。そのとき「ズゴーン」という、地響きを感じる爆発音。そんなもの気にしている余裕がないのでハモを持って市場に帰り着く。
『市場寿司 たか』に入るやいなや、「すごい爆発だったね。あっちから白い煙が出ていたから前田道路かな」と、たかさん。そのたかさんの「白身がなくて困ってるんだよね」というのに答えて八王子魚市場に向かう。前田道路の前に救急車が止まっている。
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 ダイちゃんのところでコロダイ(キロ/750円)2キロのものを確保、もう一度、八王子綜合卸売センター『市場寿司 たか』にもどる。ここで薬師神さんからいただいたハモ照り焼き、塩焼きの握りを撮影。
 ハモをもう一度軽くあぶったのだけれど、少しあぶり足りなかった。このために少々、硬めであったが味はいい。とくに丹念な骨切りに驚く。
 帰宅は9時前。大急ぎで着替えて、太郎達の行事に向かう。10時過ぎに退散して、魔が差したのか古本屋に入ってしまう。ここで少々、夢中になり、時刻は正午近い。帰宅は正午前。肉まんの昼食。
 午後から膨大な未処理の画像データを整理・保存。そして寿司図鑑2日分作成1本アップ。そして時計は3時前。
 家人を連れて八王子綜合卸売センター、『市場寿司 たか』で作成する小物の打合せ、残り物だという鮪の八の字をお土産にもらい、家人は寿司をご馳走になる。酒の安売り店でビール(偽物です)などを買い、帰宅したのが4時過ぎ。大急ぎで寿司図鑑1本をアップ。画像の整理を大方終わらせて5時。

 夕食に酢飯を作り、あぶったハモの照り焼き、塩焼きで押し寿司を作り、鍋の用意。ハモはあぶるそばから子供達がつまみぐいをする。確かに脂があってうまい。

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京都、『八木包丁店』で買った押し寿司の型。使うのは久しぶり
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寿司を押すのは子供達にやらせたが、なかなかよくできている

 夕食は鱧の押しずし、ハモと鮪八の字のチリ。酒は薬師神かまぼこさんの愛媛県宇和島にちなんで『梅錦』。飲み過ぎて食べ過ぎた。

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ハモの湯引きは、辛子酢みそで、そして鱧チリに

 食後、少しだけ、改訂、画像の整理・保存。11時近いなと思ったところまでは記憶にあるが、小林信彦の渥美清の本とともに速やかにフェードアウト。


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「知らなかったな、大阪でシジミがとれるんだ」なんて魚屋が驚いているのは八王子魚市場の貝売り場。担当の鈴木さんも「なに川っていたっけね、琵琶湖から流れてきているの」というから、淀川河口産なんだろうね。当然、好奇心もあって買ってみました。それがなかなかイケルのだ。そして我が膨大な資料の産地に「大阪府」を入れることにする。

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市場魚貝類図鑑のヤマトシジミへはここから
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/sijimi/sijimi.html


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ぶわたら(マダラ)

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 肌寒の10月ともなると、入荷してくるのが「ぶわたら」である。「ぶわたら」の語源は「腑分け鱈」、すなわち内蔵を取り、フィレにすることを宮城県で「腑分け」というにあるという。これは「ぶわらた」を製造している天祐丸、緒方清雄さんからお聞きしたこと。昔は国産、地物を原料としていたが、現在ではほとんどがアラスカなどから来た輸入のもの。これを塩漬けにする。塩漬けにしたものだから身が締まっていて、鍋などにして煮くずれない。また冷凍で常備できるのも便利だ。他にはフライや、ムニエルにも出来る。
 冬近しを感じる食材、「ぶわだら」で湯豆腐を作り、燗酒でいっぱいというのは楽しいもの。さてスーパーでお馴染みの食材である、寂しいお父さんはさっそく買いに走ろう。

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宮城県石巻市魚町 天祐冷凍冷蔵株式会社の「ぶわたら」

市場魚貝類図鑑のマダラのページへ
http://www.zukan-bouz.com/taraasiro/tara/tara.html


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10月28日(金曜)

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 朝、6時半に目覚める。疲れが蓄積しているのがわかるが、それではこの1週間なにをやったのだと問えば、「無」なのだ。パソコンを立ち上げていると机に「味の銘作」というのが置いてある。これは小さな和菓子を袋詰めにしたもの。これを置いたのは家人の勘違いである。確かに、世の中で酒と、それからなにが好きかと問われれば「あんこ」だ、と言うくらいに小豆が好きなのだけど。このような既製品の和菓子が好きなわけではない。あえて言えば薄皮まんじゅう(例えば岡山の「大手まんじゅう」)とか、吹雪、あんこ玉が好きだけど、和菓子屋で作られたのが好ましいのだ。そう言えば、長い間、「あんこ玉」を食べていない。こんなことを考えているだけで、狂わしいほどに「あんこ玉」が恋しくなるではないか。そこら中に飛び跳ねる「あんこ玉」の幻を見ながら、メール・掲示板のチェック。
 朝食は鶏の唐揚げ、スリナムエビのソテー、ブロッコリー、ニンジン、アサリのみそ汁、ご飯。

 八王子魚市場には8時半。ソデイカ、カツオ、スズキ、大阪から、ベッコウシジミ、北海道からエゾボラ、ワカサギ、甘エビ(ホッコクアカエビ)、サンマは少ない。ベッコウシジミと北海道から形のいいハタハタが来ていたので購入。八王子綜合卸売センター、高野水産には和歌山からユウダチタカノハ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、オニヒラアジ、テンジクイサキ。
『市場寿司 たか』でハタハタ、ユウダチタカノハの握りを撮影。ユウダチタカノハの握り、すごくうまい。
 帰宅途中、旗野農園で小松菜と長ネギ。おまけに「おろぬき大根(大根の間引きしたもの)」をいただく。
 帰宅は10時過ぎ。ギンガメアジ、ロウニンアジ、テンジクイサキの撮影。様々な雑事、連絡、またブログのアップなどをしている内に既に正午となる。結局寿司図鑑を明日に先送り。
 昼食はおろぬき大根の青菜飯、ベッコウシジミのみそ汁。久しぶりの青菜飯うまい、うまい。ご飯2膳は食べすぎ。

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青菜飯は春と秋の風物詩である

 午後は外出。お茶の水に。よしなしごと8時半まで。帰宅は10時過ぎ。帰宅すると愛媛県宇和島市『薬師神かまぼこ店』から鱧の湯引き、照り焼き、塩焼き。じゃこ天、揚げ巻きかまぼこが届いていてビックリ仰天。お礼のメールをして、湯引きで軽く一杯。雑事をこなして11時半にダウン。

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日本酒が好きなので、こんな肴がいちばんありがたい。薬師神さん、ありがとう


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10月27日のこと

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 朝方雨、ザーザーっと降る、肌寒い。時刻は6時半。スリナムのエビ(ナミクダヒゲエビ?)の処理をしてフライを作る。その合間にメール・掲示板のチェック。
 朝食はエビフライ、常備菜、ワカメと豆腐のみそ汁、ご飯。
 スリナムのエビ、家族に好評である。これは身が柔らかくこれがプロの評価を低くしているのだが、一般的にはこんな部分が受けるのかも知れない。我が家の姫など、かなり感動している。

 八王子魚市場には9時前に到着。まつぶ(エゾボラ)、大阪からベッコウしじみ、カキに甘エビ(ホッコクアカエビ)、ソコイトヨリ。スズキはまだ抱卵していないように見えるが早く確認したい。

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最近よく見るのが「ベッコウしじみ」。これは和歌山の魚々ちゃんからも情報が来ているが、淀川産。そして隣に木更津の小振りのアサリ

 八王子綜合卸売センター、高野水産にくると、社長から「牛若さんがお亡くなりになったんだ」と聞かされる。大きな料理店を経営しているのに旦那ぶったところがなく気さくで優しい人であった。冥福をお祈りする。
 八王子綜合卸売センター、ユキ水産で宮城県から来た「蒸しガキ」を購入。
 八王子総合卸売協同組合に回って丸幸水産には北海道からヤリイカ。小振りなのにキロ/1700円というのは走りだからだ。十一屋ジャパンには新ものの「べったら漬け」。大好きな家人に買って帰るべきか考えて、最近の締め付けに反発を感じてやめる。

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「べったら漬け」は東京の初冬の風物詩。皮付きとないのとあるが皮付きがうまい

『市場寿司 たか』でトラギスとスリナムから来たクダヒゲエビの仲間を撮影。スリナムのエビ、うまい。

 帰宅は10時過ぎ。慌ただしく、沼津から持ち帰った魚貝類の内、再度撮影の必要なものを処理。
 寿司図鑑2つ、画像の整理。気がつけば正午を回っているのだ。江戸風ラーメン(セットのもの)を作り、ユキ水産で買ったカキをのせて、カキラーメンに。これで昼食。

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宮崎県「丸ほ」の蒸しカキをのせてみた。この蒸しガキいい味だ

 1時を過ぎて慌ただしく外出。中央線で読む『カツオ漁』が面白く気がつけばお茶の水。よしなしごとは7時半まで。帰途、豊田駅『花月』で豚骨ニンニクラーメン。この手のラーメンがいちばん体に悪いんだと思いながら完食。そう言えば、今日は昼も夜もラーメンだ。

 帰宅は9時。「どっちの料理ショー」を見ながら金婚正宗を飲む。福岡県でのシバエビ漁の模様が非常に面白く、この番組で久々に感動する。
 11時半まで画像の整理・保存。近頃、短期間に膨大な情報が入ってきて処理が追いつかない。誰か助けてくれ。


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まとめまして 28日

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 まず、つづきさん、鮟鱇さん、こんど、きんのり丸さんと千葉の普通の町を無駄歩きというのをしませんか? 鮟鱇さんはまだお会いしていませんが、気が合うかも?
 また、としまやさん、あの日は突然、お伺いしまして。なんとあのお酒、自分で飲んでしまいました。本来、酒は大好きなのですが、旅に出かけて買うということはあっても東京都内の酒は、あえて買うことはないので、面白い経験です。これの顛末は日記に書きます。また、私の年長の友達は酒のラベルとか瓶とかなんでも集めてしまうという変な人です。また彼には酒の味はわかりません。(この日記のことは知らないだろうな。読むなよ)
 木枯らし平社員様。このたびのエビは不思議なことのなっています。なぜならプロには不評なのに家族には大好評なのです。家人が、ぜったい人にはあげないとがんばっています。これは本来カニ好きでエビには興味を示さないので驚きです。また我が家の姫達も大好きなようです。我が家で食べたエビは数知れずなのですが、クダヒゲエビ(ナミクダヒゲエビかな?)にこんなに反応するとは思えませんでした。私が商品名をつけるなら「ソフトうまエビ」ですね。
肴にしてバリバリ食べた塩焼きの画像を添えます
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 本来、定番商品が多い八王子の仲卸にも珍しいものが来るときもある。10月半ば、八王子綜合卸売センター、ユキ水産の前にしょうゆのようなもの。これが魚醤であり、当然、そのオタク的な存在である、ぼうずコンニャクも買いましたよ。市販すると300円前後になるかな。これが仲卸で買うときの困ったところ。
 原料はなんとサケ、食塩、米糀。純粋な意味での魚醤ではないが、これなら面白い味になるのではないか? と期待。その期待に違わず、よくできた調味料である。そのまま漬けしょうゆとしてもうまいし、特に野菜にいい。またカガミダイの一夜干しにつかったらこれもいい。侮れぬぞ、えりも町。そしてマルデン。

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マルデン 北海道幌泉郡えりも町笛枚4番地
http://www.maruden.jp/index.htm


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 大阪の宮木屋さんからスリナムからの輸入エビが送られてきた。これはどうもクダヒゲエビの仲間のようである。クダヒゲエビなら、沼津でのお馴染みの深海性のエビ。尾鷲でも食べられているが、あまり量はとれない。これはスリナムでは輸出するほどにとれるのだろう。
 それを『市場寿司 たか』の渡辺隆之さんに渡して、握りに仕立ててもらいました。茹で加減も試行錯誤。そして味はというと、「うまいじゃないか」という渡辺さんの感想通りに、私、ぼうずコンニャクも楽しませてもらった。甘みがあるし、身の締まりもちょうど。小さすぎるけど、喜ばしい「初物食い」となった。

宮木屋さん、の『赤えびエイト』へは
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8495/untitled4_001.htm

エビ屋さんの日々のエビとの取り組みも、宮木屋さんの不思議な世界も楽しめます


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 6時前、外は曇り空、午後には雨になる。寂しい日。市場が休みなので、事務処理的なことをどれだけやるか考える。そして事務的なことは総て土曜日に持ち越すことに決めてしまう。メール・掲示板のチェック、寿司ネタは考えあぐねてカブトボラにするが、不安を感じる。これには膨大な改訂事項が存在するからだ。

