眠くて、眠くて、結局、7時少し前に起きる。メール・掲示板のチェック。すぐに外出。
八王子魚市場、もう荷は揃っているが、やはり土曜日なので基本的なものしか持ってきていない。源七の前には大量のツメタガイ。2個だけアカニシが混ざっている。社長が「『ちべたがい』見たか」というのでアカニシ2個いただく。
八王子綜合卸売センター、ケン水産に1本480円のマサバ。高野水産には八戸かたキチジ(きんき)が来ていて大小混じりなのでキロ/2500円。また福島県浪江町請戸からの荷が多い。
八戸『マル源』からのキチジ
八王子綜合卸売センター、『光陽』で朝定食500円。目玉焼き2個分、キャベツの千切り、納豆、お新香、ワカメのみそ汁、ご飯。
帰宅は9時前。すぐに雑事にとりかかる。終了は正午過ぎ。
肉まんをひとつ食べて外出。
近所の自転車屋でタイヤの交換5250円。そのまま西へ西へと走る。北大通りの入り口、中華の『萬豚記』横の『まつおか書店』に立ち寄り、古本を漁る。品揃えが少なく、結局、吉田健一の『旅の時間』500円。そのまま西に走って裏道を抜けて甲州街道に出る。暮れに向けて賑やかに装いを変えた『荒井呉服店』(ここは松任谷由美の実家)の前を通り過ぎて銀行に。そしてまた西へ、風がびゅんびゅん吹いてきて自転車のペダルが重い。それでも肥満予防(もう肥満している)のためなのでめいっぱいペダルをこぐ。甲州街道の北側を走りつくと追分けに行き着くが、ここで自転車は対岸へは渡れないのが判明。南側に渡り、またまた西へ。イチョウの黄葉が素晴らしい。天に燃え立つような勢いを感じる。そして木の下では盛んに銀杏を拾う人多数。その臭いの長閑なこと鄙の畑地を思わせる。
並木町に入ったところで手頃なラーメン屋を探すが、店名に惹かれない。だいたい『ラーメンショップ』とか、ただただ『ラーメン屋』というのは命名した人の脳の構造がわからない。町田街道の手前で『つるや食堂』というのを見つけて入る。ここは街の中華料理屋。ラーメンはなかなかの味。
町田街道を越えてまたまたそれでも西へどこまで走れるのか? 強風に舞うのは黄色いイチョウの葉、そしてつんとくる銀杏の臭い。疲れを感じたのは中央線高尾駅を越えたところ。
高尾駅入り口を越えて古めかしい見事な造りの魚屋を見つけて「締め鯖ありますか?」と聞くと「冷凍してあるものならありますよ」という。ここは市販の締め鯖を切って売っているのだ。
少し西にに走り、限界を感じて北側に渡る。『有喜堂支店』で吹雪き90円2個、みそまんじゅう100円2個、蒸しまんじゅう100円2個を購入。この店、まことに普通の和菓子屋であって、取り立ててなんの取り得もないのだけれど、あんこの味がいいのだ。帰りは下り坂。どんどん下って並木町に来てから一本裏通りに入る。この広くて静かな道には古い屋敷が何軒かあり、ただただ静か。
木枯らし一号が吹くイチョウ並木にサバの干物
また甲州街道に出ると目の前が『魚茂』。店の前でサバの干物を干している。この茂さんっちは八王子にあって干物を名物にする。そして、当然だが干物は絶品。店に入ると茂じいさんと、潮さんが向かえてくれる。茂じいさんは確か90歳をとうに過ぎている。茂さんのところでこはだ(コノシロの幼魚)500円、締め鯖480円、そしてマイワシの開き。マイワシの開きはおまけ。
茂じいさんは八王子でも有名な干物名人
千人町に来て、中央図書館、フレンチのモンさん(モンモランシー)の前を過ぎる。
そんなときに海坊主に出合う。「なんだ店はここかよ」というと「お前、なにしてる」。
「今年中に店はやめるの。オリゃ新しいことやりたくなったんだ」。
ツルツルの禿頭をなでながら真面目な顔で海坊主がそんなことを言うのだった。
そのまま北側を追分けに行き着くとまたま甲州街道を真っすぐにた対岸に渡れない。仕方なく元本郷町に渡り、迂回して八木町に渡り、甲州街道にもどる。すぐに南側に渡り、古いコンニャク屋を越えたところで裏通りに入る。そして目指すは中村のピーナッツ。香ばしい店内で殻つきピーナッツ1袋500円。曲がり曲がって再び甲州街道へ。すぐに北に渡り、北大通りも渡り元横山町、久しぶりに『中嶋豆腐店』で木綿豆腐130円を2ちょう。浅川土手に上がって4時前に帰宅。
シャワーを浴びると眠くなって1時間だけダウン。6時半まで雑事の最終チェック。
夕食はスリナムのエビのしゃぶしゃぶ、豆腐や野菜、『魚茂』のマイワシの開き、鶏てば唐揚げ、ご飯。エビのしゃぶしゃぶ、うま〜い。
スリナムのエビ、剥くと赤い。それで「スカーレットシュリンプ」だ
食後、中村のピーナッツで焼酎。そして画像整理、雑事。11時にはダウン。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/