 朝食は、カガミダイの「魚々紫」干し、カネマル笹市のえぼだいの干物、オムレツ、具だくさんみそ汁、ご飯。
 サケで作った「魚々紫」が素敵だ。旨味と塩分濃度のほど良さ、香りも変に装飾的ではなく抑制が利いている。

 食後、沼津の画像の保存。これが終わったのが11時。そのまま寿司図鑑と、それに伴う改訂を行うが1時になって途中で断念。
 ふと、お茶を飲んで新聞を見ていると、根上淳の訃報を知る。あまり、これと言って作品を思い出せるわけではないが、子供の頃、テレビでお馴染みの俳優や芸人がいなくなるのは寂しい。そう言えば宮城ケンジも先週、死んでしまって、そのときに東ケンジが既に冥界の人であることを知る。懐かしいなダブルケンジの漫才。

 1時過ぎ、慌ただしく外出。中央線では熟睡。am-pmでお握りを買ったら飲み物が当たる。
 よしなしごとは9時まで。早く帰れると知人と待ち合わせをしていて、神田の地酒、豊島屋「金婚正宗」の手みやげまで用意していたら1時間半の遅刻。ケータイに「バカ野郎」と留守電を残して飲み会は中止。これぐらい待ってもいいだろうに、気が短いヤツだ。

 その手みやげが「金婚正宗」、仕方なく持ち帰って飲んだら、なかなかイケルのだ。
 帰宅は11時前。なんとかトウカムリ科の改訂を済ませるが、寿司図鑑はお休みにする。
 0時に眠くなってダウン。


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カブトボラのページを作成
http://www.zukan-bouz.com/makigai/bansokurui/toukamuri/kabutobora.html

掲載種 1673


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青森 イゲタの竹輪

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 市場でうどん玉を買って、当然、練り物も欲しいなと思って見ると、「イゲタ」と紀文がある。そして仲卸が、これにしなと手渡してくれたのが「イゲタ」。好みはあるだろうが、こちらも「イゲタ」が好きなので、ついでに半端だから安くすると言われて顔がほころんだ。
 竹輪には足(弾力がある)のあるものと、味わい重視でやや欠けるものとがある。どちらも好きなのだが、「イゲタ」は欠けるもの。でも味がよくて生でも煮ても最高にうまい。面白いのは、この竹輪、焼き締まっているのに噛むとすんなりとちぎれて、そこから程良い甘みと、旨さがジワリとくる。小売店で井桁のマークを見つけたらお試しを。

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イゲタ沼田焼竹輪工場 青森市港町2の27の1


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10月25日(火曜)

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 6時に目が覚める。えい! やっ! と起きあがり、肌寒い空気の中パソコンを立ち上げる。外は曇り空。
 朝食は小松菜の卵とじ、納豆、具だくさんみそ汁、ご飯。
 ブログをアップしてから外出。曇り空から薄い光が漏れてきて秋日和の予感。

 八王子魚市場、ワカサギ、マダラの白子、三陸のサンマ、石巻・大興水産の茹でケガニ。

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八王子魚市場、特種

 源七に宮城県石巻市、天佑丸から「ぶわたら(塩蔵マダラフィレ)」。この「ぶわだら」が並び始めると冬近し。八王子綜合卸売センター、高野水産にはフグのむき身や活けのトラフグ。総市に女川のサンマ。そう言えばタラバガニの入荷が目立ってきている。
 八王子総合卸売協同組合、「やまさん」でウルメ削り節。この乾物屋というもの店内に入るだけで興奮してしまうのはなぜだろう。はっきり言って若い娘がディズニーランドに行くようなものか? ディズニーにはガガンボの目ん玉の百億分の一ほども興味が持てないが、乾物屋には百億に1パーセク掛けたほどの興奮を感じる。一度、この「やまさん」をバラバラに解剖して遊んでやる。オヤジ覚悟しろ。

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バラバラにしたいのはオヤジではなく、店内の商品だ!

 果物の「恒川」の筆柿。河村青果に海老いも。ビックリ屋にも果物が満載。秋は豊穣なのだ。

『市場寿司 たか』でスルガバイ、カブトボラ、ヒメエゾボラモドキ、トゲヒラタエビの握りを撮影。スルガバイとトゲヒラタエビはうまい。

 帰宅は10時過ぎ。画像で再度、沼津の生き物の同定をする。やはり、確定できないものが残る。寿司図鑑作成、雑事、沼津の生き物を再度撮影。このとき時計を見たらすでに正午になっている。

 ウルメ節でとったうどん汁で、かけうどんを食べて外出。
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やはり、うどんつゆは煮干しがいいなと思う

 街路樹の葉がさわさわと鳴る、雲の間から晴れ間が見えてきて、苦しそうにランニングする中学生。
 中央特快で3時にはお茶の水。よしなしごと8時半まで。
 駿河台の「富士そば」できつねそば360円で夕食。地元に帰って「開花」で夕食をと思っていたが、なんだか空腹で我慢できなかった。「だからダメなんだぜ、肥満オヤジは」と我を叱る。ちなみに「富士そば」は仕方なく入る立ち食いそば(座れるが)。

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 10時前に豊田に帰り着き、「開花」で締め鯖を肴に生ビール小、お銚子(2合)2本。飲み過ぎて、支払は2300円也。肴は極力控えて肥満予防。でもこれ以上太りようがないだろうな。
 帰宅は11時半。お風呂に入ってそのままダウン。メールの返事も、なにもかも明日に持ち越しだ。


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まとままして

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鮟鱇さん、ご指摘ありがとうございました。鮟鱇さんも無駄歩きしていますか?
つづきさん、沼津が本格化するのは11月半ばからかも知れません。
ミセス・カネマル笹市さん、えぼだい、かなり感動しましたね。これ近々、ブログで報告します。
カネマル笹市のホームページへ
http://www.kanemarusasaichi.co.jp/index.html


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10月24日(月曜)

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 パソコンを立ち上げたのが6時半。確実に昨日の疲れが残ってしまっている。朝食を作りながらメール・掲示板のチェック、寿司図鑑のネタ選び、日記の校正。
 朝食はカネマル笹市のえぼだいの干物(国産イボダイ使用)、小松菜の煮物、納豆、具だくさんすぎるみそ汁、ご飯。カネマル笹市、えぼだいは絶品。これなら炭火をおこせばよかったかな。
 ブログをアップして市場へ向かう。

 八王子魚市場、いきなり北海道羅臼産のマダラの白子キロ/7500円が目に飛び込んでくる。これがもうかなり白い。そして八郎湖のごり(ジュズカケハゼ)。サンマは女川。源七には今日もものすごい量のタラバガニ。これをあんちゃんがせっせと茹でる。八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともあまり面白いのがない。高野水産にカリフォルニア産というロブスターがある。
『市場寿司 たか』で水ふぐ(ヨリトフグ)、エチオピア(シマガツオ)、ニギスの握りを撮影。たかさんはヨリトフグがうまいと言い、こちらはシマガツオがいいと思う。見解の相違はなはだし。帰途、旗野農園で小松菜。

 帰宅は10時過ぎ。大急ぎで昨日撮影の生き物の同定、画像の整理。また撮影を少し。これが終わらない。1時近くなって断念して外出。
 がらがらの中央線、うとうとしながらお茶の水に。よしなしごと5時半過ぎまで。知人とラーメン味一番で食事。ビールを飲んだので、〆のラーメンは我慢する。悲しいぞ、肥満体は。

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無駄歩きの無駄歩き/神田猿楽町にある豊島屋は江戸時代以来続くもっとも古い酒蔵。歴史書にもしばしば登場する。でも今やビルで味気ないが、そこにちょっとおしゃれな秋の装い。この「金婚正宗」まだ飲んだことがない

 帰宅は9時前。烏の行水をして、画像整理の続き。メール・掲示板のチェック、ブログをチェックする。トラックバックってなんだろう。また今日もエッチなトラックバックを削除する。11時半、ダウン。


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 0時ちょうどに寝床を離れる。睡眠時間は一時間と少し。メール・掲示板のチェックと雑事少しを済ませて、外に出る。薄暗い街路樹の下、まだ宵の口と街に繰り出す娘達のざわめきを聞く。
 深夜の国道16号は思ったよりクルマが多い。それでも別世界である沼津には2時過ぎに着く。駐車場にとめると、仕事に向かう山丁・菊地さんと行き違う。
「早いじゃないですか」
 まだ静かな、暗闇に菊地さんの言葉だけが残っている。
 少し、クルマの中でぼんやりして3時ちょうどに魚市場に。底引きの桶は少なく、ときどき突風が発泡スチロールを吹き飛ばしていく。今井さんに「今日は定置は無理だね」というと、「全部無理じゃないかな」と言う。
 3時になって志下の「太共丸」のおばさん達が桶を開きまず、エビの選別を始める。そして、そのすぐ後に風よけの緑の幕が張られる。

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緑の風幕が張られると定置などは無理だ

 そして間もなく「大成丸」の人たちがやって来て、船長の鈴木尚光さんに頼んで置いた宝物が届く。それがなんと大きな桶一杯なのだ。ここでいつも5時過ぎに来てくれる、沼津の動物研究家・飯塚栄一さんにSOS。
 ヒゲナガエビ、ツノナガチヒロエビ、ジンケンエビが選別されている。「太共丸」さんが「珍しいエビじゃないの」とジンケンエビ属の2個体をくれる。そして膨大な宝ものとの格闘を始める。その日、銀座の「黒尊」さんたちが魚貝類の買い付けにきていて、そんな姿を怪訝そうに見ている。この宝物はまさに「宝」がいっぱい。ほどなく到着した飯塚さんに代わると、もっともっと「宝」を拾い出す。
 市場には9時前までいる。そして風よけの幕から出て見た富士の美しいこと。

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 9時過ぎには沼津の干もの屋「カネマル笹市」に、美人の奥さんと、卓也君にホームページのアドバイス。
 11時になって沼津駅前に。駐車して少し、駅周辺を歩く。見つけたのは干し椎茸の専門店「稲村」。ここで干し椎茸100グラム900円を購入。沼津駅で駅弁の「港あじ鮨」850円を買う。駐車場にもどり飯塚さんにケータイ。すると駐車場前で待つように言われて、ほどなく目の前の神社から赤ら顔をして出てこられる。そして駅弁を買ってしまったのに昼食に誘われて、喜んでついていく。
 行き着いたのが沼津ホテル横の「航」という店。洋食の店だが静岡特産の「等牛山ポーク」を使ったカレーを飯塚さんの言葉に従い注文する。これがなかなかいい。ここで少し話し込む。そして沼津を出たのが2時近く。ガラガラの東名高速、厚木市街を抜けて4時半過ぎに帰宅。
 帰宅後持ち帰った宝を6時過ぎまで撮影。
 夕食はヨリトフグ(みずふぐ)の鍋、そして「港あじ鮨」。この沼津の駅弁に家族共々感激。酒はこれまた飯塚さんからいただいた「白隠正宗」のひやおろし。
 酒の力もあって、9時過ぎにダウン。まことに飯塚さんには一日お世話になった。


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 眠りに落ちてから、ふと目が覚めると3時前だ。起きてブログをアップ、サイトの確認、あれこれやって6時半。15分ほど寝床でじっとしていて、姫を連れて市場に。
 7時過ぎ。源七のトラックがまだ店の前に止めたままだ。八王子魚市場、サンマにマサバ、マダラのフィレにサケ、活けのヒラメに大阪からのトリガイ。八王子の魚屋、魚善さんがキロ/1650円のトリガイ(1個200円くらい)を見て「トリガイってこんなに高かったっけ」と首をひねっている。このトリガイ、大きさから言って安いのに。源七には小振りの船橋のアサリ。キロ/400円で3キロ購入。
 八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともにまだ帰り着かぬ仲卸がいたり、また荷も面白くない。八王子総合卸売協同組合、光陽で姫はラーメン400円、モツ煮込み定食600円。今日の煮込みは味が入っていて格段にうまい。光陽の前には絹ごし豆腐二丁50円を待つ人がやかましい。三恵包装でお茶とドーナッツ。八王子綜合卸売センター、ケン水産で青森産のウスメバル3匹。
 帰宅は8時半。『永六輔の土曜ワイドラジオ東京』を聞きながら朝刊を読む。中越地震の被災地はまだ復旧のめどが立っていない。特にニシキゴイで有名な山古志村の打撃が深刻なのだ。世界中にニシキゴイを供給していた地が壊滅したのに、これに言及する新聞記事を見ない。
 10時前から少し眠る。目覚めても頭が重いので井上靖の『しろばんば』を読む。
 正午過ぎに簡単な昼食。
 午後からはサイトの改訂、雑事、メール。そして画像の整理。これで5時となる。

 夕食は大量にアサリの入ったボンゴレ、ウスメバルのムニエル。

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これが、あまりに慌ただしいので作ったボンゴレヤケクソ・我が家風・アサリ1キロ入り

 食後、寿司図鑑作成。サイトの確認、改訂。
 明日は沼津なので、そうそうに眠りにつきたいと思いながら今日最後の画像整理。


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 きんのり丸さん、こんど千葉の隠れた町を無駄歩きしたいですね。例えば水産業もあって、町も古くてというところ。つづきさんも誘ってのんびりと。それと木枯らし平社員さんとは大阪、できればもう一度、鶴橋というのもいいし、きっともっとおもろいところもあるんでしょうね。そんな無駄歩きしがいのある町ありませんかね?
 それと、てんさんの返信も兼ねますが、今、いちばん歩いてみたいのが日南市の油津なんです。ほかには、大分に昭和30年代の街並みが残っているところもあって、「旅に出たい、旅に出たい」と息苦しいほどに思っています。
 また「無駄歩きの会」会員はいつでも募集してますので、みなさんお待ちしています。

 そう言えば、木枯らし平社員さんのところも部長さんがふたりいて大変ですね。旅の時には、おとなしくしているのでしょうか?
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8495/untitled4_001.htm


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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ほっき飯の作り方

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 市場魚貝類図鑑に「ほっき飯」の作り方を作成しました。
副読本 ほっき飯の作り方
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/dokuhon/sakanaryouri/hokkimesi.html
副読本の目次
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/dokuhon/mokuji.html


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 曇り空、窓を開けたのが6時過ぎ。秋の朝、このひとときの風がなんとも好きだ。メール・掲示板のチェック、昨日の日記を校正して一部をブログにのせる。ちなみにブログに掲載する日記は文章量的には半分。
 朝食は、ソデイカの中華炒め、日本ほうれん草のバター炒め、鳥越「入舟や」の佃煮、水戸納豆、具だくさんみそ汁、ご飯。

 八王子魚市場には8時半。市場前で元八王子「鮨忠」さんに会う。

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「鮨忠」というのは八王子に多く、それぞれ町名をつけて呼ぶ

 場内の荷を見ると、まだ台風の影響が残る。あんこう(キアンコウ)、ウスメバル、アカアマダイ、活けのカワハギ。「海老辰」には宮崎からボラの卵巣(からすみの原料)。「源七」には北海道白糠から生シシャモ。八王子綜合卸売センター、「高野水産」には岩手県普代からサケ。「総市」、サンマは女川、宮城県石巻からマガレイ、三浦半島長井水産のマイワシ。八王子総合卸売協同組合、十一屋ジャパンに壬生菜の漬け物が来ていて、旬だなと思い購入。だいたい、日野と壬生は縁がある。

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小松菜などよりも生長の遅い、水菜、壬生菜はこの時期から露地物が出始める。当然、漬け物もこの時期からが本来のもの

『市場寿司 たか』でシシャモの握りを撮影する。ふたりでシシャモ寿司の旨さに感激。

 帰宅は10時。猛烈な勢いで寿司図鑑、画像整理、そして雑事。12時を回って慌ただしく外出。考えてみるとじっとしているのは酒を飲んでいるときか、寝ているとき、また中央線の車中だけだ。よしなしごとに行き、行き違いがあって待ちぼうけ。怒りをかみ殺して泣き寝入りする。
 仕方なく古本屋、日本橋に出て大好きなコースを遠回りして泡盛を手に帰宅。昼食は3時過ぎに「たいめいけん」のラーメン。

 夕食は鶏の唐揚げ、「わした」で買った島豆腐、ゆし豆腐、日本橋「神茂」のはんぺん、壬生菜の漬け物、ご飯。島豆腐を肴に泡盛「轟」を飲み、8時から「鶴瓶の家族に乾杯」を見るが面白くないので、早々に引きこもる。
 画像の整理、ブログ、メール・掲示板のチェック(返事を書く余裕がない)、膨大な雑事の一部、こなしてこなして11時半にダウン。


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まとめまして

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 ぼうずコンニャクです。返信に代えまして。さて、きんのり丸さん、早く木更津に行かねばと思っています。これは海苔養殖をまだ見ていないので焦っているのです。それが終わったら対岸横須賀の昆布養殖を見に行きます。またワンカップ図鑑は我が家の太郎の収集品です。ちなみにワンカップがうまい酒蔵はいい酒蔵です。また私の最大の趣味は「け」の営み、普通の街を歩くということです。興味の対象も「け」全般なので多すぎて困っています。こういうのを貧乏人の無駄歩きというでしょう。千葉にいい町、ありませんかね?
 宮木さん、「ゆで太郎」は大阪のうどん屋と比べると数段劣ります。また東京の立ち食いソバでうまいと思うのは今のところ、立川駅下りホームの多摩川そばだけです。「ほんまに大阪に行ってうまいもんんが食いたい」と思う今日この頃です。
 またカゴカキダイに「阪神タイガースの魚」とつけたのは、ぼうずコンニャクの勝手な思いこみです。いかがでしょうね?
 画像がないと寂しいので近所で見つけたベッコウバチ(ヒメバチかな)の仲間をのせます。
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 寝坊して7時前に起きる。昨日地震があり、テレビは震源地を茨城沖としている。家人が昨日の揺れ方は長くゆらゆらときて嫌な感じだったという。
 朝食はチキンカツ、ほうれん草のバター炒め、ブロッコリー、卵焼き、鳥越「入舟や」の佃煮、具だくさんみそ汁、ご飯。
 メール・掲示板のチェック、事務的なこと少し終えて外出。
 八王子魚市場には9時前に到着。場内にはなにもない。遅かったのかなと聞くと、今日は何もなかったと言われる。当然台風20号のためである。塩釜の「大正」というメーカーから「むきざめ」、釧路の樹下商店から生タラのフィレ。これは秋本番を感じる。
 八王子綜合卸売センターに回ってクルマをとめると八王子のそば屋「まつ浅」に相模川の魚のことを聞かれる。どうもチチブとタカハヤであるようだ。
 八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともにめぼしいものはない。八王子総合卸売協同組合、十一屋ジャパン(漬け物などを売る)に岩手から汁に入れる南部せんべいが来ているが、ほとんどの人がわからない。
『市場寿司 たか』でソデイカの握りを撮影。冷凍を解凍したもの。微かに甘みがあるし、身に透明感があり、なかなかうまい。
 帰宅は10時過ぎ。慌ただしく寿司図鑑作成。画像の整理・保存。事務的な作業をして正午に外出。
 中央線から、お茶の水、駿河台交差点に立つとブーツを履いている女性を見る。
 よしなしごとは8時前まで、帰途の中央線は思ったよりも空いていて、立川で途中下車。「多摩川そば」で、おでんそば380円を食べて帰宅。
 帰宅は9時。テレビで「どっちの料理ショー」をやっている。料理人が辻調理師学校でないのは、どうしてだろう。
 11時まで画像の保存、雑事。そして眠くなって11時半に眠る。井上靖の『しろばんば』を読み始める。


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 6時前に起きる。居間にある新聞には小泉首相の靖国参拝がいかに社会に与えた衝撃が大きいかがわかる。この問題では総ての人が靖国神社の意味合いを考えなければ。例えば個人的には仏教のあやふやさというか巨大な世界観が一番好きではある。これに対して明治政府が作り出した国家神道というものが凄まじく宗教をねじ曲げたいかがわしいものであるか。この宗教は多くの人に死に行く道だけを造りだしたのだ。首相の靖国参拝がいかに社会に暗い陰を落とすものであるか多くの人が知るべきだ。
 朝食は野菜が大量に入ったお切り込み。
 食後、画像の整理・保存、寿司図鑑作成、ブログを書いて10時半。
 慌ただしく身繕いして玄関で転んで泣く。
 久しぶりの秋晴れの下、思いっきり自転車を飛ばして駅に到着したのが10時50分。間一髪電車に乗り遅れる。とともに神田駅で人身事故のアナウンス。いったい中央線での飛び込みは年間何人くらいなのだろう? これで朝からのがむしゃらな時は総て無駄となる。のろのろ運転でお茶の水に着いたのが12時半。車中で読んでいる『カツオ漁』(川島修一 法政大学出版局)が面白いのが救いとなる。駿河台交差点に立つと空は曇っている。西洋トチの街路樹の下に来るとケータイがなる。沼津の飯塚さんからで、日美丸さんのところの美しいオノミチサンゴを譲り受けたいとの話。暗く沈んでいる文化学園の壁に鮮やかなオノミチサンゴは浮かぶ。
 雑事、よしなしごとは4時半まで、トイレにも立てない、瞬きも節約しての4時間に心身は疲れ果てる。

 よしなしごとで蔵前に出る。すぐに雑事は終了して久しぶりに鳥越おかず横町に立ち寄る。蔵前から鳥越までは歩いて10分足らず、横町の前に前から入ってみたいと思っていた中華料理屋があって、ここで半チャーハンラーメン750円で昼夜兼用の食事。店の外観は鄙びて情緒があるのだけれど、「満楽」のラーメンはちっともうまくない、残念。
 ここまで来たのはayumiyoriさんが文字掲示板に有明海のアミのことを投稿してくれていて、突然、佃煮が食べたくなったためだ。思えば鳥越おかず横町には10年以上来ていない。浅草橋から鳥超おかず横町、そして三味線堀、佐竹商店街を抜けて御徒町に出るのは大好きなコース。そのおかず横町の真ん中あたりにうまい佃煮屋がある。店の名前はどこにもなくて、今回「入舟や」という屋号であることがわかった。ここで、あみ100グラム200円、椎茸昆布100グラム250円、大正きんとき100グラム200円を買う。

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入舟やの佃煮やうまい上に値段が安い

 また少し歩いて「いわた」で大学芋を買う。この「いわた」の大学芋は日本一うまいかも知れない。

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これは決して一般的な大学芋ではない

 浅草橋に出て東京駅、始発電車に乗って帰宅する。

 夕食はおかず横町で買った焼鳥やもも肉の照り焼き、大学芋、アミ、椎茸昆布、みそ汁、ご飯。焼き鳥を電子レンジで温めていた家人が、千葉の海人つづきさんが送ってくれた「キウイの中にワンカップが入っていたよ」という。レバーの焼き鳥3本、アミの佃煮を肴につづきさんからの吉壽のワンカップ、燗をして飲む。
 食後、画像の整理・保存、ブログを1本書いて10時過ぎに寝床に入る。古今亭志生の『びんぼう自慢』(ちくま文庫)を読みながら眠る。


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埼玉小川町 忠七飯

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 寿岳章子さんの本で思い出したのが、「忠七飯」。これは秩父の入り口にあたる埼玉県小川町割烹旅館二葉の名物だ。幕末から明治に活躍した山岡鉄舟の旧領のあったところであるということで、その縁の話もあるが置いておく。確か値段は1350円だっけ、卵焼きやお新香もついてなかなかこぎれいな作り。細川和紙で有名な古い町にあってこれはなかなか見事なもの。ただ「飯」とついている割には姫好み。
 飯とはあるが出汁仕立てのお茶漬け。出汁はかなり上品なもので酒塩。それにワサビ、ネギやゆずの薬味。お新香に浜納豆があるのは山岡鉄舟が静岡と関わったことによるのだろうか? この忠七飯の最大の特徴はご飯にたっぷり海苔が混ぜ込んでいるところ。ご飯の熱ですでに海苔の香りが立っているのに、淡いかつお節のだし。思わずかき込むがたまらなくうまい。もっと男性的に薬味とご飯がもっと多いとうれしいなと思う。これでは蛇の生殺しだ。

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割烹旅館二葉
http://futaba.to/index.htm


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 6時前に目覚める。すぐ起きてメール・掲示板のチェック。デスクトップ上の未処理情報の量に本日の作業を区分けする。
 朝食は揚げシュウマイ、めかぶ、卵焼き、納豆、庄内麩のみそ汁、ご飯。今日のご飯は硬めである。家族に聞くと信濃のお米だという。

 八王子魚市場には8時半。入るなり西八王子の魚善さん、魚茂さんが上海がに(シナモクズガニ)の前にしゃがんでいる。鈴木さんからすすめられているのだ。結局ふたりで買うことになって、1匹余ったのでもらう。

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西八王子駅からすぐにあるのが町の魚屋『魚善』さん。小さいけど実力のある店。いったい上海がには売れたのだろうか?

 場内に荷はほとんどない。これは明らかに台風20号のためである。八王子綜合卸売センター、高野水産に小振りのトクビレ、オスメス混じりで安いので購入。八王子総合卸売協同組合には面白いものなし。
『市場寿司 たか』でトクビレのオス(八角)とケガニの握り。八角がうまい。
 八王子に向かいながら思いついて八王子魚市場にもどり、はっき(ウバガイ)を2個(キロ/800円で450円)を購入。八王子農協の直売所でミニ白菜、大根、ブロッコリー、日本ほうれん草、ヒラタケ、卵を購入。

 午前中は雑事。結局1時までかかる。
 簡単な昼食を食べて午後は画像の整理、サイトの改訂。そしてまた雑事。
 夕方5時に「ほっき飯」を炊く準備。また雑事。

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新米の水加減は難しい。ほっき飯の水加減は心持ち少な目にした

 夕食は蒸した上海がに(中国酢としょうゆのタレ)、八角の軍艦焼き、ほっき飯、ほっきの刺身、麻婆豆腐子供版、ご飯。酒は「磐城壽」の本醸造。やや辛口だけれど冷やで飲むには無理がある。面倒ながらぬる燗で飲る。八角、上海がにがうまくて、酒がすすまなくて体にはよかった。

 食後、雑事。画像の整理。
 10時に疲れて寝床に入り、壽岳章子『京都町なかの暮らし』を読む。慌ただしく我を忘れたときには必ず枕元に置く本なので偶然開いた章を読んでいたら、寿岳文章(章子の父)が作る料理に埼玉県小川町名物の「忠七飯」が出てくる。埼玉県というと無味乾燥なベッドタウンの印象があるが「細川和紙」で有名な小川はなかなか情緒のある街並みを残している。中にあっても古めかしい建物が双葉旅館である。その新館でひとりっきりで食べたのが「忠七飯」という海苔のご飯を出汁をかけて食べるもの。11時前に眠りに落ちたようだ。


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 八王子綜合卸売センター、フレッシュフード福泉は塩干物や加工食品の店。ここではたびたび面白いものを発見できる。今回のケガニもそうだ。ケガニというと高級品というイメージであるが、今回の大興水産のものは発砲のトレイにのった安直なもの。おいおいここまでやるのかなと思ったのだが、この飾り気なさが面白い。小売りでは安くて1000円から1800円くらいか? 1パックに3匹だから安いと一杯350円くらいで買えるわけだ。これを当然買ってみる。そして味にビックリ。塩加減、茹で加減がばっちり決まっていて、しかもカニの風味が消えていない。石巻は水産加工の町、さすがに駄ものは作らないようだ。

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大興水産 宮城県石巻市魚町2の7の4
http://www.taiko-suisan.co.jp/


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エゾクサウオであるとしてきた魚をクサウオに変更。また「むきどんこ」と呼ばれて流通するのをクサウオであると断定する。
市場魚貝類図鑑 クサウオ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/kusauo/kusauo.html


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寿司図鑑を始めて昨日でちょうど200日目、200かんの寿司を掲載しました。今日から第3集で300かんを目差します。各地の総ての寿司を調べていますので、なにかありましたら市場魚貝類図鑑にご連絡下さい。寿司は魚貝類に限りません。

市場魚貝類図鑑・寿司図鑑第2集へ
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/susizukanmokuji.html


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 6時過ぎに目覚める。ほんの少し寝床で読書。外は雨で鬱々とした夜明け。ブラッドベリーの世界のようだ。メール・掲示板のチェック。
 朝食は煮込みハンバーグ、オカヒジキ、キャベツとニンジンのサラダ、福島県富岡町富岡食品の納豆、生卵、大根と油揚げのみそ汁、ご飯。太郎には新米の水加減がわかっていないようだ。ご飯の炊きあがりが不安定で困る。
 メールの返事をいくつかこなして外出。
 八王子魚市場、驚くほど荷がない。「あるんだけどね、どれもこれも面白くないんだよね」と寿司屋のオヤジと立ち話。サンマは厚岸と宮古が並んでいる。

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現在、サンマの主流は三陸である

八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合とも同様。八王子総合卸売協同組合、十一屋ジャパンで今期初めて白菜の漬け物を買う。八王子綜合卸売センター、フレッシュフード福泉には3個入りパックのケガニがある。宮城県石巻の大興水産とラベルにあり、この無造作なパッケージングに惹かれて750円(仲卸値段、一般には1000円前後)で購入。高野水産でサンマのすり身、めかぶ。
『市場寿司 たか』でチシマガイ?、ヤナギダコの握りを撮影。チシマガイがうまい。

 帰宅は10時。大雨のなか帰宅。午前中は雑用。
 簡単な昼食。
 午後からは「魚貝類の呼び名・方言」の整理をする。長く手をつけていなかったので非常に苦闘する。そして雑事。気がつくと6時半。

 夕食はケガニ、サトイモコンニャク豚肉の煮物、オカヒジキ、サンマのすり身団子入りの汁、めかぶ、ご飯。晩酌は「磐城 壽」。

 食後、雑事。11時には眠くなる。


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 休日の朝で起きたのは8時近く。疲れている理由もなく恥ずかしい。
 朝食は豚の酒焼き、納豆、オカヒジキ、具だくさんみそ汁、ご飯。
 食後から画像の整理、メモの整理。また、たつき仕事。
 気がつくと1時になっている。家族は『庄子商店』のタコを使ってたこ焼き。
 午後、雑用とメモの整理。寿司図鑑作成。
 ときどきお尻のためにテレビをつけるとゴルフ中継。まったくこんな自然破壊の権化のようなスポーツを真顔でやってるのは不愉快千万。増税するならゴルフ税を作ることを提案したい。
 夕食はウメイロのムニエル、浪江・河合精肉店のメンチカツ、そば米雑炊、ご飯。八王子・魚茂のイカの塩辛で浪江町請戸『磐城 壽』を飲る。吟醸香はほどほど、やや辛口ながら飲み口が騒がしい。
 食後、少しだけサイトの改訂。パソコンを見つめるのが辛くなって10時過ぎにダウン。


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 大阪中央市場を歩いていますと、当然のごとくありましたね、阪神タイガースの団旗。また阪神関係のグッズなども壁に貼り付けて、ほんまにここが仲卸の店だろか? 阪神タイガースの後援会事務所と違いまっか? なんて雰囲気。その店の真向かいの仲卸で見つけたのがシマイシガニ。これ大阪では「虎がに」といいまして、という仲卸の説明を聞くまでもなく、前の仲卸の兄ちゃんが来まして「阪神タイガースのカニですね」だって。確かに模様は似てますけど「阪神タイガースばっかりでんな」と大笑い。
 ちなみに高知市のカニ漁師 永野廣さんに言わせると「えらい大きくなるんですよ、それにもの凄ううまい」という。1キロにもなり、長いハサミを振り上げるとまさに「猛虎」、本当に阪神タイガースのカニかも?

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市場魚貝類図鑑のシマイシガニへは
http://www.zukan-bouz.com/kani/gazami/simaisigani.html


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10月15日のこと

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 曇り空、福島からやっと帰り着いたのが5時過ぎ。荷物を運び、シャワーを浴びて布団に潜り込むが眠れない。仕方なく市場に向かう。
 八王子魚市場には7時過ぎ。神奈川県からマサバ、アカムツ、マアジ、茹でイイダコ、甘えび(ホッコクアカエビ)、マダイ、岩手県宮古市から茹でミズダコ。お菓子と食パンを買って650円。八王子総合卸売協同組合、『喫茶 ワンダ』で朝ご飯。マアジの煮つけ、蕪の煮物、卵スープ、ご飯で500円。

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磯部水産で生マグロ(クロマグロ)の解体に寿司屋さんたちが立ち会う

『河村青果』でマコモタケ1個とゆず、これで350円。八王子綜合卸売センター、『市場寿司 たか』は土曜日でいつものように混雑。『大商ミート』で豚もも肉のしゃぶしゃぶ用500グラム500円。市場は土曜日で人が増えて歩きづらくなってきている、早々に退散。
 帰宅は9時前。やっと眠くなってダウン、目覚めたのが2時である。体中が気だるい。
 お茶とトーストでお昼ご飯。
 午後からは福島の旅のメモ整理と画像整理。
 3時になってマグロを買いに『あずま魚や』へ。一人分だというとなんと500円なり。まったく安くて申し訳ない。

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たぶん右端の中トロがいいのでは? とは思うが肴として1人前なので別途注文。それで500円

 午後6時まで画像の整理。結局保存は250枚。
 夕食は豚しゃぶ、タコぶつゆず味噌、マグロの刺身。相馬市の山形屋で購入した万能タレがいい味。
 食後、少しテレビを見て帰宅後撮影分の画像整理。10時半に眠くなってダウン。


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内田良平だ! 若くして死にましたね。なんだか懐かしい名前だ。「ハチの武蔵はしんだのさ」ってヒットしましたね。映画の題名はなんなのかわからないのですが、あの頃、日活に出ていた小沢昭一はいつ見ても同じで、「幕末太陽伝」だけが違うんです。
さて、今回の福島で長年、同定に苦しんでいた二枚貝を持って帰りました。千葉県立中央博物館に送るつもりですが、くちべにがいさんがいるのならKさんには同定だけお願いしてもいいのですが? 身はオレンジ色、水管はヒゲだらけです。チシマガイだと思うのですが?

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10月14日のこと

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 0時前に我が家を出る。中央高速、首都高、常磐自動車道と高速を走り、早朝4時半過ぎに相馬市松川浦漁港に到着。高速代はETCなので4160円。氷を売る建物にいた方に聞き、建物の裏の草原にクルマを止める。ほどなく5時。やや白みかけたところに船のエンジン音が聞こえてくる。
 カメラなどを持ち、港に駆けつける。競り場は生け簀のある場所と90度Lの字を作るように大小2つある。生け簀は凄まじく多い。見ていると化学工場の配管のように思える。何隻か入港して水揚げするが活けものを見せてもらうわけにもいかない。このとき大きな競り場にリヤカーを押す数人の女性達を見つけた。聞くと、底引き網が帰ってくるのだ。
 これが5時15分。あたりはすっかり明るくなってきた。港を高速で走ってくる船。そのオッタートロールの大型船から降ろされるのは大きな青いバケツ。まず活けをおろし、そして荒い選別をした獲物がバケツに入れられておろされる。
 これを競り場に持ってきて本格的に選別するのだ。マアナゴ、ミギガレイ、マガレイ、ババガレイ、ヒレグロ、ヤナギムシガレイ、ムシガレイ、アカガレイ、メイタガレイ、マダラ、スケトウダラ、エゾイソアイナメ、ニシン、マイワシ、サケ、マアジ、ケムシカジカ、サブロウ、ユメカサゴ、キチジ、ホウボウ、アイナメ、エゾクサウオなど種を上げるときりがない。またその量たるや膨大である。7時過ぎに約束して置いた「ヤ印・八巻水産」の従業員が見えた。
 生け簀の前を見るといつの間にかサケの水揚げも始まっている。いなだ(ブリの幼魚)、サワラ、クロダイもある。
 甲殻類ではケガニ、ヒラツメガニ、タイワンガザミ、テラオボタン、ヒゴロモエビ、サルエビ、クルマエビ。ケガニが思ったよりも大きい。軟体類はウバガイ(ほっき)、ホタテガイ、ヒメエゾボラ、チヂミエゾボラ、ネジボラ、ナガバイ、ミズダコにあまだこ(チヒロダコ?)。
 ここであまだこのワタをとり脚の間の水かきを切っている女性に会う。これから茹でるのだという。茹でるのを見る約束をして、工場のある場所を老人が案内してくれる。すでに時刻は11時半である。
 工場からとって帰って八巻水産の社長である八巻正人さんに会う。市場を回ってきたというその方は退院したばかりだという。また作業場は驚くほど忙しい。また日を改めてお会いすることとする。
 お腹がすいたぞ、と思ったらもうすぐ正午。朝からなにも食べていないのだ。相馬大橋をくぐると旅館民宿食堂などが並んでいる。水産物直売センターというのに入ると、「さっき競り場で見かけたよ」と声をかけられる。金子水産という店のおかみさん。競り場ではたくさんのマダラを水揚げしていた。この方に近くの食堂を教えてもらうが行くと満杯。

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焼き魚はうまそうだが、やはり観光地値段かな?

 仕方なく外れにある「おいかわ食堂」に入る。この店、刺身や魚の塩焼きもあるが、本来はカレーとラーメンの店。店内の客すべてがそのどちらかを頼んでいる。しかも総て漁師さんや地元の客ばかり。考えた末にアサリカレー840円。これが驚いたことに殻付きのアサリ入り。

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次回は松川浦のヒトエグサ養殖を見たい

 食後、松川浦を右に見てタコ茹でを見に行く。残念ながら茹で上がっていて、2はい購入。
 1時を過ぎてどっと疲労感が湧いてきて、気分が悪く、冷や汗をかく。相馬大橋から見る沖合はあれていて、明日まで福島にいても無駄であるように思えたので、相馬市街に入る。
 相馬市からは地図を送ってもらっている。それを頼りに市街地を自転車で散策しようと思ったがかるくクルマから見た相馬はあまりにも味わいに欠ける。入った和菓子屋さんで聞いても街で見て面白いところも、昔ながらの商店街も存在しないという。あえて教えてもらった相馬駒焼きの店に入ったがその焼き物はもっとも嫌いなタイプのもの。古めいたほんのわずかの家並みで見つけた相馬味噌、しょうゆを買って、国道6号を南下する。
 原町市などいくつかの町をすぎて3時過ぎに浪江町。請戸漁港に入る。港までのそこここに鮭の幟がひるがえる。

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この値段、安いと思うか高いと思うか? 請戸で

 水揚げの終わった港を見て、鈴木酒造という日本一海に近い酒蔵で酒を買い。浪江市街にはいる。この町は面白そうだ。役場で地図をいただいて自転車で散策(役場の方はとても親切だった。感謝)。河合精肉店で肉ならぬ天然キノコ、大室屋でビールと天ぷらとラーメンという不思議な夕食。そして役場の駐車場で仮眠。なんだかうるさくて眠れないので、また6号を南下。道の駅楢葉というのに入るとこれが温泉。入浴料500円、タオル代300円でゆったり入浴。そこで1時間ほど仮眠。四ツ倉から高速にのり帰途に着く。途中、友部近くで眠くなり、また眠ると、こんどは熟睡して目覚めると2時半。せっかく入ったのだから水戸納豆を買って、帰宅は5時半。


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帰り着きました

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 現在、15日の6時過ぎ。福島県相馬市松川浦漁港原釜からやっと帰り着く。13日の夜11時50分に我が家を出たのだから、なかなかハードな旅であった。今回の旅には収穫が多く、またメモの量も膨大だ。これをまとめるには、まず少し眠ることが必要である。「おやすみなさい」。
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てんさんへの返信

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 てんさん、また浜乃茶屋の皆さんお元気ですか。変な天候で関東ではまるで9月であるかのようです。九州はもっと気温が高いのではないでしょうか? さて宮崎でも「やまたろうがに」(モクズガニ)が川を下っているのですね。「いがに」はたぶんノコギリガザミ属のどれかだと思うのですが、高知と同様にとれるんですよね。
 私、ぼうずコンニャクはなんだかこのところ慌ただしく、なかなか日常を取り戻せません。そんなときふっと九州に飛んで日南、酒谷川のほとりでウナギと「やまたろうがに」を肴に銘酒「八重桜」を飲れたらと思います。
 また我が家の食事は私がいるときは総て「ぼうずコンニャク製」です。食いしん坊が作るとこうなると言う料理なので恥ずかしい限りですが、豪華ではありません。


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10月13日のこと

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 朝方寒くて送る。パンツ一枚で眠っていたのだ。バカだな。時計は5時過ぎ。30分だけ本を読む。
 朝食は肉じゃが、オクラごま和え、塩干いかの天ぷら、具だくさんみそ汁、納豆、ご飯。
 メール・掲示板のチェック、寿司図鑑のネタを決めて外出。

 八王子魚市場にマルゲン水産の子持ち助宗、マダラのフィレ、秋サケ、ばち(サトウガイ)、当然サンマ、カツオ。源七では今日もタラバを茹でている。八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともめぼしいものはない。だんだん魚がなくなっていく。丸幸水産にイトヒキアジ。三恵包装で「濃〜いお茶」75円6本、甘栗3袋で800円。プラカロ(冷凍食品屋)でハンバーグとシュウマイ。
 帰途、八王子大和田の農協でニンジン、大根、水菜、春菊、卵。

 帰宅は10時過ぎ。午前中は慌ただしく事務処理、写真のプリントアウト、寿司図鑑2種を作成、サイトの改訂。1時になって宅急便・郵便物を出しに外出、近所のDIYで自転車の鍵。これだけで2時を回ってしまう。運転していてお腹がぐうぐうなる。市民病院の前からそば屋に入ろうとしたら駐車できない、ぐるりとコニカの前まで来ると新しいラーメン屋が出来ている。大きく「つけ麺」とあるので腹減って大中小の中を注文。これが700円。驚いたことにはラーメンの汁と冷やして洗った麺がくる。汁はうまくてもこれではつけ麺ではない。

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初めて入った日野市コニカ前のラーメン屋

 帰宅は3時前。やっと居間にすわってうとうとする。気がつくと4時。大急ぎで寿司図鑑をもう一種、「魚貝類を探す旅」の新潟長野をアップ。画像整理を総て終わらせると6時を回ってしまっている。
 夕食は駿河湾のカツオで手こねずし、太郎のために煮込みハンバーグ。

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我が家の手こねずしはカツオをつけるタレに煮きりみりんを使う

 夕食のときに和田浩二主演で小沢昭一が出ている映画を見る。そう言えば和田浩二って若死にしたよな。また準主役級で出ている確か「蜂の武蔵は死んだのさ」の作詞者、名前が思い出せない。
 食後、サイトの改訂、ブログ。メール・掲示板のチェック。


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田向さんへ

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 田向さん、今年はまったく行動的ですね。カネマル笹市の笹原さんにも見習うように言っておきます。さて寒くなると青森ですね。昨日はテレビ東京で舞ノ海、旭道山、寺尾が行く青森の旅をやってました。この時期は青森なんかがいちばん行きたいところ、また青森の産物も魅力的に感じるんです。青森や北のおいしいもん、いっぱい紹介してください。
田向商店へは
http://www.tamukaisyoten.co.jp/


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ぼうずコンニャクの魚貝類を探す旅の新潟長野をアップしました。
魚貝類を探す旅は私の旅のメモをそのままに近い形で公開します。
決して完成した文章ではありません。
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/kakumokuji/nigataken.html


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駿河湾、戻りガツオ

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 駿河湾から届いたカツオ。背の部分が青く光っている。菊貞・菊地利雄さんは沼津の地魚を熟知する人であり、それが突然おくってきたくれたものだから、期待は膨らんで、どきどき心ときめいて食べてみて、また驚いた。期待を大きく上回っていたのだ。だいたい包丁の入り方が違う。これはきっと北の海でさんざんイワシを食い、脂と旨味をため込んでいるのだ。そして駿河湾までもどってきた。うまくて酒を過ごしてしまった。

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山丁・菊地さんに今年最高のカツオを送ってもらって感謝。


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10月12日のこと

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 5時半に起きる。一日よしなしごとがないので、たまっているサイトの改訂を整理する。不具合の多さに途方に暮れる。
 朝食は鶏の唐揚げ、ウメイロのムニエル、具だくさんみそ汁、納豆、ご飯。

 八王子魚市場には8時半。昨日に続き何もない状況。魚屋がうろうろと近海で探している。彼らはそろそろ仕入れを終えて帰らなければならないのだ。源七ではあんちゃんがタラバを茹でている。これは船橋や浦安の業者は若いときから地元のカニを茹でており、上手なのだ。
 八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともあまりめぼしいものがない。八王子総合卸売協同組合、十一屋ジャパンでキュウリのみそ漬け360円。八王子綜合卸売センター、高野水産の前でいるが結局何も出なかった。
『市場寿司 たか』でハナサキガニとウメイロの握りを撮影。ハナサキガニはワサビもしょうゆも無しがうまい。当然ウメイロもいい握りになってちょっと幸せな気分となる。

 帰宅は10時前。やっと新聞を読む。毎日新聞一面の女の子の写真が悲しい。また地方欄には八王子の女性が心臓移植を待っているというのが出ていて近くなので寄付しなければと思う。
 午前中はサイトの改訂、寿司図鑑2本。「魚貝類を探す旅」の作成、画像の保存。

 午後1時にチャイムがなって沼津魚市場 山丁・菊地利雄さんからのカツオが届く。大慌てで作業を終了して、取り出すと魚体が青く光っている。撮影を済ませて半身を『市場寿司 たか』に持ち込むと、すし飯がなくなったという。そのまま市場の仲間と刺身を味わって帰宅。
 駐車場で「青い稲妻号」の収納をすませて部屋にもどる。

 3時半に少し眠くなってダウン。起きると姫達が帰宅していて時計は5時を回っている。まだなんにも終わっていないので大急ぎで寿司図鑑だけ終わらせる。
 夕食は駿河湾のカツオの刺身、カブトとワタの煮つけ、中骨の唐揚げ、ハナサキガニ、ご飯。カツオの刺身で飲る八重壽、軽く燗をつけてよし。過ごしてしまう。

 9時にパソコンにもどり、11時過ぎにやっと画像の保存を終了する。


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 昔ながらの秋の味覚で忘れてはならないのがモクズガニ。「つがに」「ずがに」「川がに」「ひげがに」なんて呼ばれる。そして、そんな日本古来の味わいが忘れられてきて、ぐぐっとステージに登場してきたのが上海がに(シナモクズガニ)なのである。モクズガニが今では幻の味わいとしたら、上海がには築地など流通の場でも、またときにスーパーでも見かけるありふれたものとなりつつある。
 その「つがに」(モクズガニ)をとる漁師である永野廣さんにシナモクズガニを送ってみた。これは和中川がに味対決をしてもらうためだ。この2種、主にメスの子を楽しむのだが、ともに濃厚な味わい、そして風味。これが脇役とも言える身の味わいとともにどっちがうまいのだろう。我が家では高知産のと比べて雌雄がつかなかった。でも身の多さ、子の多さ、からいって和のやや優勢であることを言っておく。
 永野さん曰く、「子の味で『つがに(モクズガニ)』が絶対上ですね」とのこと。「高知によったら日曜市の店(土佐の廣丸)に立ち寄り、『つがに』を食べてみてください」と改めて高知の「つがに」の味に自信を持ってしまったようである。

画像は永野廣さん撮影。左の大きいのが和のモクズガニ、右が中国産シナモクズガニ
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土佐の廣丸へは
http://www.zukan-bouz.com/zkan/hiromaru/index.html
モクズガニのページへは
http://www.zukan-bouz.com/kani/iwagani/mokuzugani.html
シナモクズガニのページへは
http://www.zukan-bouz.com/kani/iwagani/sinamokuzugani.html


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10月11日のこと

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 曇り空、雨降りの恐れ有りの黒さである。そしてときどき雨。夕方には完全に雨上がる。
 6時半に布団から飛び出す。ついつい朝方本を読んでしまって日課が果たせないでこまるのだ。
 朝食は豚三枚肉の塩コショウ、サンマのムニエル、チンゲンサイ、具だくさんみそ汁、ご飯。
 メール・掲示板のチェック、ブログのアップ。寿司図鑑はネタが決まらない。
 八王子魚市場には8時半。インドネシアからのブラックタイガーがある。大きすぎるが購入。サケのフィレ、サンマ、甘えび(ホッコクアカエビ)。八王子綜合卸売センター、高野水産にウメイロ、九州からだというのを購入。このとき沼津魚市場・山丁菊地利雄さんから「いいカツオがとれたんで送ります」とケータイ。明日が待ち遠しいな。
 八王子総合卸売協同組合、『やまさん』で庄内麩と「山ふぐ糸そうめん」計1050円。オヤジに「今度から麩が上がるからね。庄内麩は一箱、ええと800円かな」と凄まれる。100円くらいなんだ。コンニャクで作った麺は栃木県藤原町からきたもの。確か栃木県でももっとも山深いところではなかったか?
『市場寿司 たか』にブラックタイガー(ウシエビ)を持ち込んで茹でて握ってもらう。「大きすぎるよ」というのをおしてやってもらったのだが、やや硬いがうまい。
 帰宅は10時。慌ただしくたつきよしなしごとをこなし、11時半に外出。
 お茶の水に出てよしなしごと5時には終了。
 あんまり空腹なので『伊峡』でワンタンメン480円。
 東京堂ふくろう書店で文庫の古本を見る。ここには欲しい文庫が数十冊。でもあまりの値段に尻込みする。有吉佐和子の『助左右衛門四代記』が1280円というのも考え込む。確かに品切れや、今はなき旺文社文庫が高いのはわかるとして、こうシビアな値段が付けられると面白みがないのだ。アクシスに回り釧路関係の新書を一冊。地下鉄に下りる。
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9月の画像であるが、アクシスは懐が寂しいときには寄ってはならない

 地元に帰り着いたのが8時過ぎ。『開花』で軽く二階堂麦焼酎。いつものポテトサラダと、ついでにサケの切り落としを頼んだら一切れが大きくて苦労した。支払は1300円。
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『開花』は洋食の修業をしたことがあり、こんな一品が優れているのだ

 帰宅は9時過ぎ。風呂に入ってぼんやりと『なんでも鑑定団』を見てパソコンを立ち上げる。11時半まで画像の整理、改訂。寿司図鑑を1日分落とす。


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 10月の声を聞くと市場に入荷し始めるのがボラの卵巣である。ボラは秋になると産卵場である南の海を目差す。このボラたるやまさに「とどのつまり」の「とど」。大きなボラがとれると各地で卵巣が集められて築地など関東の市場にもたらされるというわけだ。最盛期にはボラの卵巣と唐墨(からすみ)、また卵巣の壊れたものを塩漬けにしたものなどを専門に扱う店までできるのだから築地は凄い。当然、この卵巣を待っている魚屋、料理店が多数あるということで、自家製の唐墨には早ければ暮れには出合えるはずだ。八王子では老舗の魚屋「天野鮮魚店」が有名である。

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10月になって初めて見た卵巣は神奈川県三浦産


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 東京に出てきたのは30年前である。未成年なのにアパートでよく酒を飲んだものだ。そんなときにはクラスの仲間と買い出しに出かける。
「湯豆腐にするか」といったヤツがいて、さっそくスーパーで豆腐。そしてネギ、魚売り場に立ち寄って「ぶわたら」というものを買った。これが関東風(勝手につけたので悪しからず)湯豆腐との初めての出合いである。「ぶわたら」ってなんだろうね。と話しているとスーパーのおばさんが「塩味のついたタラだよ」と教えてくれたのも懐かしい。

 それからお茶の水の裏さびた居酒屋や、確か「養老の瀧」は出来たばっかりで「北の家族」というチェーン店でもタラ入りの湯豆腐だった。そう言えばホッケの干物を初めて食べたのも北海道は遠軽出身の平野という同級生が「北の家族」で注文したのが最初だったな。

 なぜ東京で食べる湯豆腐にはタラが入っているのか謎である。これは北太平洋での遠洋漁業との関わりがあると思うが、調べる足がかりがない。知り合いの居酒屋のオヤジなんて店を始めて30年を超えるが「昔からタラを入れていたんで、こんなもの聞かれてもこまる」そうな。関東風湯豆腐の謎、教えてくれる人、探しているのだ。

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我が家ではあまりいい豆腐がないときには「ぶわだら」を入れた関東風

市場魚貝類図鑑のマダラへ
http://www.zukan-bouz.com/taraasiro/tara/tara.html


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10月10日のこと

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 終日雨、肌寒い。
 7時過ぎに起きる。本日中にたまっているサイトの改訂を総てやり終えたいと思っていて、朝から心がせく。
 朝食は鶏ささみのかりっと焼き、サンマのさんが焼き、ポテトサラダ、アサリのみそ汁、ご飯。
 午前中は画像の保存とサイトの改訂の準備。改定期を削除。これでブログへの依存度が増す。
 昼食は群馬のマック食品の「お切りこみ」を大根、ニンジン、ネギと汁にする。
 午後はサイトの改訂。「魚貝類を探す旅」を作成。ヘイケガニ科、ヒゲガニ科、種の少ない科などの整理・改訂、ページ作成。
 4時に気晴らしに近所の安い酒屋へ日本酒を買いに出かける。雨のなかでサッカーの練習をする子供ふたり。

 6時になって、夕食の支度。
 サンマの蒲焼き、ツノナガチヒロエビを使ったラザニア、湯豆腐、ご飯。湯豆腐を楽しみながら秋田の「八重壽」。この酒、必ず燗をして飲むべしと思っていたら、今回の本醸造は思ったより切れがいい。地方の酒が飲みやすい酒に変わるのも寂しいもんだな。
 食後、「魚貝類を探す旅」を作成。11時を回っても終わらないままダウン。


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アシナガマメヘイケガニのページを作成
http://www.zukan-bouz.com/kani/sonota/asinagamaruheike.html
ソバガラガニのページを作成
http://www.zukan-bouz.com/kani/sonota/sobagaragani.html

市場魚貝類図鑑掲載種
1672種


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10月9日のこと

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 6時かなと起きあがると7時半になっている。太郎の試合があり、慌ただしく朝食を作る。
 鶏の唐揚げ、マカロニサラダ、インゲン豆の煮物、具だくさんみそ汁、ご飯。
 太郎を送って帰宅が9時半。ブログ、寿司図鑑作成。たつき仕事。
 11時過ぎに近くの大型DIYセンターへ。折り畳み自転車を7980円で購入。16インチの小型のものは1台しかなく色はブルー。名前を姫とつけて「青い稲妻号」とする。
 太郎は1回戦で敗退、迎えに行き、帰宅は0時過ぎ。
 午後からは、たつき仕事、画像の整理、横須賀でのメモをもう一度確認。サイトの改訂記を削除するなどでもう夕方となる。
 夕食は、お切り込みを鍋仕立てにする。この群馬の麺はまことにうまい。大商売ミートの豚肉の味と相まって汁の一滴までむさぼる。肴はサンマの「なめろう」。今回は飛騨高山のやや濃厚な味わいの味噌しかなく、いつもと違って酸味がかった味わいとなったが、これもなかなかうまい。天狗舞を飲みきってしまう。
 食後、画像の整理、サイトの改訂を少し。眠くなって11時前にダウン。


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 いったいこんなに仕入れて大丈夫なんだろうか? 『スーパーイシカワ』の石川榮二さんの仕入れを見ているとビックリする。八角(トクビレ)、サヨリ、トビウオにハマフエフキ、カワハギに白みる(ナミガイ)、青柳(バカガイ)、つぶ(エゾボラ)、スルメイカにホヤも持っていくのかな。後はマグロが2種に、甘エビ(ホッコクアカエビ)の生、カキ、殻付きカキに、見ていてクラクラする種類の多さだ。しかも鮮度的にも魚屋とはとても思えない値段のものを平気で持っていく。
「石川さん、料理屋を始めるのかよ」と寿司屋が笑って言うが、これがほぼ毎日のことなのだ。刺身の種類、少なくて20種、多いと30種類を超える。しかもかなりマニアックな珍魚、たとえば沼津の、でんでん(オオメハタ)、ヒウチダイ、テングダイやツバメウオも出てくる。
 この値段が380円、480円、580円、780円、980円のどれかなんだからおそれ入谷の鬼子母神てなもんだ。ぼうずコンニャクも生活に疲れ果てたときにはスーパーイシカワで刺身の船を2〜3というのが定番になりそうだぞ。

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スーパーイシカワ 八王子市小宮町835番地 電話0426-42-7349


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イトタマガシラ
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市場魚貝類図鑑掲載種数
1670種


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10月8日のこと

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 曇り空、眠いのを我慢して雑木林の階段をクルマに向かう。地面は濡れていてなんだか寂しい土曜日だ。
 八王子魚市場に到着したのは7時半。土曜日としては遅い時間だ。秋田県から見事なアカムツ。天然マダイ、トビウオ、下北のいなだ(ブリの50センチ前後のもの)、キンメダイ、スルメイカ、木更津から小振りのアサリ。

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秋田県船川からのアカムツ。これいったいいくらかな。きっとキロ/4000円以上だろうから、1本1500〜1800円くらい。でも週末の贅沢にはもってこい

 源七には鳥取県柴山からソデイカ(赤いか)。八王子総合卸売協同組合、やまぎしにボラの卵巣。これは神奈川県三浦漁協。マイワシも見事。
 光陽でメンチカツ定食600円、姫はラーメン400円。どうして揚げ物をやめられないのか、後悔は何度でも出来るといういい例かな? 三恵包装でコーヒーやお菓子、清水保商店でラーメン、青森オカムラ食品の「ダイヤサラダ」、これは数の子の辛子マヨネーズ和えですね、と卵豆腐、計600円。ちなみに買いたかったのはラーメンだけだ。八王子綜合卸売センター、大商ミートで豚三枚肉、プレスハム。

 帰宅は8時半。「永六輔の土曜ワイドラジオ東京」を聞きながら昨日の画像やメモの整理。土曜ワイドのゲストは加藤武。小沢昭一とともにもっとも好きな役者。昨日横須賀の中井パン店で買ったシベリアをお茶菓子にラジオに聞き入る。

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中井パン店のシベリアはあんこの部分が太い。でも子供には人気がなく、結局、懐かしい思いとともにお父さんが食べる。当然、渋〜いお茶でね

 お昼になって、眠くなって1時間半ダウン。昨日はほとんどなにもやっていないのに疲れているのは悲しい現実だ。我ながら反省のしようがない。
 昼はサイトの不具合を直し、寿司図鑑2日分作成。こんなことをしていると4時になっている。

 夕食に刺身が食べたいのだけれど、面倒なので八王子市小宮の『スーパーイシカワ』に向かう。多摩大橋に向かう車線は空いているのにもどる車線は渋滞している。店の行き着いて、いちばん奥にある魚売り場に行くと、そのまた奥で石川榮二さんがせっせと刺身を作っている。ケースの中にはすでに28種類の刺身の船があるというのにまだ増えるのだという。まず、あと一個しか残っていなかった、しめさば380円を確保、ホウボウ380円、メバチの中トロ780円の3種にする。支払は1300円。おまけしてくれてありがとう、石川榮二さん。
 夕食は鶏ささみの香味焼き、アボカド入りマカロニサラダ、刺身盛り合わせ、みそ汁、ご飯。刺身をつまみながら天狗舞をちびちびやる。

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これで定価1540円。5人家族で食べても充分だろう。ちなみに、しめさばはあまり遅く行くと残っていませんから、残念!

 食後、画像の整理。本のブログを書いて11時にダウン。

 パキスタンで地震、エアガン乱射事件の犯人が逮捕、へたくそな民主党の答弁、とろくでもないニュースに、のんべんだらりと収穫のない一日だったな。それにしてもエアガンは銃に準じると見なして身分証明書提示と登録を義務づけるべきだ。当然、犯罪歴や銃の改造歴のある人間には売らない持たせないというのも実行すべき。こんなのほぼ総ての国会議員が賛成するだろうから、民主党のつまらない答弁を中止して法改正してほしい。


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mmwxxさんへの返信

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「こわか」ってなんでしょうねmmwxxさん。また「mmwxx」さんというのもなんと読むんですか? さて「こわか」というのは知りません。ぜひ教えてください。「こあか(小あか)」はサルボウのこと「こわた(小腸)」はマンボウの腸のことですが、どっちでもないのですね。知りたいな!


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10月7日のこと

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 朝、4時に起きる。あわただしく雑事をこなし、外出。横須加には7時半に到着。

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横須加東部漁協の沖にあるのが猿島。この周辺でとれるマアジ、カサゴ、ミルクイなどはブランド品となる

 国道16号を新安浦の交差点を折れると横須賀魚市場、そして港に入り東部市場はある。新安浦港、ここは何度か来ている。乗り合い船でねらうのは猿島回りのカサゴかマアジ。内湾なのでのんびりおだやかな釣りをした。
 すでに刺し網の水揚げが始まっていて、カサゴ、ウミタナゴ、スズキ、マコガレイ、ボラ、アカカマス、シログチ、スズキが見て取れる。

 今日ここにきたのは横須賀海上保安部の恵谷さんとメールでのやりとりをして、東部漁港の参事、田中さんを紹介されたため。田中さんは8時に来られて、年間の漁のこと、また昆布、ワカメ養殖のこのなどを懇切にお教えいただいた。
 次に水揚げするまで時間があったので横須加魚市場を覗き、『魚がし食堂 はま蔵』という店で定食を食べる。あまりに線の細い魚河岸らしくない定食にがっかり。

 刺し網の水揚げは低調に思えた。次に水揚げされたのは船曳のアサリである。これが機械の故障で早上がりしてきたというのに300キロを超える水揚げ。これに混ざるのが、「たこっかい(ウチムラサキ)」、ミルクイ。アサリに続いて巻き網の水揚げ。マアジとマイワシ。そしてミルクイの潜水漁である。こちらも大型のものを100キロも水揚げしている。

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潜水漁の名人。大漁の後の一服。

 アサリ、ミルクイはもう一度水揚げするというので周辺をクルマで見て回る。時刻はすでに11時半となっている。まず見つけたのが国道16号線沿いにあるレトロな中井パン店。陳列台をのぞくとシベリヤやロールカステラなどがある。そしてたくさんある調理パン。ハムぱん、カツパン、コロッケパン、ハンバーグパン、チキンカツパンに焼きそばパン。お昼に食べようとチキンカツパン160円とハムパン100円、お土産に山形食パン2きん440円、シベリヤを買う。試食させてもらった食パンがうまい。
 16号線を走ってみるがキリがない。左折して京浜急行の線路際の小道に入る。駅らしきもの(後で県立大学駅であることが判明)を右に見て16号にもどろうとして不思議な外観の店らしき建物を見つける。これが、天ぷら屋であった。建物自体が細長く孤立していて左右が2メートルほど。右手に持ち帰り用の天ぷらが置かれている。この天ぷらがうまそうだ。そして左手の暖簾に立ち食い部とある。時刻はちょうど正午になるときであるが、まだ空腹ではない。でもあんまり面白そうなので入る。ここで穴子の天丼600円。うまかったので正解。

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『天よし』は店も怪しいが、なかで天ぷらを揚げるオヤジはもっとあやしい

 東部漁協にもどりミルクイの水揚げを見て、ウチムラサキを分けてもらい帰途に着く。時刻は1時半、夕方、約束があるので渋滞を考えると葉山しおさい博物館には寄れそうにない。残念だ。帰り道なので田中参事に教えられた柴漁協に立ち寄る。これがなかなか見つからない。たどり着いたら3時を過ぎている。紹介された松沢参事と合い、柴漁協の話を聞く。柴漁協といってもぴんと来ないかも知れないが、ここが築地などでも有名な「小柴」なのだ。
 渋滞の横須加横浜道路、16号線を抜けて約束の5時ぎりぎりに帰宅。よしなしごとを済ませて、6時から画像整理。
 夕食は牛肉とゴボウ昆布ニンジンのすき焼き風、たこっかい(ウチムラサキ)・サザエ焼き、卵チャーハン。
 8時から『鶴瓶の家族に乾杯』を見て9時から画像の整理。11時を過ぎてダウン。疲れたな!


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本みる ミルクイ

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 安いね、「本みる」。今年はなんども仲買と立ち話した。いつもは安くて3000円、高いと5000円以上なんてこともざら。それが今期は2千円代から、驚いたことに千円代に下がることもあった。それでも上物、すなわち型のいいのは値が下がらない。
 このミルクイ、江戸前寿司の代表的なネタなのだけれど東京湾でとれるなんて、しかもたっぷりとれているなんて知らなかった。それで実際にこの目で見るために行ってきましたよ。横須賀市新安浦、横須賀東部漁協へ。そして想像を超える大ミルクイを見せつけられたのでした。これなら総て築地の上物屋に行くのだろう。このことに関しては後ほど魚貝類を探す旅に書くのでお待ちを!
 さて回転寿司や値の安い寿司屋さんではミルクイは使えない。代わって使われるのが値の安いナミガイ。これを市場では「白みる」という。ミルクイがアサリ、ハマグリなどとともにマルスダレガイ目なのに対して「白みる」はオオノガイ目である。そのナミガイは対岸の千葉県内房ではとれても、横須賀では見られない。これも不思議だな。
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ミルクイの詳しい情報へはここから!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/mirukui.html
「白みる」、ナミガイの情報はここから!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/oonogai/namigai.html


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10月6日のこと

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 雨上がりの朝はやや肌寒い。でもこれは9月のようではないか? テレビや新聞では天皇家紀宮の結納金の話で持ちきりである。関係ないけど、ついつい見てしまう。
 朝食は、竹輪の天ぷら、納豆、具だくさんみそ汁、ご飯、常備菜。
 メール・掲示板のチェック、ブログをアップして市場に向かう。
 八王子魚市場、釧路から、なめた(ババガレイ)、青森からウスメバル、そげ(ヒラメの小さなもの)。イボダイ、キンメ、マサバ、ケンサキイカ。八王子綜合卸売センター、高野水産にきれいなサザエ、サンマの大きいのが120円。八王子総合卸売協同組合、丸幸水産に兵庫県浜坂漁港からツバイ。クマゴロウが元気がない。それに反して元気なのが八王子中野の居酒屋『稚内』さん。八王子綜合卸売センター、『市場寿司 たか』は臨時休業で仕方なく握りの撮影を諦める。
 高野水産にいるときに八王子のスーパーイシカワ、石川榮二さんが見てくれというもの。これがエゾバイ科の巻き貝とタマキガイ。多摩川でとれたものであるというが、本人は化石だと思っていないらしい。縄文海進を説明するのは難しいのだ。
 帰宅途中に八王子大和田の農協『ふれあい市場』でしかくまめ、蕪の間引き菜、チンゲンサイ。
 帰宅は10時半。たつき仕事をして11時過ぎによしなし事で豊田駅まで出る。その後、近くの『武富屋』でタマネギ入りのしょうゆラーメン、半ライス。これが日野・八王子の定番なのだ。
 帰宅は1時半。午後はたつき仕事。4時になって眠くなって1時間だけダウン。また5時までパソコンに向かう。
 夕方近くなって、そば米をゆで、サンマに塩を振る。
 6時にさば節の出汁をとり、しかくまめを茹で、チキンカツの下ごしらえ。
 夕食はサンマの塩焼き、チキンカツ、そば米雑炊、ご飯。

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サンマの塩焼きは、このように斜め切りにすると家庭でも焼けるのだ

 食後、画像整理。明日は横須賀に行く。


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つづきさんへの返信

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 ほっきがい(ウバガイ)が九十九里にいるんですか? 知りませんでした。ハマグリとともにとれるんでしょうね。見に行きたいですね。我がサイトの記述も変更改訂しなければ。また東京湾の漁の模様はいかがですか? 明日、天候次第では横須賀東部漁港に見に行くつもりなんです。昆布養殖のことを聞くためでもあるのですが、富津などと比べると生物的には面白いかな?


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10月5日のこと

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 雨。6時前に起きる。
 朝食は豚塩コショウ、太ねぎ焼き、納豆、卵焼き、具だくさんみそ汁、ご飯。
 ブログをアップ、寿司図鑑のネタ選びを終えて外出。雑木林の階段を下るが雨は止んでいる。
 八王子魚市場には8時半。近海にサンマ、カツオ、豆アジ、マアジ、マサバ、タチウオ、子持ちすけそ。特種に筋子、あん肝(キアンコウの肝)、甘えび(ホッコクアカエビ)、ほっき(ウバガイ)、カキパック、殻付きカキ、三陸産のクロアワビ。
 鈴木さんたちがほっき(ウバガイ)を剥いている。
「こっちが北海道産、こっちが千葉かな」
 色の濃いむき身を北海道産、薄のを千葉産と言っているのだ。
「ほっきは千葉じゃとれないよ。茨城県から北」
 こんな話をしているとほっきのむき身を1つくれる。
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上が茨城産、下が北海道産。値段は茨城がキロ/300円、北海道産が800円

 ここでフジイロエゾボラを購入。
 源七では、あんちゃんがタラバガニを茹でている。
 八王子綜合卸売センター、高野水産はややおとなしい。八王子総合卸売協同組合、丸幸水産に産地不明ながら大きなカナガシラ。キロ/2000円で1匹700円ほど。1本購入。
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清水保商店の看板娘はまだまだ現役

『市場寿司 たか』でエチュウバイ、フジイロエゾボラ、キジハタの握りを撮影。キジハタは1日置いても硬すぎる。それでもうまいな。
 帰宅は10時前。メール・掲示板のチェック、ブログを見て、画像整理、そして雑用、よしなしごと。
 昼食は八王子・魚茂のイカの塩辛でお茶漬け。
 1時過ぎに外出。『談志楽屋噺』、何度読んでも面白い。電車の中で読むのはやめた方がいいかも? ということでまた同じ本を二度買ってしまったのだ。
 よしなしごとは8時前に終わりお茶の水駅近くの『龍龍軒』で博多ラーメン。ここのは量がほどよいのがいい。
 帰宅は9時過ぎ。二階堂麦焼酎を2はい。メール・掲示板のチェック。画像の保存を半分し終える。11時過ぎにダウン。


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10月4日のこと

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 曇り。10月に秋雨前線が活発化しているなんてどうかしていないか? すなわち本格的な秋は来ていないのだ。
 朝食は鶏の唐揚げ、スルメイカと大根葉のさらっと炒め、ベカナの卵とじ、アサリのみそ汁、ご飯、生卵。卵がうまくなってきている。
 ブログの日記をアップしてから市場へ。

 八王子魚市場、入った途端に目に入ってきたのは噴火湾沿岸のエゾボラ属の巻き貝。市場でBつぶと言われるもの。フジイロエゾボラ、エゾボラモドキだと思うが、ますます同定に自信がなくなる。ダイちゃんのところに岩手県宮古市からサンマ。まだまだ北海道産は入荷しているが徐々に三陸ものが増えてくるはずだ。また値段も安定してきて「安すぎる」ということはない。
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 中国からの、あんきも(キアンコウの肝臓)。カツオ、タチウオ、ホッコクアカエビにアカムツなど、またアワビがあるものの高い。八王子綜合卸売センター、高野水産には活けのキジハタ、福島県からエゾイシカゲガイ。当然購入。八王子総合卸売協同組合、丸幸水産に千葉県鴨川市の定置網に入った本鮪(クロマグロ)。
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これうまそうで、買ってしまおうか迷った。七尾湾の生産者の名前入りがいい

 どの店でもカツオが安くキロ/300円なんていうのもある。3キロ級で1000円である。
『市場寿司 たか』でエゾイシカゲガイの握り、キジハタは卸して明日握ることにする。
 帰宅途中に旗野農園に立ち寄る。ちょうど一本ねぎ(太ねぎ)の取り入れ中。小松菜、太ねぎ、ゴボウを購入。
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太ねぎは種をまいて収穫までの機関が長い。そのわりに安いのが不思議だ

 午前中は雑用、画像の整理、寿司図鑑作成・アップ。
 八王子、魚茂のイカの塩辛でお茶漬け。正午過ぎに外出する。
 鈍色の空に湿度の高いせいか景色のコントラストが強い。中央線では熟睡。神田川の緑でお茶の水到着を知る。
 雑用は8時半まで。午後、雑用がとぎれて湘南堂、とかち書房を回る。岡本綺堂、立川談志、茂出木心護の本を購入。
 夕食は駿河台『ラーメン 味一番』のニラレバライス。
 帰宅は10時前。二階堂麦焼酎をやりながらニュースを見る。国会答弁を見ていて民主党の代議士のバカさ加減にあきれる。民主党に関しては期待しているだけにこのような愚かな答弁を見ているのが不愉快になる。「ガリレオを今更出すなよバカ野郎」。小泉純一郎が喜ぶだけだろ! しかし社会保険庁も国土交通省も道路公団もお縄つきを出さないままに結局悪いことやりたい放題で「合法」という吐き気のするような免罪符をかかげて逃げ切るのだ。また国家公務員の整理も必要だが、いちばん無駄が多いのは地方公務員だと思うのだがどうだろう。田舎に行くと地方の有力者の子供達が役場や市役所に入っていて、土地では絶対に得られない高収入を手にしているのだ。福祉や老人問題が解決されない、また自然破壊を止められないのもこの大無駄遣いのせいだ、間違いない。


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 市場ではロケットなんて言う。外套(以下で胴体というところ)の長さだけで1メートルにもなる大イカ。沖縄など熱帯から暖流にのり日本海を秋に北上する。とこによっては「赤いか」、「たるいか」なんて呼ばれている。
 これをおろすのが大変! ベテランの、よしさんが身の丈と変わらぬイカと格闘するのも面白い。相模原の千福寿司さんがかたわらで笑いながら、「こりゃ変わったイカだよね。冷凍しなきゃうまくないんだからね」と話す。まさにその通りでこの大いかを仕入れると適当な大きさに切り、すぐに冷凍してときどきに使うのだ。その分厚い切り身を薄く切って食べるとほどほどに甘みがありうまいぞ。
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八王子総合卸売協同組合、『やまぎし』の、よしさんは激安市場で人気者

ソデイカのページへは
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/tutuika/sodeika.html


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10月3日のこと

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 曇り、やや蒸し暑い。太郎が発熱しており朝からてんやわんや。
 朝食はシイタケとちくわの煮しめ、大商ミートの豚もも肉の塩コショウ焼き、キャベツとニンジンの千切り、エノキタケと貝割れ菜のみそ汁、ご飯。
 ブログを書いて市場に。八王子魚市場には8時半。三河湾から大量の豆あじ(4〜5センチのマアジ)、鹿児島からキビナゴ。キンメ、養殖ダイ、カンパチ。下北半途からいなだ(2キロくらいある。関東で言う「わらさ」)。

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青森から来るブリ(2キロ前後)はこれから冬にかけて南下するもの。北の海でエサを荒食いしている。青森のブリはうまいよ

 源七に回ると前の丸八水産の鮮魚部がガランと開いている。丸八水産はどちらかというと閉鎖的な性格の店長で、しかも品揃えも手堅く面白みがない。あまりつき合いはないものの暗い空間が出来てしまうのは寂しいものだ。
 源七のあんちゃんにアカガイの状況を聞く。「どうも最近よくねえんだよな」とのこと。アカガイを剥いて40年というあんちゃんである、産卵からこのかた、アカガイが不安定なのは剥いていてわかるのだ。

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アカガイの良し悪しは剥いていてもわかるのだという

 八王子綜合卸売センター、高野水産に沼津からの魚がどっときている、赤えび(ツノナガチヒロエビ)、ボタンエビ、アカザエビ、アカムツにアオメエソ(めひかり)、ヨロイイタチウオ(ひげだら)。市場の休日明けは高野水産に沼津の魚が来ている。東京では珍しい駿河湾の地魚、値段も安いのでもっと注目されてもいいかな? 

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沼津から来た荷にキアマダイが混ざっていた。これ意外に手に入らない魚

 大分からコロダイがきていて値段もキロ/1000円と安い。これは箱に詰められた魚の大きさにバラツキがあるから値がつかなかっただけだろう。八王子総合卸売協同組合、丸幸水産に小いさき(イサキ)キロ/500円。コロダイと小いさきを持って『市場寿司 たか』に。
 たかさんに大急ぎで握ってもらって撮影。ともにうまいが、なんと小いさき(イサキ)の方がいい。
 三恵包装で「お〜いお茶」500ミリリットル68円、カルピスウォーター56円、缶コーヒー46円を購入。藤原商店でバームクーヘン、のど飴。ビックリ屋でバナナ250円(重い)。市場前のリカーキングでアクエリアス2リットル2本。
 帰宅は10時。メール・掲示板のチェック。ブログ、寿司図鑑作成、画像整理。
 正午過ぎに外出。中央線では『魚の卵のはなし』(平井明夫 成山堂)を読む。この本、少々内容が簡略化されすぎているが面白い。
 よしなしごと、午前1時まで。タクシーはガラガラの中央フリーウェイを時速100キロを超える速度でぶっ飛ばし、豊田駅に着いたら小雨。とぼとぼと濡れて自転車で帰宅。
 掲示板・ブログのチェック、メールを読んで午前2時過ぎにダウン。


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 市場(八王子総合卸売協同組合)を歩いていたら丸幸水産に小イサキが置いてあった。クマ五郎に聞いても産地は知らないといので産地不明の小イサキである。この小イサキを買っていく寿司屋は達人間違いなし。キロ/500円なので1匹50円ほど。片身1かんなので1キロで20かんの握りができるのだ。
 でも小さいんだから脂もないだろうとお思いかも知れない。あにはからんや、脂は皮下にたっぷりあり、旨味もあって食べる人に無情の喜びをくれること必至。

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市場魚貝類図鑑 小イサキの寿司へはここから!
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10月2日のこと

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 朝方6時、素晴らしい秋空が広がっている。そして気温はどんどん上がり、昼にはエアコンをつけることになる。
 早朝から姫を送り出したり、熱を出した太郎のために飲み物を買いに行ったり慌ただしい。それで朝食は急遽おむすびとなる。みそ汁も作れない慌ただしい朝だ。
 午前中は風邪引きの子供達のためにてんやわんや。少しだけサイトの改訂。「本のページ」をブログにするか悩む。
 画像は未整理のものはほとんどなくなり、午前中に整理・保存が終了した。1週間でハードディスク2ギガを減らす。
 午前10時になり、野菜を買いに八王子大和田の「ふれあい市場」に出かける。べかな、きゅうり、にんじん、しいたけ、だいこん、産み立ての卵を購入。

 昼食は群馬県の製麺屋がつくっている「お切りこみ」。「お切りこみ」は群馬の郷土料理で言うなれば平たく幅の広いうどん。この蒸し麺が便利でうまいのだ。あっさりとしたさば節のだしに、ネギだけ。風邪引きがいる家庭では便利極まりない。

 午後からは少し居眠りをする。テレビ東京の「なんでも鑑定団」を見ていて、李朝の壷が出ている。「高いだろうな」と思っていると眠ってしまっていた。そして気づいたら2時。気温が高いのか大汗をかいている。
 サイトの改訂を初めて、やはりサイト内の改訂を繰り返す部分をブログ化すべしと決定。変なフレーズが浮かんだので、テキストに打っておく。これは仮眠中に宮沢賢治と会う夢を見てしまったため。夢の中の賢治は「月夜の電信柱」のようにただただ歩いていくのだ。

 夕方になって風邪引きの子供達も落ち着いてきた。お腹がすいたとも言う。じゃがいもや鶏肉など子供向きの料理を作ろうと、鶏肉の下ごしらえをする。
 夕食はじゃがいも・にんじん・だいこん・鶏肉の中華風煮込み、締めさば、船場汁。締めさばを肴に糸魚川市の「加賀の井」純米酒。この酒飲みやすく、危険。

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中華風煮込みを入れた皿は高知県須崎市の小坂明さん作。まことに使いよく、盛り込んだ料理が美しく映える

 食後、ぼんやりする。この休みはなんらまとまったことをしていない。不愉快なくらい自分が嫌いになる。
 結局「本のページ」をブログ化。
 サイトの改訂をして11時にはダウン。


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 秋ですね、サバがうまいし、安いし、その上、酒もうまい。マサバはうまくなって作るのが「サバのみそ煮」。これが「買うことはあるが(どうやって買うの)、作ることはない」って言う人がいる。スーパーなどでは売っているんだろうか? でもきっと自分で作ったほうがうまいんじゃないかな? といって我がサイトにみそ煮の作り方をのせることにした。
 今回のみそ煮は旬のマサバを使ったときの作り方。

市場魚貝類図鑑
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市場魚貝類図鑑 副読本
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/dokuhon/mokuji.html
さばのみそ煮の作り方01
http://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/dokuhon/sakanaryouri/sabamisoni01.html


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10月1日のこと

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 眠りに落ちた途端に朝が来て、習慣とは怖ろしいもので6時に目覚めてしまう。睡眠時間は2時間以下、疲れはまったく感じない。姫を起こして市場に向かう。八王子魚市場には7時に到着。
 サンマ、養殖マダイ、養殖ブリ(はまち)、養殖カンパチ、甘エビ(ホッコクアカエビ)、活けのクルマエビ、いなだ(ブリの幼魚)、サバ、マイワシ、サザエにばち(サトウガイ)、クロアワビに、まつぶ(エゾボラ)とあり、白みる(ナミガイ)を見て源七にもどる。すなわちなにも引っかかるものがないのだ。源七にもあまりめぼしいものはなく、八王子綜合卸売センターに回る。ケン水産にマサバ、イワシクジラ、マアジ、パックの向きガキがあり。今日はここでサバかなと考えて、八王子総合卸売協同組合の光陽にくる。
 姫はラーメン、モツ煮込み定食を注文。どうもいつもより言葉数が少ない姫のおでこを触ると熱い。ラーメンが食べられないというので半分食べてやる。「食い過ぎだ」。
 バッタ屋の『三恵包装』でお菓子、『日本堂』で新米の「ふさおとめ」を購入して八王子綜合卸売センターにもどる。『大商ミート』で豚肉を見ると店長が「これがいいよ」ともも肉を見せてくれる。なにしろ豚肉の専門店でいいというのだから豚もも肉、鶏もも肉。『ケン水産』でマサバ1本250円(これは安い)を2本、イワシクジラ750円分、カキパック1個を買う。
 帰宅は8時過ぎ。身体は疲れているのに眠れない。メール・掲示板のチェック、寿司図鑑のネタ選び、ブログの更新をして10時近くなる。
 仕方なく『永六輔の土曜ワイドラジオ東京』を聞きながら三千盛本醸造を1ぱいだけ飲む。これでも眠れないのだ。ほんの30分でも眠れるといいのに。
 仕方なくブログの編集を試みる。「カテゴリー」というのがあり、どうやって作ればいいのかわからなかったのだ。こんなことをしていて気がつくと3時である。メールには高知市の永野さんから素晴らしいコハダ漁の模様が入っていたり、千葉の海人つづきさんからの甲殻類を見たり、まったくとりとめがない。

 3時過ぎになりお散歩がてら近所の巨大なスーパーに「大山豆腐」を買いに出る。なぜか熱がある姫がついてきて、じっくり見て回ろうとした鮮魚売り場が回れない。でもスーパーの鮮魚売り場、刺身や加工品の充実はすごい。
 帰宅してサバのみそ煮のための下ごしらえ。
 5時半まで画像の整理。

 夕方、サバのみそ煮、イワシクジラの刺身、かき酢、メジマグロの唐揚げ、うどんだしをとり「お切り込み」の鍋仕立てを作る。
 サバのみそ煮がうますぎる。熱がある姫がみそ煮のみそをなめている。久しぶりに晩酌を過ごす。
 テレビを見たり、本を読んだりして11時にダウン。


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 阪神タイガースというのも不思議な球団だ。だいたい例年、弱い球団の代表格であったり、その割にズドーンと強くなったり。「これがいちばん困りますね」といいながらも関西人は、阪神のミラクルな優勝を願い、また「強すぎたら、大阪人はゆるさへんで」なんて矛盾することを平気で言うのもおもろ過ぎ。
 さて水産会、また魚貝類にも阪神タイガースはいるのか? と聞かれるといるんですね。明日は甲殻類のことを書きますが、本日は魚。名をカゴカキダイと言うんです。
 普段は磯回りで派手なんだけど目立たない存在。それが秋になると、どっと力を発揮します。私的には黄と白の縞模様、とぼけた顔なんて岡田監督みたいですね。まさに阪神そのもの。 
 魚会の隠し球とでも申しましょうか? しるべの『市場寿司 たか』の渡辺隆之さんなんて正当寿司職人なのにノックアウトされるくらいにうまいというんです。この旨さを表現すると旨味・濃厚な脂にあるとしか言いようがありません。寿司ネタにして絶句するほどうまい。それがカゴカキダイです。

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市場魚貝類図鑑 寿司図鑑のカゴカキダイへ
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市場魚貝類図鑑へは
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 ハタハタが市場に入荷してくるのは晩夏から秋口。そして10月ともなると山陰は鳥取県、兵庫県などからまとまった入荷が始まるのだ。ハタハタは真冬の魚であると思われている。しかしこれはハタハタの産地が秋田県、山形県など日本海でも北にある地での話。山陰から始まって石川県などでは秋から冬にかけてが最盛期だと思われる。また食べていちばんうまいのも卵巣の成熟度がすすみ過ぎていない晩秋だと考えている。
 秋田県の人は「ぶりこ」、すなわちハタハタの成熟した卵巣のぷちぷち、またぶちぶちした食感を楽しみ、中のエキスを吸い込んで硬い卵膜を吐き出すのだという。これも何とも言えずうまそうではあるが、まだ未成熟の卵巣の濃厚な旨さには負けないだろうか? ちなみにこの時期ならメスの身もまだまだうまいのだ。

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今年もまた鳥取県網代港のハタハタが入荷してきた。山陰でハタハタがたくさんとれることを知る人は少ないのではないか?
昔、鳥取市を散策していて食べた「はたはた寿司」。「鳥取でハタハタ」とは当時、唐突に感じましたが駅からほんの少し歩いたところにあった「はたはた寿司」は棒ずしであり、中に芥子の実が入っていましたね。懐かしい。

市場魚貝類図鑑のハタハタへは
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9月30日のこと

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 晴れ。清々しい、秋らしい日。早朝からテレビでは阪神タイガースの優勝のニュース。
 昨日来の目眩はやまない。これも太りすぎのせいだろうな。
 朝食は豚肉塩コショウ焼き、キャベツの千切り、ジンケンエビとキュウリの酢の物、小松菜のお浸し、アサリのみそ汁、ご飯。源七で購入した小振りのアサリがうまい。なにより身がはじけて出てくるほどに膨らんでいる。
 目眩がとれてきて「えいや!」っと市場に向かう。八王子魚市場には8時半。鈴木さんのところにエゾボラモドキ。産地がわからないので買えない。石川からバイ。サンマは値が落ち着いてきてほとんどの魚屋が持っていく。源七にビックリするほど脂がのっていて大きなマイワシが来ている。これは船橋産、すなわち東京湾のもの。「船橋の市場に9キロ入っただけだかんね。ほら見ろ、(箱の横に3キロとある9」あんまり自慢するので値段は聞かなかった。八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともにめぼしいものが少ない。高野水産にツバメウオとユウダチタカノハ。香川県からどうしてユウダチタカノハがくるのだろう。
 帰宅は9時半。寿司図鑑をアップ。30分ほど横になり、病院へ。診察を受けて薬を受け取るとどっと疲れてしまう。
 お切り込みで昼食。また少し休んでメール・掲示板の返信。1時半に外出。
 中央線で熟睡。よしなしごとをやりとげると、1時半、帰宅は2時過ぎ。3時過ぎにダウン。


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